WordPressのプラグインを活用すれば、クックパッドやクラシルのようなレシピサイトを構築できます。
プログラミングの知識がなくてもレシピサイトを構築できるため、フードブロガーや料理人の方にも手軽に始められるのがメリットです。
本記事ではWordPressでおすすめのレシピプラグインを5つに厳選して紹介します。
レシピサイトやデモサイトも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
WordPressのレシピプラグインとは
WordPressのレシピプラグインは、料理のレシピを作成するのに最適な機能を備えています。
- 分量や栄養価の表示
- 印刷機能
- シェアボタン
- レビュー
- お気に入り登録
上記のような機能を簡単に実装できるのが特徴です。
また、ギャラリー機能が追加できるため、複数の料理の写真をきれいに表示できます。プラグインを追加して設定を行うだけでレシピサイトが構築できるのは、WordPressならではのメリットです。
料理の手順や調理方法などを魅力的に伝えたい方は、レシピプラグインを活用してみてください。
おすすめのWordPressレシピプラグイン5選
プラグイン | 料金 | 無料プラン |
Delicious Recipes | 年49ドル | ◯ |
Recipe Card Blocks | 年59ドル | ◯ |
Zip_Recipes | 年39ドル | ◯ |
WP Recipe Maker | 年49ドル | ◯ |
Cooked | 年39ドル | ◯ |
Delicious Recipes
Delicious Recipesは、無料から利用できるレシピプラグインです。
プラグインをインストールすると、専用のレシピ作成画面が追加されます。年間49ドルの有料プランもありますが、無料プランでも高機能なのが魅力です。栄養成分の表示やシェアボタンなどが利用できます。
食材や料理のジャンルによってレシピの並び替えも可能です。
残念なのはDelicious Recipesはクラシックエディターで動作しないこと。また、専用のエディタでレシピブロックを作成した後、WordPressの投稿画面に追加するため、若干の手間が発生します。
とはいえ、無料で使えるレシピプラグインとしては非常に優秀です。
見栄えの整ったレシピサイトを作りたい方は、一度試してみると良いでしょう。
Delicious Recipesの特徴:
- 栄養成分表
- 分量の調整が可能
- ユーザーの評価
- お気に入り登録
- シェアボタン
Recipe Card Block
Recipe Card Blockは、ブロックエディターで動作するレシピプラグインです。
編集画面で必要な情報を入力するだけで、見栄えの良いレシピページが完成します。レシピカード内に動画を設置できるのもポイント。ユーザーにとって分かりやすいレシピサイトを作成できるでしょう。
レシピの作成は、WordPressのブロックエディタ上で完結できるため、効率的に編集可能です。
しかし、クラシックエディターには対応していないため、テーマによっては機能をフルに使えないデメリットがあります。
元々ブロックエディターを使っていた方は、ストレスなくレシピサイトを構築できるでしょう。
Recipe Card Blockの特徴:
- 分量の調整が可能
- ユーザーの評価
- レシピカード内に動画を設置可能
- 専用のレシピウィジェット
- シェアボタン
Zip Recipes
Zip Recipesは、プレビューをリアルタイムに確認しながら編集できるレシピプラグインです。
6つのレシピテンプレートが用意されているため、はじめて利用する方にも使いやすい仕様になっています。レシピ自体は専用のエディターで作成した後、ショートコードでWordPressに設置する仕組みです。
全ての機能が使える有料プランは年39ドルと低価格なので、コストをかけずにレシピサイトを構築したい方に最適と言えるでしょう。
Zip Recipesの特徴:
- リアルタイムでプレビューできるエディター
- 6つのレシピテンプレート
- 絞り込み検索機能
- ユーザーの評価
- シェアボタン
WP Recipe Maker
WP Recipe Makerは、無料から使える高機能なレシピプラグインです。
ブロックエディターだけでなく、クラシックエディターでも動作するのもポイント。使い慣れたクラシックエディターでレシピを作成できます。無料版でも十分なほど高機能なのもメリットです。
WP Recipe Makerはサイト運営者だけでなく、ユーザーがレシピを作成したり、投稿できる機能も備えています。
クックパッド的なサイトを作りたい方にとっては、非常に便利なプラグインと言えるでしょう。
