スプラッシュページとは、ホームページやWEBサイトなどのトップページが表示される前に、ブランドロゴや大きな画像、動画などをブラウザいっぱいに見せるイントロダクションページのことです。
Flash全盛期だった頃は、このスプラッシュページを使うことで、WEB制作者の技術力やWEBデザイナーのセンスを見せびらかしたり、ホームページ運営者の事業アピールとして使われることがありましたが、派手な演出はかえってユーザビリティーを損なってしまうことがあります。
とはいえ、WEBページを読み込んでいる時間をロードアイコンでしのぐのも味気ないし、ページに訪れたユーザーをもてなす意識の行き届いたセンスの良いスプラッシュページは、ブランドイメージを直感的に印象付け、ユーザーを飽きさせず期待感を持続させることができます。
そのためここでは、見る人のインスピレーションをインスピレーションを掻き立てる!そんな美しくてかっこいいスプラッシュページを採用したWEBサイトをまとめてみました。
URBAN INFLUENCE
シアトルにあるデザインやブランディング戦略を事業として行っているURBAN INFLUENCEは、ふわっと浮き上がる社名の背景でさまざまな動画が展開されていきます。
Makeit Perfect
ウェディングプランニングやイベント企画、パーティーの演出やパーティーグッズを販売しているMakeit Perfectは、ブラウザのフル画面を活かして美しい演出実績を見せています。
gloss
ロサンゼルスのCGIチームで構成されているGlossは、鼓動のような動きを見せるロゴマークによって何かが始まりそうな期待感を演出し、展開されるトップページへと興味を引き込みます。
BORN
ADOBEやIBMをテクノロジーパートナーに持つ、コンテンツや画像制作などを提供するグローバルデジタル代理店のBORNは、ゴリラの瞳の奥に潜む意思が、なにかしらのメッセージを訴えかけてきます。
TWLVR
(※スクロールするとサウンドが流れます)パリにある動画やWEB制作をしているクリエイティブスタジオのTWLVRは、女性の後ろ姿がリピートされ、見る人の視線を引き留めます。
POLLEN
ロンドン、バルセロナ、パリにオフィスを持つ、WEBサイトやブランディングを担う広告代理店のPOLLENは、クリエイティブなモノトーン動画を展開させビジュアルの持つ影響力を示します。
Navigating Responsibly
デンマークの海洋保全に努めるNavigating Responsiblyは、波型のロードアニメーションを活かしたデザインと紺色の背景、海の動画の組み合わせによって海洋保全の必要性を表現しています。
Justin Davis
ブライダルリングなどを扱うファッションブランドのJustin Davisは、真っ赤なベタ塗の背景でロゴを強調することでブランドロゴを記憶に残させます。(このスプラッシュの演出は初回のアクセスのみ表示)
CAMPER
スペインに拠点を置き世界に展開するファッションメーカーのCAMPERは、ページの読み込み時間をブランドロゴの認知にうまく活用しています。
VINYLCUTS
ロックンロールの歴史情報を掲載しているVINYLCUTSは、レトロ感のある映画タイトルような演出が純粋にカッコよいっ!
スプラッシュページの是非を問う
スプラッシュページは以前、ユーザーがホームページのトップページを開く前に「いかにインパクトを与えることができるか?」といった”演出”のために使われていたことがありました。
事実、スプラッシュページは自己満足の演出として使われることもあり、ユーザーの求めているコンテンツに到達するまでの余計なステップとなるため、現在では「今どきスプラッシュページなんて流行んないよ~」「ユーザービリティーを最優先するべきだ!」といった風潮が流れています。
そして、特に日本では”右に習え”で、めっきりとスプラッシュページを見かけることは少なくなりましたが・・
ここで紹介した、スプラッシュページを導入したWEBサイトを持つ企業は、業界を先導するようなWEB制作会社やクリエイティブスタジオ、ブランディング戦略に携わるマーケティング会社、次のトレンドを作り出すファッションブランドなどです。
その固定観念に縛られない表現の数々は、見る人のインスピレーションを掻き立て魅了します。









文頭に記載しましたが「ページに訪れたユーザーをもてなす意識の行き届いたセンスの良いスプラッシュページは、ブランドイメージを直感的に印象付け、ユーザーを飽きさせず期待感を持続させること」それが可能になり、意味のあるインパクトと感動を与えることができます。
ファッションやビジネスに限らずどの市場にも流行はあり、WEBサイトの流行に流されるだけの人(組織)と、自らの感性を突き詰めたWEBサイトを創り出す人がいますが、「市場に新しい流れを生み出す」のはきっと後者の自らの感性を突き詰めていく人(組織)なのかもしれません。
そのためTCDでは、感性を最大限に表現し、市場をリードする企業のためのスプラッシュページを搭載したWordPressテーマ「VOGUE」を開発しました。これから運営者の感性がスプラッシュしたような創造性に溢れたWEBサイトが増えていくと良いですね!
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第3回 : 多幸感を知覚させ企業アイデンティティを確立するWordPressテーマ「VOGUE」の特徴的な機能
第4回 : 圧倒的なスケールで五感に響かせる「VOGUE」に搭載されたスプラッシュページの効果的な活用方法