「アフィリエイトの記事が書けない・・・」
「何を書けばいいのかイメージできない・・・」
こんな悩みはありませんか?
アフィリエイトで記事が書けない原因は、おもに知識・情報が足りないことと、記事の全体像がイメージできていないことの2つです。この記事では、2つの原因を解消するための本質的思考と具体的なテクニックをお伝えします。
目次
なぜアフィリエイトで記事が書けないのか?
アフィリエイトで記事が書けない原因は、おもに以下の2つです。
- 何を書けばいいのかわかっていない(知識・情報が不足している)
- どう書けばいいのかわかっていない(記事の全体像がイメージできていない)
それぞれ、補足していきます。
何を書けばいいのかわかっていない
まず挙げられるのは、知識・情報の不足です。
扱うテーマやトピック、商品に関する知識・情報が足りなければ、何を書けばいいのかそもそもわからないので、当然記事は書けません。たとえば商品のレビュー記事なら、その商品の特徴や機能、強みなどをよく理解していなければいけません。
なんとなくの想像で書くことはできるかもしれませんが、読み手を納得させるだけの記事にはならないでしょう。成約もしません。
またSEOの観点では、キーワードの検索ニーズを読み取って、「どんな情報が求められているのか?」 を正確に把握することも重要です。検索ユーザーの求めている情報がわかれば、記事に書く内容も自ずと決まります。
つまり、リサーチが重要だということです。
成果をあげる記事を書くためには十分な情報が必要なので、まずはリサーチを徹底的におこない、情報をたくさん集めることが最優先です。
商品に関する情報の集め方やキーワードの検索ニーズの把握方法など、アフィリエイトのリサーチのノウハウは以下の記事をぜひ参考にしてください。
アフィリエイトで一番重要なのはリサーチです。 リサーチを怠るアフィリエイターは価値の低いコピペ的なサイトしか作れず、まず稼ぐことはできません。どんな仕事も、事前準備が成否を分けます。アフィリエイトも例外ではなく、市場や商品、ターゲット顧客のことをどれだけ調べたかが、集客や報酬の成果を左右します...
どう書けばいいのかわかっていない
情報は十分にあっても、アフィリエイトの記事を書いた経験があまりないと、記事の全体像(構成)がイメージできずに手が止まってしまいます。
経験豊富なライターやブロガーでも、「アフィリエイト」 となると変に身構えてしまい、書けなくなってしまうこともあります。特別な記事構成にしたり高度なテクニックを使ったりしなければ・・・という心理が働くからかもしれません。
「売るための構成にしなければ」「セールスライティングを駆使しなければ」と強く意識するほど思考が止まり書けなくなりますが、アフィリエイトの記事はそこまで特殊なものではありません。高度な構成力やライティング力が要求されるものでもありません。
アフィリエイトの記事には押さえておくべき要素・盛り込むべき情報というものがあり、そこさえ意識できていれば、特別高度な構成力やライティング力がなくても大丈夫です。
ここから先は、アフィリエイトの記事で押さえておくべき要素・盛り込むべき情報の具体例を、記事の種類ごとに解説していきます。
商品レビュー記事を書くときのポイント
アフィリエイトでは定番の商品レビュー記事。盛り込むべき情報や構成例をご紹介するので、記事作成の参考にしてください。
商品レビュー記事に盛り込むべき情報
アフィリエイトの商品レビュー記事に盛り込む情報について、Googleが指針を提示してくれています。以下、Google 検索セントラルのブログ記事からの引用です。
必要に応じて、商品に関する専門知識を伝えているか。
メーカーが提供する情報以外の独自のコンテンツで、商品の見た目や使い方を紹介しているか。
商品に求められる各種の性能がどの程度達成されているかについて、定量的測定を提供しているか。
競合商品との差別化要因について説明しているか。
比較対象となる商品を示しているか。または、特定の用途や状況にどの商品が最適か説明しているか。
調査に基づいて、特定の商品のメリットやデメリットについて述べているか。
以前のモデルやリリースから商品がどのように改善され、問題点が解消されたかなど、ユーザーの購入決定に役立つ情報を提供しているか。
商品が属するカテゴリの主な意思決定要因と、その分野での当該商品の性能を明らかにしているか。たとえば、自動車のレビューでは、燃費、安全性、運転のしやすさが主な意思決定要因であると判断し、そうした分野での性能を評価します。
