勉強カフェを運営する株式会社ARIA 荒井浩介さんにインタビューしました。

株式会社ARIA|荒井浩介さん

あなたの人生を勉強でもっと楽しくする

こんにちは!TCDインタビュー編集部です。今回は、第3回目!
大人になっても学びを楽しんでほしい!人生を楽しくする勉強をモットーに『勉強+カフェ』の融合に目をつけて事業展開をされている株式会社ARIAの荒井浩介さんにインタビュー!塾でも自習室でもない『勉強カフェ』という形態について、その事業に対する想いと展望を聞かせていただきました。

– 自己紹介をお願いします

大阪で株式会社ARIAを経営している荒井と申します。主要事業として、自習室にコミュニティ要素を加えた「勉強カフェ」を梅田、本町にて運営を行っています。

– 荒井さんはどういう経緯で勉強カフェを始められたのでしょうか

もともと、製薬会社で営業をしており、完全なる文系で薬剤知識がなく、勉強するための場所としてカフェを使っている時期がありました。その時に、周りを見渡すと同じように勉強している人がいる。もしかして、勉強できるカフェを作れば、同じように場所に困っている人を救えるんじゃないか、と思い立ったのがきっかけでした。さらに、そこに通う向上心の高い人同士が知り合うきっかけがあったらより面白いだろうな、と今実際に行っていることを想定して、起業をしようとしました。
色々調べていると、全く同じ想いで既に立ち上げている人がいて、それが現在株式会社ブックマークスの山村さんという人だったんです。たまらず、メンバーに加えさせてください!と飛んで行きました。
そこから、東京で一緒にメンバーとして運営をさせてもらい、経験を積み、2014年には独立して大阪での勉強カフェを行うために会社を立ち上げた。というのがはじまりです。

– 「勉強カフェ」というサービスの特徴を教えてください

従来の自習室は、机と椅子があり、無音という前提がありました。しかし、勉強カフェはあえて音楽を流し、リラックスしたカフェムードで集中して勉強を行うことができます。そこに集うのはほとんどが社会人ですが、その中でのコミュニティづくりを支援しています。定期的な交流会を通じて、勉強仲間と知り合うきっかけがあったり、勉強会を開催するなど、学んだことをアウトプットする機会があります。
快適な勉強環境は大前提で、学びを大切にする大人たちが、たくさんの同じ志を持つ大人と触れ合えるための場所です。

コミュニティをプラスすることで大きく広がる
時代にマッチした勉強の価値

– 「あなたの人生を勉強で、もっと楽しくする。」というフレーズに込められた想いなど聞かせてください

勉強、ってどういうイメージですかね?結構堅苦しい感じでしょうか。
僕は、勉強は人生を楽しくするための最大のきっかけになると考えていて、実際にそうなんです。勉強すると、まず様々な視点が広がる。そこから話題が増えて、たくさんの人と仲良くなれる。また、ジャンルは違えど、向上心を持って勉強する人同士は、仲良くなりやすい。つまり、向上心を軸に出会いを増やせる。出会いって、人生の楽しみの醍醐味だと思うんですね。しかも、仕事にも良い影響が出て、勉強するって今後の人生を楽しくさせるためのきっかけだらけなんです。
だから、勉強のイメージを変えたい。人生を楽しくするためのものなんだよ、と、勉強カフェから発信していきたい、という思いですね。

– スタッフのアットホームな雰囲気と利用者さんの居心地の良さが伝わってきますが、そのあたりが勉強の成果に影響するところなのでしょうか

実際に、勉強がはかどるきっかけになっている、という声を頂戴する機会があります。自習室だと、ひたすら勉強をして帰る、というだけですが、勉強カフェにはスタッフがいて、そこには自然とコミュニケーションが発生します。それが、合間の適度な休憩になっていて、「(勉強に)疲れない」という感想もいただいたりします。
また、コミュニケーションをとるだけでなく会員様との間に入り、会員さま同士をご紹介させてもらっています。そこで、新たなつながりが生まれ、それ自体も刺激にもなり、学びにも繋がると私たちは考えています。世代も職種も様々であり、かつ利害関係もない学びを通じた出会いというのは勉強カフェならではで、切磋琢磨できる、という意味でも勉強の成果につながっているところもあります。

– コミュニティがあるから(学生の)勉強だけではなく大人の学び「速読」「英語」「恋愛」もサポートできているんですね!

