WordPressを使っていると「もう少しだけ使えるブロックの幅を広げたい」と思うことがあるでしょう。

そんなときに便利なのが、CoBlocksというプラグイン。CoBlocksは、アコーディオン・カルーセル・プロフィールといった便利コンテンツが使える、ブロックエディタ拡張プラグインです。

専門知識がなくても、色んなコンテンツを記事上で使えるようになります。テーマに搭載されているブロック機能に物足りなさを感じている方は、CoBlocksを使ってみるとよいでしょう。

本記事では、CoBlocksで使えるブロック機能をサンプル付きで紹介します。

CoBlocksとは

CoBlocks

CoBlocksはWordPressのブロックエディタで使える無料のプラグインです。全部で28種類のブロック機能を追加できます。面倒な初期設定はなく、インストールが完了すると即利用できる手軽さが魅力です。

各機能はそこまで高機能ではありませんが、動作も軽いので入れておいて損はないプラグインかなと感じました。

テーマの外観は気に入ってるものの、ブロック機能がシンプルすぎると感じている方に最適なプラグインと言えるでしょう。

CoBlocksのインストール方法

管理画面のプラグイン追加ページから「CoBlocks」と検索してインストールするか、下のボタンから直接ダウンロードすることも可能です。

プラグインファイルを wp-content/pluginsディレクトリにアップした後、管理画面から有効化してください。

プラグインの検索画面

CoBlocks

プラグインのインストール方法については、下記記事で詳しく解説しています。

CoBlocksの基本的な使い方

インストールが完了したら、投稿画面を開いて左上の「+」マークをクリックしてください。

投稿画面の左上にある「+」マークをクリック

下にスクロールすると「CoBlocks」の全ブロックが見つけられます。

CoBlocksのブロックを確認する

いずれかのブロックをクリックすると、エディタ内に挿入されます。

挿入したブロックを選択した状態で、右上の「設定」ボタンをクリックするとCoBlocksの細かい設定が可能です。

設定ボタンをクリック

以上がCoBlocksの基本操作です。

CoBlocksの使い方:全ブロックをサンプル付きで紹介

CoBlocksの全ブロックの使い方について紹介します。

Accordion(アコーディオン)

アコーディオン機能は三角のアイコンをクリックすると、内部が展開される仕組みを投稿内に挿入できます。

編集画面に挿入すると下画像のようなブロックが表示されます。

アコーディオンの挿入

  • Write accordion item title…
    アコーディオンのタイトルを入力する箇所
  • Type / to choose a block…
    アコーディオンの中に挿入するテキストを入力
  • 「+」
    アコーディオンを追加する

編集画面の左側にはアコーディオンを既存で開いておくかや、背景色などを設定可能です。

アコーディオンの設定項目

設定が完了すると以下のようになります。
三角形のアイコンをクリックすることで、内包されているテキストが表示されます。

アコーディオンのプレビュー画面

カルーセルは投稿内にカルーセルブロックを挿入できます。

ブロックを挿入すると、下画像のような項目が表示されます。

  • Thumbnails
    一般的なサムネイル
  • Full Autoplay
    自動再生
  • Full Scroll
    スクロール機能付き
  • Lightbox
    画像をクリックすると拡大

カルーセルの挿入画面

いずれかを選択すると、該当するブロックが追加されます。

編集画面の設定ボタンをクリックすると、画像のサイズや角の丸みなどを設定可能です。

カルーセルの編集項目

プレビューを見ると以下のようにカルーセルブロックが挿入されていることが確認できます。

スクロールなしで複数の画像を見せたいときに最適なブロックです。

カルーセルのプレビュー画面

Shape Divider(シェイプディバイダー)

シェイプディバイダーは、投稿内にCoBlocksに内臓されているグラフィックを挿入できます。

ブロックを選択した際に表示されるメニューの左側のアイコンをクリックすると、グラフィックの種類を変更可能です。

シェイプディバイダーの挿入

設定画面でもグラフィックの種類や大きさ、カラーなどを変更できます。

シェイプディバイダーの設定画面

プレビューで確認すると、下画像のようにグラフィックが挿入されていることが確認できます。

シェイプディバイダーのプレビュー

投稿内でアクセントを入れたいときに便利な機能です。

Social Profiles(ソーシャルプロフィール)

