「写真やアート作品を魅力的に見せるギャラリーサイトをつくりたい。」
「Web上でも作品を美しく整理し、発信したい。」

そんなクリエイターのために設計されたのが、WordPressテーマ「ARTISAN」。洗練されたギャラリーページを簡単に作成でき、作品を引き立てるレイアウトが可能です。

この記事では、ARTISANのカスタマイズ機能をご紹介します。自由に編集して、自分らしいギャラリーサイトをつくる参考にしてください。

WordPressテーマ「ARTISAN」とは

ARTISAN(アルチザン)は、TCD112作目のWordPressテーマで、ギャラリーサイト向けのテンプレートです。写真やアート作品を魅力的に展示するためのデザインで、視覚的なインパクトを最大限に引き出します。フランス語で「職人」という意味の”ARTISAN”が、ネーミングの由来。

画像が大部分を占めるデザインなので、お手元の作品データをサイトにアップするだけで、ギャラリーサイトが完成します。手元に複数の作品がある方、これからいろんな写真や撮影したり、アート作品をつくろうとしている方におすすめです。

できること

  • 写真をアップするだけでサイトの7~8割が完成する。
  • アップした作品をスタイリッシュに展示・整理。
  • ギャラリーページのレイアウトのカスタマイズ。
  • トップページのバリエーションをカスタマイズ。
  • ギャラリーや投稿記事のいいね機能が使える。
  • デザインに馴染むネイティブ広告機能が使える。

向いているサイト

写真やイラスト・アート作品など、画像データを美しく見せるデザインなので、以下のようなサイト制作に向いています。

  • 写真家やイラストレーターのポートフォリオ
  • デザインスタジオやギャラリーの公式サイト
  • 個人クリエイターの作品展示サイト
  • デザイナーの制作事例サイト

スタイリッシュな作品のアーカイブとしてご活用いただけるテーマです。

ギャラリーページ

ARTISANのギャラリーページについてご紹介します。レイアウトのカスタマイズや導線設定が可能です。

レイアウト

ギャラリーページのレイアウトのカスタマイズ

ARITSANのギャラリーページは、こういったスプリットレイアウトで表現できます。画像とテキストのエリアを左右で分割した形です。編集画面に画像をアップするとすぐ作成されます。

このレイアウトはお好みでカスタマイズ可能で、以下3タイプからワンクリックで変更できます。

  • 左に画像を表示する(上記例)
  • 右に画像を表示する
  • 1カラム(中央揃え)
右側に画像を表示する

ギャラリーページのレイアウトのカスタマイズ2

1カラム(中央揃え)

ギャラリーページのレイアウトのカスタマイ3

スライダー式

また、1カラム(中央揃え)の場合は、画像スライダー式にも変更可能です。

ギャラリーページのレイアウトのカスタマイズ4

画像の枚数が多く、縦に並べたくない場合はこのタイプをご利用ください。

レイアウトのカスタマイズは、ギャラリーページごとに個別で設定可能ですが、全ギャラリーページを一括設定するオプションも用意されています。「サイト全体で統一感を出したい」「ギャラリー画像によってカスタムしたい」など、シーンに合わせて設定してください。

外部リンク

ギャラリーページの外部リンク

ギャラリーページには、お好みで外部リンクを設置できます。ギャラリー記事本文内にテキストとリンク先URLを登録可能で、一覧ページにも連動する仕組みになっています。

ギャラリー一覧の外部リンク

一覧ページでは、該当記事にカーソルを合わせると↑のアイコンが表示されます。

一覧ページからリンク先にダイレクトにアクセスできるため、ギャラリーサイトと相性がいいです。デザイン制作事例や、店舗情報、納品先のホームページなどにリンクさせるといいでしょう。

タグ

ギャラリーページのタグ

ギャラリーページは、タグをつけて管理できるので、カテゴリーで整理しきれない情報もここに登録しておけます。

通常の投稿記事のタグと同じ使い方です。写真に関連する情報を、細かく分類してつけておくと整理しやすくなります。

ギャラリーにつけたタグは、後述するドロワーメニュー内にも表示できるため、ギャラリーページへの導線となる重要な要素です。ユーザーもお好みの写真を探しやすくなります。

いいねボタン

ARTISANのいいねボタン

ギャラリー記事の下部には、お好みで「いいねボタン」を設置できます。インスタ等のSNS感覚でいいねをもらえる仕組みです。

表示するテキストとボタンの色は自由に変更可能で、このいいね数はウィジェットにも利用されます。

ARTISANのウィジェット

いいね数が多いギャラリー記事は、投稿記事などのサイドバーに設置したウィジェットでアピールできます(いいね数が同じものは新着順で表示)。

このいいねボタンは、ギャラリー記事だけでなく通常の投稿記事でも使えます。いいね数は即時反映されるので、人気記事が自動でユーザーの目につく箇所に表示されるようになります。