「勉強カフェ」という名前は、どうしても最初に学生が使う場所なのではないか、と想像されるケースがよくあるのですが、実際は大人向け、社会人向けにサービスを作っています。大人の学びには、学生時代のように、数学、社会、理科、と誰かが学ぶことを決めてくれるわけではありません。それは、逆に言えば自由であるということです。その人の知的向上心に基づくものであり、例えばもっと本を速く読めるようになりたい、これについて知識を取得していくことは、その人にとって学びなのです。
また、僕らは「様々な学び」がある、ということを提案していきたいとも考えています。「恋愛」をコミュニケーションと捉えれば、それは立派な学びです。一般的な机の上でカリカリやるような、学生時代のイメージに捉われず、今後の人生100年時代に対応できるように。学びが楽しくなり人生の充実感を高め、そこに集う人がつながれて学び合えるような空間を目指していきたいと考えています。

サービスの一部として必要不可欠なホームページ
TCDにはすごく助けられています

– TCDを使っていただきありがとうございます。TCDを知ったきっかけを教えてください

もともと無料のブログサービスを使っていたのですが、本格的に始めるようになり、Wordpressで良いテーマはないかな?と探していたところ…勉強カフェのスタッフにWordpressに詳しい人がいて、その人にものすごいオススメされたのがTCDでした。

– 実際にTCDを使ってみてよかったことを教えてください

まず、デザインがいい。用途に応じて、様々に用意されたテーマの中から、自分のイメージに合わせて、選べること。また、全部で4テーマほど購入させてもらいましたが、マニュアルもわかりやすいし、編集画面も工夫されていて、全て使いやすかったです。そして、一番助かったのは、テーマを購入してから使い方がわからない時に、サポートの方に丁寧に対応いただいたこと。時には少し難しそうなお願いもしてしまうこともありましたが、その時も毎回スタッフの方が丁寧に対応くださったのが本当に感謝です。おかげで、教えてもらいながら、自分でも構造を理解できるようになりました。

– 「勉強カフェ」さんにとってホームページに求める役割は何でしょうか

普通のカフェと違って、勉強カフェに初めて来てくださる方は、9割がネットを見てきてくださるんですね。なので、HPの役割は、勉強カフェ体験の入り口であり、この印象で実際に見に来てもらえるかが決まってしまうので、ものすごく大きな役割です。また、新規の人だけでなく、既存の方向けに、イベントの情報を表示しているので、サービスの中で何度も訪れていただくことになります。よって、HPも勉強カフェの一部であると考えています。

– 最後に「勉強カフェ」の展望を教えていただいても良いでしょうか

「LEARNING NEVER ENDS」というテーマを、勉強カフェ全体で掲げています。大人になっても、学びを続け、学びを楽しむ人がいる。そういう人の集う先のファーストチョイスになり、最もふさわしい場所にして、日本社会に根付くような学びのインフラを目指していきます。
しかし、勉強カフェはまだ周知されていません。1人でも多くの方に知ってもらえるように、「勉強カフェ」というものの価値をしっかりとPRしていきたいと考えています。

編集後記

「勉強カフェ」という事業の想いをしっかりと伝える為にSwitchをご活用いただいています。ホームページも「勉強カフェ」の一部という言葉がとても印象に残っています。きっと、その言葉は使いこなしていただいているからこそ。TCDをこれからも「勉強カフェ」の戦力として活用いただけると嬉しく思います。世代も職種も越えて学びを通じた出会いまでを提供する「勉強カフェ」今後の事業展開も注目です。

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