手順や業務のマニュアルを作る際にこう感じたことはありませんか?

「見やすくまとめたい」
「情報が多くて整理しづらい」

優れたマニュアルは「どこに何が書いてあるか」が、スッと理解できます。知りたい情報がすぐ見つかるわけですね。情報量はもちろん、そこへ導く導線設計も肝心になります。そこで本稿ではWordPressテーマ「QUADRA」を参考例として、マニュアルに必要な導線設計をご紹介いたします。

優れたマニュアルには何が必要なのか

優れたマニュアルには、目的の情報がすぐ見つかる導線が必要です。そのためには最低でも以下の条件をクリアする必要があります。

  • コンテンツが豊富である
  • 項目が綺麗に整理されている
  • 情報の検索手段が複数ある

あらゆるケースに対応できる情報量と、スムーズにアクセスできる設計が必要なのです。以下でマニュアルに最適化されたQUADRAの導線設計をご紹介いたします。

知りたいコンテンツがすぐ見つかる導線設計

QUADRAは、知りたいコンテンツがすぐ見つかる導線でデザインされています。以下で各所の仕様について解説いたします。クリックしてデモサイトの画面で操作してみてください。

親カテゴリーから探す

親カテゴリーには、視認性を高めるアイコンを設定できるので、カテゴリーの中身が伝わりやすくなります。テーマ内蔵のアイコンフォント30種類 or 任意の画像をアップして設定できるので、必ずしも画像を用意しなくても大丈夫です。

親カテゴリー一覧

子カテゴリーから探す

カテゴリーの親子関係が見やすく、カテゴリーの関係性が一目でわかります。親カテゴリー内の子カテゴリー別の記事一覧から知りたい情報を探せます。

子カテゴリー一覧

詳細ページ内から探す

詳細ページには、ユーザーの関心に近いカテゴリーが表示されます。ワンクリックで関連する別の子カテゴリーページへと移動可能です。

カテゴリーリスト

親カテゴリーが見出しとなり、その中の子カテゴリーが反映されます。見ているページに連動して変化するので、ユーザーの見ている情報に近いカテゴリーが表示されるわけです。

上記デモサイトの例では、「初級編|はじめに」の中の3つの子カテゴリーが表示されていますが、見ているページ(ユーザー登録の方法)と同じ難易度のカテゴリーが表示されるということです。

大枠のカテゴリーが同じものなので、ユーザーのニーズに近いものを表示できます。

メガメニューから探す

どのページからでも親カテゴリー(大枠の分類)から探せます。全ページに表示される親カテゴリーのメガメニューからワンタッチで一覧ページへと移動できるからです。下記画像をクリックして上部の「マニュアル」からご覧いただけます。

メガメニューA

知りたい情報が見つからないとなれば、いつでも大枠のカテゴリーから探せます。上記ではすべて同じ背景色に統一していますが、それぞれ個別に設定することも可能です。

色分けしたメガメニュー

また、下層ページのヘッダー部分や、記事詳細ページの親カテゴリーにも同じカラーが反映されますので、どのカテゴリーの記事を見ているのかも一目瞭然です。カテゴリー別に色を変えると、よりコンテンツを見つけやすくなります。

カテゴリーカラーの適用される箇所

タグから探す

ワンクリックで情報に近づくには、タグから探すのも便利です。トップページや下層ページのサイドカラムに、下記のようなタグクラウドを表示できます。

タグから探す

基本的にカテゴリーより細分化されているので、コンテンツをよりピンポイントで探したい時に便利です。情報を細かく分類してタグに設定しておくと実用的です。

記事内の目次から探す

記事詳細ページでは目次機能を使えるので、1ページ内の情報量が多くても、見たい部分にサクッと移動できます。目次ウィジェットとしてサイドに固定表示することも可能です。

投稿詳細の目次機能

スタートアップから探す

マニュアルの見方がわかるスタートアップのようなページからも探せます。基本的な操作手順や流れをまとめることで、ユーザー自身で見るべき箇所を発見できます。どこから見ればいいかわからないという問題を解決するためのページです。

スタートアップページ

上記のようにサイドメニューと組み合わせると、任意のリンク先も設定できます。応用的なコンテンツや、よくある質問ページなどにリンクさせることで、マニュアルの操作性をアップできます。

検索フォームから探す

対象を絞れる検索フォームからも探せます。ヘッダーやトップ、投稿の一覧ページに表示される仕様です。

検索フォーム

QUADRAで制作できるコンテンツには、大きく以下の4種類がありますが、投稿以外はワンタッチで検索対象から外せます。

  • 投稿(当記事でご紹介しているマニュアル向けコンテンツ)
  • カスタム投稿「お知らせ
  • カスタム投稿「ブログ」(デモサイトでは活用テクニック)
  • 固定ページ

検索の対象を絞っておくことで、ユーザーが知りたい情報を見つけやすくなります。

また、検索にヒットしなかった場合に表示する文言も自由に設定できます。下記のようにテキストリンクを設置して、カテゴリーページやFAQページなどへ誘導するような使い方が可能です。万が一検索にヒットしなくても目的のコンテンツへと近づけるように工夫いただけます。

検索結果の文言サンプル

トップや投稿アーカイブページに表示される検索フォームには、プレースホルダーも設定できます。地味ではありますが、以下のように入力例を表示しておくとコンテンツ検索時の参考になるはずです。

プレースホルダー

QUADRAを活用できるサイトは?

カテゴリーやタグ、目次や検索フォームなどの多彩な検索手段を持つQUADRAの仕様をご紹介してきました。豊富な切り口から情報を探せるので、その特性を活かせる下記のようなサイトにも最適です。

  • 辞典的なサイト(アプリやソフトなどの使い方等)
  • 社内マニュアル(手順やケーススタディが多岐に渡る)
  • オンライン講座系のサイト(難易度やレベル別にカテゴリーを分けが必要)

このようなコンテンツ量の多いサイトで目的の情報が見つけやすくなると、サイトの評価も当然高まります。

優れたマニュアルを制作できるQUADRA

優れたマニュアルは、どこに何があるかわかりやすく、見たい情報をすぐ確認できるものです。

情報が幅広く網羅されていることは前提ですが、整理されたコンテンツを様々な方法で探せるQUADRAでは、知りたい情報がすぐ見つかります。

いかに簡単に知りたい情報へ辿りつけるか。マニュアルサイトの使いやすさはそこにかかっています。

ぜひQUADRAを活用して、優れたマニュアルを制作いただけますと幸いです。

クアドラのモックアップ

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