ソーシャルプロフィールは、投稿内にSNSボタンを挿入できるブロックです。

ブロックを挿入すると、各種SNSのアイコンが表示されます。挿入したいSNSのアイコンをクリックしてアカウントのURLを入力してください。

設定画面ではアイコンのスタイルやカラー、別タブで開くかどうかなどを設定できます。

ソーシャルプロフィールの挿入

設定が完了すると、下画像のようにSNSボタンが挿入されます。

ソーシャルプロフィールのプレビュー

Stacked(スタック)

スタックは、投稿内に画像を連続表示できます。

画像をアップロードするかメディアライブラリから選択して画像を選択してください。

スタックの挿入

設定画面では画像をクリックした際に拡大表示するかや、キャプションを表示するかなどを選択できます。リンクの挿入も可能です。

スタックの設定画面

プレビューを確認すると、画像が挿入されていることがわかります。

スタックのプレビュー画面

画像を連続で表示しつつ、リンクを挿入しておきたいときなどに使えます。

Posts(ポスト)

ポストは投稿内に新着記事を挿入できるブロックです。

ブロックを挿入したら、設定画面より表示方法やカラム数などを細かく設定できます。

ポストの挿入

設定が完了してプレビューをチェックすると、投稿内に新着記事を挿入できていることが確認できます。

ポストのプレビュー画面

「新着記事はこちら」のような感じで見せたいときに重宝するブロックです。

Post Carousel(ポストカルーセル)

ポストカルーセルは、投稿内に新着記事をカルーセル表示できます。

ブロックを挿入したら、設定画面よりカラム数や投稿日、詳細の表示の有無などを設定してください。

ポストカルーセルの挿入

設定が完了すると、下画像のように新着記事がカルーセル表示されます。

ポストカルーセルのプレビュー画面

複数の記事を横スクロールで見せたいときに使えるブロックです。

Map(マップ)

マップは投稿内にGoogleマップを挿入できます。

ブロックを挿入したら住所を入力して「Search」をクリックしてください。

マップの挿入

住所を入力すると、設定画面から地図の大きさや拡大レベルなどを調整できます。

マップの設定画面

ブロックの挿入が完了すると、地図が表示されていることが確認できます。

マップのプレビュー

キレイにGoogleマップを表示させたいときに便利な機能です。

Counter(カウンター)

カウンターは投稿内にカウントアップを表示できるブロックです。

ブロックを挿入したら、数値とテキストを入力しましょう。

カウンターの挿入

「Show Icon Block」をクリックすると、アイコンを表示できます。

カウンターの挿入

アイコンをクリックするとCoBlocksに内蔵されているアイコンから選択できます。

カウンターの編集画面

設定が完了した後にプレビューを表示するとゼロからカウントアップが始まります。

カウンターのプレビュー画面

シェア率や登録者数などを表示する際に便利なブロックです。

Dynamic Separator(ダイナミックセパレーター)

ダイナミックセパレーターは、投稿内にスペースを入力できます。

ブロックを挿入すると、設定画面よりスタイルやスペースの高さなどを設定可能です。

ダイナミックセパレーターの挿入

プレビューを確認すると、指定したスタイルのスペースが挿入されていることが確認できます。

ダイナミックセパレーターのプレビュー画面

固定ページでLP風のページを作成する際に活用できます。

Events(イベント)

イベントは投稿内にイベントの日時や時間などを表示できるブロックです。

  • Day:日
  • Month:月
  • Year:年
  • Write event description:詳細
  • Time:時間
  • Location:場所

上記を入力しましょう。

イベントの挿入

設定画面ではテキストのカラーを変更できます。

イベントの設定画面

設定が完了すると、投稿内に下画像のようにイベント詳細が表示されます。

イベントのプレビュー画面

海外製のプラグインのため日時の表示が逆になっていますが、整ったデザインなので視認性は高めです。

FAQ

FAQは、質問と回答を投稿内に挿入できます。

FAQの挿入

質問と回答を追加していきましょう。

設定画面では、テキストのカラーを変更できます。

FAQの設定画面

プレビューを確認するとよくある質問が追加されていることがわかります。

FAQのプレビュー画面

質問と回答をスマートに表示できる便利なブロックです。

Features(フィーチャー)