WP Recipe Makerの特徴:
- ブロックエディターとクラシックエディターの両方で動作
- 単位の調整が可能
- ユーザーがレシピを作成できる
- レビュー
- シェアボタン
Cooked
Cookedは、ドラッグ&ドロップで直感的にレシピを作成できるプラグインです。
ワンクリックで印刷ができる機能や調理タイマーの設置にも対応。ユーザーにとって便利な機能が充実している印象です。検索や並び替え機能が優秀なので、大規模なレシピサイトにも使えます。
ユーザーごとに分量を増減できるサービングスイッチャーも秀逸です。自動的に材料の分量を計算して表示してくれます。
Cookedの特徴:
- 栄養成分表示
- 印刷機能
- ドラッグ&ドロップエディター
- 検索と並べ替えオプション
- お気に入り
参考になる人気のレシピサイト
レシピサイトとして参考になるサイトを3つ紹介します。
- cookpad(クックパッド)
- Kurashiru(クラシル)
- おいしい健康
cookpad(クックパッド)
cookpad(クックパッド)は、国内最大級のレシピ共有サービスです。
ユーザーが自分のレシピを公開できる仕組みになっており、プロの料理人だけでなく主婦の方の料理も参考になります。
レシピに対してレビューやコメントをすることも可能で、ユーザー同士が交流できるのも特徴です。
クリスマスやお弁当など、シーン別でレシピを表示できるのもポイント。
ユーザーフレンドリーで、使いやすいレシピサイトになっています。
Kurashiru(クラシル)
Kurashiru(クラシル)は、Delyが運営する料理レシピの動画サイトです。
テキストだけでなく動画でレシピを確認できるのが最大の特徴。作り方をリアルタイムで確認しながら調理できます。プロのクリエイターによって作られているため、コンテンツの質も高いです。
和食、養殖、中華、エスニックなど、多ジャンルのレシピが掲載されているのもポイント。
はじめて料理に挑戦する人にとっても、馴染みやすいレシピサイトになっています。
おいしい健康
おいしい健康は、AIによる献立作りができるレシピサイトです。
生活習慣病や妊娠中など、悩み別に専門家が考案したレシピを参考にできます。管理栄養士によるレシピの数は1万品を超えており、気分や目的に合わせて最適な献立を提案してくれるのが特徴です。
有料会員になると、レシピだけでなくコンテンツの閲覧や献立作りのサポートなども受けられます。
健康志向の方にとってはメリットの多いレシピサイトです。
WordPressのレシピプラグインを使う際の注意点
WordPressのレシピプラグインを使う際は、以下のポイントに注意しましょう。
- SEOに対応しているか
- テーマやその他のプラグインとの互換性があるか
- 頻繁にアップデートが行われているか
SEOに対応しているか
レシピプラグインを選ぶ際は、SEO対策に対応しているかチェックしましょう。
Googleにレシピサイトが適切に認識されると、検索結果にレシピが表示されます。当然ながら、アクセスアップに影響があるポイントなので、プラグインを選定する際はSEO対策済みのものを選んでください。
今回紹介した5つのプラグインは、全てSEO対策に対応しています。
テーマやその他のプラグインとの互換性があるか
テーマやプラグインによっては、互換性がなく不具合が出てしまう可能性もあります。
特にいくつものプラグインをインストールしている場合、レシピサイトのレイアウトが崩れたり、機能がフルに使えなかったりすることもあるでしょう。
事前に自分のサイト環境で動作するかを確認して、不具合のないプラグインを選んでください。
頻繁にアップデートが行われているか
プラグインのアップデートが頻繁に行われているかも確認するべきポイントです。
最新のWordPressのバージョンに対応していない場合、レシピサイトに不具合が出る可能性があります。レシピプラグインが定期的にアップデートされていれば、安心して使うことができるでしょう。
まとめ
WordPressには、無料でも十分使えるレシピプラグインがたくさんあります。
検索機能や並び替え機能などの使いやすさはどれも異なるため、気になるレシピプラグインがあったら、実際にインストールして使用感をチェックしてみてください。
クラシックエディターを使っている方は、WP Recipe Makerをおすすめします。
また、WordPressの投稿画面でレシピを作成できるものと、専用のエディターで作成するタイプのものがあるため、自分に合ったプラグインを使うようにしましょう。
レシピプラグインを活用して、ユーザーにとって魅力的なレシピサイトを構築してみてはいかがでしょうか。
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