メーカーからの情報以外に、商品の設計と、それがユーザーに与える影響に基づいて、重要な選択肢を示しているか。出典:Google の商品レビューに関するアップデートについてクリエイターが知っておくべきこと | Google 検索セントラル ブログ
重要なポイントは、「メーカーが提供する情報以外の独自のコンテンツ」 が必要だという点です。商品の特徴や機能、価格など、公式サイトや商品LPに書かれている内容を切り貼りするだけでは価値がなく、レビュー記事としての役割を果たせません。
価値あるレビュー記事を作るには、以下のようなオリジナルコンテンツが必要です。
- 競合商品との比較
- 商品に関する独自の考察・意見
- 商品に関する専門的な知識
- 分析や調査にもとづく商品のメリット・デメリット
- 商品を使った体験談や第三者の口コミ
これらは公式サイトや商品LPでは知り得ない情報であり、かつ、読み手が本当に求めている情報でもあります。詳細な調査や分析、考察によって作られたレビュー記事は読み手に高い価値を感じてもらえますし、Googleからも良い評価を受ける傾向があります。
商品レビュー記事の構成例(骨子のサンプル)
例として、架空のWordPressテーマの商品レビュー記事の構成例を載せておきます。
Lデザイン
L機能
L価格
LSEO
Lサポート◾️類似テーマとの性能比較
◾️WordPressテーマ「○○○」のメリット・デメリット
◾️WordPressテーマ「○○○」に関する口コミ(独自調査)
◾️WordPressテーマ「○○○」を実際に使った感想・所感
◾️WordPressテーマ「○○○」のオススメの活用方法・カスタマイズ例
◾️「○○○」を導入する際の注意点
◾️総括
公式が提供している以上の情報を提供することで読み手の疑問や不安を払拭し、行動へと導くことがポイントです。
集客記事を書くときのポイント
次は、集客記事を書くときに押さえておくべき要素や便利なフレームワークについてご紹介します。
集客記事とは?
集客記事とは、情報メインのハウツーコンテンツのことです。
売り込み色が弱く、役立つ情報の提供が大部分を占めるので、検索エンジンからの集客に強いという特徴があります。
ランキングやレビュー記事のようなアフィリエイトっぽさはありませんが、記事内容と関連性のあるアフィリエイトプログラムをさりげなく紹介することで、収益化することができます。
アフィリエイトはどんなWebサイトでもできる収益化の手段です。つまり、アフィリエイトを目的としたWebサイト以外でも活用できるのです。 例えば、以下のページはアフィリエイトで収益化されたページです。 アフィリエイトを目的としたページではなく、コンテンツメインのページなので、一見わかりにく...
あるいは、集客記事で人を集めて、商品レビューやランキング記事に誘導する方法でもいいでしょう。いずれにしても、集客記事では強く売り込むことはせず、有益な情報の提供に徹することが重要です。
集客記事は検索意図の把握が最重要
集客記事は検索エンジンからの流入を意識して作る必要があります。
そのためには、キーワードの検索意図を理解することが重要です。
検索意図とは、キーワードに込められたユーザーニーズのことで、そのキーワードで人々が検索する理由・背景と言ってもいいかもしれません。
- なぜ、このキーワードで検索したのか?
- このキーワードで検索する人が知りたい情報は何なのか?
といったことを正確に把握して、検索ユーザーが求める情報を記事に載せることが、集客記事における最重要課題になります。検索意図について、詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
この記事では、SEOで重要になる検索意図(Search Intent)のリサーチ方法を解説します。 検索意図を把握して、検索ユーザーのニーズに合致したコンテンツを作ることは、コンテンツSEOにおける最重要施策です。 よく使われる3つのリサーチ手法と、検索意図の理解を深める便利なフレームワ...
集客力の強い記事を作るためのフレームワーク
集客記事を作るときは、以下のフレームワークに沿って記事を構成すると、SEOに強い記事になりやすいです。
- 記事を読むべき理由
- ノウハウやアイデアの詳細
- 具体的な行動ステップ
- 記事のまとめと行動の指示
こちらは『David Kolb(デイヴィット・コルブ)の4つの学習スタイル』 と呼ばれる理論を元にしたテンプレートです。
人間が物事を学習・理解するときの脳の処理は4種類に分けられます。
- なぜ(なぜそれを学ぶ必要があるのか?)