フィーチャーは、アイコンとテキストを組み合わせて強調表示ができるブロックです。

ブロックを挿入するとデフォルトで2つのブロックが挿入されます。カラム数やアイコンなどを変更して、好みのデザインにカスタマイズしましょう。

フィーチャーの挿入

下画像のようにブログのカテゴリーや、企業の特徴などを効果的に目立たせることができます。

フィーチャーのプレビュー画面

固定ページで重宝するブロックです。

Form(フォーム)

フォームは投稿内に問い合わせフォームや参加可否のフォームなどを追加できます。

  • Contact
    問い合わせフォーム
  • RSVP
    参加可否のフォーム
  • Event
    イベント関連フォーム
  • Request a Quote
    見積依頼フォーム

上記のいずれかを選択してください。

フォームの挿入

フォームが挿入されたら、各種の編集が可能です。

ボタンを含む各テキストや、枠線のカラーなども変更できます。

フォームの設定画面

プレビューを確認すると、投稿内にフォームが挿入されていることがわかります。

フォームのプレビュー画面

効果的な導線を簡単に設置できる便利なブロックです。

Click to Tweet(クリックトゥツイート)

クリックトゥツイートは、投稿内に読者がX(旧Twitter)にツイートできるボタンをを埋め込むことができます。

ブロックを挿入したら、Xのユーザー名を入力して、テキストを設定しましょう。

クリックトゥツイートの挿入

プレビューを確認すると、投稿内にXが埋め込まれていることがわかります。

クリックトゥツイートの設定画面

Twitterボタンをクリックすると、下画像のようにXの投稿画面が表示されます。

クリックトゥツイートのXの画面

こちらで設定したテキストを挿入できるので、読者にシェアしてほしいときに便利です。

Collage(コラージュ)

コラージュは、投稿内に複数の画像を配置できます。

ブロックを挿入するとデフォルトで画像が配置されるので、右側の設定画面よりスタイルを選択しましょう。

コラージュの挿入

メディアライブラリから画像を選択してプレビューを確認すると、タイル上に画像が配置されていることがわかります。

コラージュのプレビュー画面

旅行系のブログやアート系のブログで使えそうです。

Food & Drink(フードアンドドリンク)

フードアンドドリンクは、投稿内に料理のメニューを表示できます。

  • Menu title…
    メニュー名
  • Add description
    説明
  • Add title
    料理名

上記を入力しましょう。

フードアンドドリンクの挿入

設定ではアイコンを表示したり、画像を表示したりなどの設定が可能です。

フードアンドドリンクの設定画面

プレビューを確認すると、料理のメニューが表示されていることがわかります。

フードアンドドリンクのプレビュー画面

飲食店のHPで活用できる便利なブロックです。

Logos(ロゴ)

ロゴは名前の通り、投稿内にロゴを表示できるブロックです。

ロゴの挿入

ただし、画像が表示されるだけなので、通常通り画像の挿入をするのと変わりません。

メイソンリーギャラリーは、画像にエフェクトをかけられます。

ブロックを挿入したら、画像を選択またはアップロードしましょう。

メイソンリーギャラリーの挿入

設定で画像のスタイルを選択できます。

複数の画像を設置して、ブロックのように並べることも可能です。

メイソンリーギャラリーの設定画面

プレビューを確認すると、画像にエフェクト効果がかかっていることがわかります。

メイソンリーギャラリーのプレビュー画面

投稿内に表示する画像にアクセントを加えたいときに使えるブロックです。

Pricing Table(プライシングテーブル)

プライシングテーブルは、投稿内に金額や購入ボタンを設置できます。

ブロックを挿入したら必要事項を入力しましょう。

プライシングテーブルの挿入

必要事項を入力してプレビューを確認すると、いい感じに価格とプランが表示されていることがわかります。

プライシングテーブルのプレビュー画面

自社サービスの紹介ページを作るときに便利なブロックです。

Row(ロウ)