トップページ

トップページでは、レイアウトとコンテンツを組み合わせて、幅広いファーストビューを再現できます。

レイアウト・ホバーアクション

ギャラリー一覧のレイアウトをカスタマイズできます。

上記のように画像で敷き詰めたタイプのほか、画像と画像の間に余白をあけたり、カーソルを合わせたときのホバーアクション(オーバーレイの色や透明度)も変更可能です。

例えば、こんなタイプも実現できます。

ギャラリーのホバーアクションサンプル

  • 画像の隙間:あり
  • 記事タイトル:表示する
  • オーバーレイの色:黒
  • オーバーレイの透過率:50%

と設定した例です。

設定画面では、チェックを入れたり、外したりして、色や数値を登録するのみです。

ARTISANのレイアウトカスタマイズ

色んな組み合わせが可能なので、以下のデモページを見てみてください。

それぞれのレイアウトやホバーアクションの違いをご確認いただけます。

すべてのレイアウトをひとつのテーマで実現できますので、サイトを複数作る際も豊富なバリエーションで表現いただけます。

使えるコンテンツタイプ

トップページには、以下のコンテンツをセットできます。

コンテンツ名 設定できるオプション
ニュースティッカー 新着順の投稿記事 or お知らせ記事
ヘッダーコンテンツ キャッチコピー、背景画像 or 動画
メインコンテンツ ギャラリー一覧、投稿一覧、フリースペース(上部、中部、下部)

デモページの組み合わせを参考にご覧ください。

ニュースティッカー・ヘッダーコンテンツ(背景無し)・ギャラリー一覧

ヘッダーコンテンツの背景は無しで、キャッチコピーを左寄せにしています。
ニュースティッカー・ヘッダーコンテンツ(背景画像)・ギャラリー一覧

ヘッダーコンテンツの背景に画像を設置して、キャッチコピーを中央寄せにしています。
ニュースティッカー・ギャラリー一覧・投稿一覧

ニュースティッカーを表示、ヘッダーコンテンツは非表示に。ギャラリー一覧とその下部に投稿記事を表示した例です。WordPressで書いた投稿記事をトップに表示できるので、投稿記事への導線も確保できます。

また、HTMLで自由に書けるフリースペースも、上部、中部、下部と3箇所用意されています。

トップページのフリースペース追加可能箇所

トップページにバナーや地図を表示したいときなど、独自のコンテンツを設置する際にご活用ください。

先述のレイアウトと組み合わせれば、幅広いバリエーションのトップページを構築可能です。

ネイティブ広告

ギャラリー一覧内に、ネイティブ広告を表示できます。

ネイティブ広告とは、デザインに馴染む形で表示できる広告です。デモサイトでいう下記箇所です。

ARTISANのネイティブ広告

いくつか混ぜていますので、デモサイトをチェックしてみてください。「広告」や「PR」と左上に表示されているものがネイティブ広告です。

同じサイズ、デザインで表示されるため、全体のデザインを損ねることはありません。広告は複数登録可能で、表示順(ランダム、登録順)、表示頻度などを細かく設定できる仕様です。

サイトに馴染むデザインなので、表示頻度を適切に設定すれば、広告過多のサイトになってしまうことを防げます。ネイティブ広告は、ギャラリー一覧だけでなく、投稿一覧にも表示可能です。

メニュー

各所に用意されているメニューを使って、サイト内の導線を自由にカスタマイズできます。

グローバルメニュー

ARTISANのグローバルメニュー

サイト上部のヘッダーに表示されているグローバルメニュー。主に下層ページへの導線となる項目をセットしておくエリアです。全ページに表示される項目で重要なパーツです。

ARTISANのサブメニュー

項目が多すぎて煩雑にならないよう、上記のようなサブメニューを使って整理しておけます。

サイトの下層ページへの導線を中心に、項目が多すぎたり、少な過ぎたりしないように整理してセットしておくといいでしょう。

ドロワーメニュー

ARTISANのドロワーメニュー

ドロワーメニューは、デモサイト右上に表示されている「≡」から展開するメニューのことです。ギャラリーのカテゴリーやタグを設置できるため、ギャラリーページを探せる導線として機能します。

ドロワーメニュー内には、WordPressで使えるウィジェットはすべて設置できます。当然、ギャラリーページだけでなく通常の投稿記事へ導線もつくれます。お好みで変更してみてください。

フッターメニュー

ARTISANのフッターメニュー

サイトの最下部に表示できるフッターメニュー。こちらも全ページに表示される箇所なので、設定しておくのがおすすめです。設定できる箇所には、惜しみなく導線を設置しておくのが吉です。

ユーザーがページの最下部まで見た時に目に入る箇所です。サイトのプロフィールや運営スタッフ、プライバシーポリシーなどを設置しておくといいかもしれません。

スマホフッターバー

ARTISANのスマホフッターバー

スマホフッターバーは、3タイプから選べます。

アイコンメニュー テーマ内蔵アイコンから選んで、テキストとリンク先URLを複数登録できます。背景色変更可。
CTA(テキスト) テキストとリンク先URLを1つ登録できます。背景色変更可。
CTA(バナー画像) 画像とリンク先を登録できます。×ボタンで閉じるバナー画像を設置可。

それぞれ用途に合わせて、お好みでカスタマイズしていただけます。

スマホユーザーに向けてアピールできる機能です。アクセスしてほしいページや、訴求したいキャンペーンによって使い分けてみてください。

ARTISANで
自分だけのギャラリーサイトを。

ギャラリーサイトがつくれるWordPressテーマ「ARTISAN」のカスタマイズ機能を解説しました。洗練されたデザインと高いカスタマイズ性を活かして、作品の魅力を最大限に引き出すサイトを作れます。

ぜひ自分らしいギャラリーサイトを構築してみてください。

ARTISANのモックアップ

WordPressテーマ「ARTISAN」