- なに(それはそもそも何なのか?)
- どうやって(具体的にどうやるのか?)
- どうする(今すぐやるべきことは?)
人によって、4つの要素のどれが最も優位に働くのかが異なるので、4つの要素すべてを網羅する記事構成にすることで、万人が納得できるコンテンツを作れるわけです。
4つの学習スタイルの理論を活用すれば、読み手の理解度や納得感、満足感のレベルは格段に上がります。SEO的な視点でいうと、検索ユーザーの求めるトピック・項目の抜け漏れを防ぐことができ、情報の網羅性を上げることができます。その結果として、Googleに評価されやすい記事に仕上がるというわけです。
PREPを意識するのもオススメ
記事全体の構成は上記の4つの学習スタイルを意識するとして、一つひとつの主張や段落はPREP(プレップ)を意識すると書きやすくなります。こちらの記事でも詳しく解説していますのでよろしければご覧ください。
Webライターが真っ先に習得すべき文章スキルがあるとすれば・・・ 私は「PREP法(プレップ法)」 を挙げます。 PREP法とは、論理的な文章を書くための便利なフレームワークです。 PREPの流れに当てはめて文章を並べていくだけで、論理的で説得力ある記事を簡単に書くことができます。...
- P:結論を伝える
- R:結論の理由を述べる
- E:理由に対する根拠を述べる
- P:再度、結論を伝える
この流れに沿って一つひとつの主張・段落を構成するとロジカルな文章になり、読み手の納得感が増します。
オススメなのは、見出しで結論を単刀直入に伝えることです。
そして見出し直後の本文で結論の補足を軽く書いたら、結論に対する理由をすぐに述べていきます。そのあと、理由に対する根拠を具体的に掘り下げていき、最後に結論をもう一度伝えます。
PREPは文章を書くときの型として汎用的に使えるので、ぜひ意識してみてください。
補足:他サイトの記事内容に囚われる必要はない
アフィリエイトの記事が書けないという人は、他サイトの記事の内容に思考が引っ張られすぎている可能性があります。
「検索上位のページ内容を真似して、そこにプラスα情報を加えるだけでいい」「まずは同質化が大事なので、上位ページの内容に寄せましょう」 といった、コンテンツSEOでよく言われるテクニックに惑わされているのかもしれませんが、もっと自由に書いて大丈夫です(ユーザーニーズに合致した内容を書くことは大前提ですが)。
商品レビュー記事に盛り込むべき情報の項でも触れましたが、独自の切り口や視点、考察を含んだオリジナルコンテンツのほうが、Googleからは評価されやすいです。
競合の記事に内容を寄せすぎると、独自性に乏しい低品質コンテンツだとGoogleに判断されるリスクがあります。技術的な問題がないにも関わらず記事がインデックスされないという場合、低品質コンテンツ扱いされている可能性が高いです。Googleポリシーオフィスアワーの動画でも、そのあたりについての言及がありました。
Googleからすれば、その他大勢と同じようなコンテンツやサイトを検索に表示させる意義はない、ということなのでしょう。このことからも、他サイトの記事内容を過度に意識したり真似したりする必要性・メリットはないといえます。デメリットのほうが大きいです。
他サイトの内容に囚われて記事がなかなか書けないという人は、
「ユーザーニーズを満たすために、他サイトの記事を真似しよう」
ではなく、
「ユーザーニーズを満たすために、自分だからこそ提供できる独自の情報・価値は何か?」
という視点・意識へ切り替えてみてください。記事を書きやすくなりますし、成果も出やすくなるはずです。
まとめ
ここまで、アフィリエイトで記事が書けない原因を解消するための本質的思考と具体的テクニックを解説してきました。端的にまとめると、
- リサーチで記事を書くための情報を十分に集めること
- 記事に盛り込むべき要素や記事の書き方の型を知ること
という2つが重要になります。アフィリエイト記事を書くには特別な知識や技術が必要だと思われがですが、上記の2点を押さえておけば問題はありません。記事は書けます。
今回ご紹介した記事の構成例やフレームワークも参考にして、アフィリエイトの記事作成にぜひチャレンジしてみてください。
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