ロウは投稿ページを分割して、ブロックを配置できます。

ブロックを挿入したら、分割パターンを選択してください。

ロウの挿入

選択したパターンのブロックが挿入されたら、画像やテキストを配置していきましょう。

ロウの設定画面

プレビューを確認すると、下画像のようにレイアウトされていることがわかります。

ロウのプレビュー画面

投稿ページを作り込みたいときに重宝するブロックです。

Service(サービス)

サービスは商品やサービスをキレイなレイアウトで表示できます。

ブロックを挿入したら、必要事項を入力していきましょう。

サービスの挿入

設定からリンクボタンを追加することも可能です。

プレビューを確認すると下画像のようにキレイにレイアウトされていることがわかります。

サービスのプレビュー画面

自社サービスの紹介ページなどを作るときに最適なブロックです。

Offset(オフセット)

オフセットはメイソンリーやコラージュと同じく、画像をキレイにレイアウトできます。

コラージュやメイソンリーとは設定できる項目が異なるため、使いたい機能によって最適なものを選択しましょう。

ブロックを挿入したら、投稿内に表示したい画像を選んでください。

オフセットの挿入

画像を挿入したら、角丸やリンクなどの設定ができます。

オフセットの設定画面

プレビューを確認すると、画像がキレイに並べられていることがわかります。

オフセットのプレビュー画面

ギャラリー的な投稿ページを作るときに便利です。

OpenTable(オープンテーブル)

オープンテーブルは、レストラン予約サービスのOpen Tableのウィジェトを追加できます。

アカウントを持っている方は、ログインしてウィジェットを追加しましょう。

オープンテーブルの挿入

投稿内にOpen Tableの予約フォームを挿入したいときに活用できます。

Icon(アイコン)

アイコンは投稿内にアイコンを設置できます。

ブロックを挿入したら、設定からアイコンを選択してカラーやサイズを変更可能です。

アイコンの挿入

プレビューを確認すると、アイコンが挿入されていることがわかります。

アイコンのプレビュー画面

投稿にアクセントを加えたいときに便利なブロックです。

Gif

GifはアニメーションGIFサービスであるGiphyから、GIFを呼び出して設置できます。

ブロックを挿入したら検索欄にキーワードを入力して、GIFを選択しましょう。

日本語での検索にも対応しています。

Gifの挿入

GIFを選択すると、編集画面に表示されます。サイズの変更も可能です。

Gifの設定画面

プレビューを確認するとGIFが挿入されていることがわかります。

Gifのプレビュー画面

GiphyはおもしろGIFがたくさんあるので、ファニーな投稿を作成する際に重宝するでしょう。

Hero(ヒーロー)

ヒーローは、投稿内にテキストとボタンを手軽に設置できます。

ブロックを挿入したら、各項目を設定しましょう。

ヒーローの挿入

設定からは、配置や高さ、余白などをカスタマイズできます。

ヒーローの設定画面

プレビューを確認するとテキストと2つのボタンが設置されていることがわかります。

ヒーローのプレビュー画面

ログインと会員登録など、並列でボタンを配置したいときに便利です。

Highlight(ハイライト)

ハイライトは、テキストにハイライト効果を追加できます。

ハイライトの挿入

「A」をクリックするとフォントやハイライトの高さなどを細かくカスタマイズできます。

ハイライトの設定画面

プレビューを確認すると、下画像のように文字がハイライトされていることがわかります。

ハイライトのプレビュー画面

デフォルトのハイライト機能よりも細かく設定できるので、ここぞというときに使えるでしょう。

まとめ

CoBlocksは完全無料で独自のブロックを追加できる便利なプラグインです。

非常に多彩なブロックが選択できるので、カスタマイズ性が低いシンプルなテーマを使っている方には重宝するでしょう。動作も重くないので、操作しているときのストレスもありません。

また、CoBlocksはスマホで表示する際の設定もブロックごとに変更できます。

使いこなせるようになると、複雑なレイアウトも構築できるようになるので、ぜひCoBlocksを活用して魅力的なサイトを作ってみてください。