「問い合わせの数が減らない」
「アップデートしたいけど、紙だからできない」
「オンラインマニュアルってどんな構成にしたらいいの?」
商品を販売している事業者様からよく耳にする悩みです。
マニュアルやQ&Aで説明しても、伝わらなければ問い合わせは来るもの。本稿では優れた取扱説明書の条件、オンライン化の必要性、マニュアルの制作事例やWordPressで作成すべき理由など、オンラインマニュアルに関する話をしていきたいと思います。
目次
取扱説明書のオンライン化の流れ
再生可能資源として紙の利用も見直されつつある時代ですが、その中に取扱説明書もオンライン化の流れにあると言えるかもしれません。また、マニュアルのオンライン化は企業・ユーザー双方にとってメリットが大きいため、必然の流れでもあります。
優れた取扱説明書の条件
優秀なマニュアルは次のような特徴を持っています。
- 必要な情報にすぐ辿り着ける
- 全体の作業工程が見通せる
- わかりやすい雰囲気が出ている
- 間違いやすいポイントを先回りで紹介している
- 図や写真などを使い、直感的である
理想は「頭を使わなくても、作業が進められるマニュアル」に近づくことです。取扱説明書もオンライン化する時代といえるでしょう。
マニュアルサイトの事例
まずはマニュアルサイトの事例をご紹介します。どんなオンラインマニュアルがあるのか、構造と傾向の参考になればと思います。
chot.design
さくらのクラウド
Webflow University
Open SOP
CreatorQuest
とほほのWWW入門
オンラインマニュアルをWordPressで作るメリット
マニュアルをオンライン化することのメリットは数多くあります。ここれは世界でもっともよく使われているCMSであるWordPressでオンラインマニュアルサイトをつくるメリットをご紹介します。
アップデートしやすい
まず、オンラインマニュアルのいいところは、アップデートしやすいことでしょう。
内容に誤りがあっても、紙の説明書だと簡単には修正できません。オンラインマニュアルですと即座に修正可能ですし、よりわかりやすい内容にアップデートすることも可能です。
情報を美しく整理できる
WordPressですと、カテゴリー・タグ・目次といった様々な分類の手法がとることができ、さらにページにリンクで飛べるため、ユーザーが求めている情報に素早くアクセスできます。
情報が整理できるので、FAQや新商品のリリース情報など、その他の情報もマニュアル内に入れることができます。
探しやすい
ユーザー側も情報にアクセスしやすくなります。
例えば、サイト内に検索フォームを設置しておけば、ユーザーは知りたい情報のキーワードを入力して探すことができます。キーワードだけでは探しにくい情報の場合は、タグクラウドや特別枠のページを組むなどして、視覚的に情報にアクセスしやすくする手法もとれます。
必要情報をすぐに取得できるサイト構造にしておけば、マニュアルの情報が膨大になっても問題はありません。
いつ・どこでも閲覧できる
「商品名・説明書」などとGoogle検索して、マニュアルがすぐに出てくるようであれば、紙のマニュアルはほぼ不要です。スマホやタブレットから簡単にマニュアルにアクセスできるからです。
スマホで閲覧できれば、取扱説明書を持ち歩く必要はありませんし、捨てても問題なくなります。紙の場合は、ずっと保管しておかないといけないのが面倒なんですよね。
検索エンジンでも露出できる
マニュアルをWeb上に置いておけば、検索エンジンからの流入も見込めるようになります。1つの商品につき、1つのマニュアルサイトを用意すれば、立派なWeb媒体になります。
集客にも役立ちますし、その親切心からリピーターが生まれるかもしれません。
反応がとれる(コメント・SNS)
Web上にコンテンツがあるということは、コメントやSNSでユーザーの反応がとれるということです。コメントやSNSによる指摘で、中の人が内容の間違いに気付くこともあるでしょうし、コメントでユーザーが訂正してくれれば、それもコンテンツとなります。
紙の説明書では起きなかったことがオンラインマニュアルでは起こるでしょう。
ページごとに案内できる
WordPressでページを構築すれば、ページごとの案内が可能となります。カスタマーサポートの人たちが仕事をやりやすくなりますし、問題解決に繋がります。
また、ユーザー同士で「このページ見たら解決できたよ」といったシェアが行われます。一度解決したやり取りはWeb上に残るので、それを他のユーザーが見て問題解決に至るケースも出てきます。
どうやってオンラインマニュアルを作る?
WordPressでオンラインマニュアルを作る場合、それに相応しいテンプレート(WordPressテーマ)を利用する必要があります。どんなテンプレートでもいいわけではありません。
WordPressテーマには、「QUADRA(クアドラ)」というテンプレートがあります。これはオンラインマニュアルを作成するために開発されたテンプレートです。
QUADRAは体系的な情報サイトを構築するのに特化したテンプレートです。シンプルなものから大規模なマニュアルサイトまで構築できます。
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