旅行におけるニーズはその観光客となるユーザーの状況において情報のニーズが異なります。インバウンドマーケティングにおいて、旅行シーンを3つに分ける考え方をすることがあります。
- 旅マエ(旅行前:計画、調査、準備)
- 旅ナカ(旅行中:現地で行動、トラブル)
- 旅アト(旅行後:回想、思い出、通販)
もっと細かく言うと上記の3シーンはさらに細分化することもできます。旅マエの状態は、全くどこに行くか白紙の状態とある程度ここに行こうと決まってきた状態というのは異なりますし、旅ナカも予定がある状態と無い状態で異なります。旅アトはほぼ日常生活に戻っている状態を指しますが、旅を楽しんで帰ったか(再訪の可能性があるか)、気にいったお土産を再度取り寄せようとしているかなど感想をベースに想定シーンは分岐します。訪日観光客をターゲットにするからにはユーザーの状況特性に合ったコンテンツを充実させる必要が出てきます。
インバウンドメディアの実例紹介
インバウンドメディアと言っても色々あります。特に地方行政はその土地の観光地や特産物を海外にPRする為にインバウンドメディアをよく活用しています。そんな事例を下記にまとめていますので、よろしければ御覧ください。
東京五輪を控えている日本。昨今のインバウンド需要の高まりを受けて、訪日外国人観光客に向けたメディアがどんどん誕生しています。WEBメディアやアプリ、本、フリーペーパーなど、そのタイプも多種多様です。どの国に向けて発信しているかによって、その媒体がフォローしている言語の数も変わってきます。 当記...
ただ、民間レベルではまだまだ外国語言語での情報発信をしているところはそう多くなく、特に日本料理屋、呉服、旅館といった海外に人気のコンテンツを持っているサイトでも英語での情報発信をしていなかったりします。
趣の異なる投稿タイプが相乗効果を生みユーザーをもてなし、ファン化する
以前リリースされたWordPressテーマ「TOKI」では3つの特徴的なカスタム投稿タイプでコンテンツの深みを表現しています。デモサイトを例に冒頭のシーンに当てはめるとすると、TOKIのデモサイトコンテンツは旅マエ~旅ナカにウエイトを置いて構成されていることになります。
訪日ユーザーとリアル店舗を繋げるカスタム投稿タイプ「お店」
カスタム投稿タイプ「お店」の特徴の一つにアーカイブの検索窓から各お店の検索をすることができる点が挙げられます。検索窓の検索範囲をお店投稿だけに絞ることで食材名、調理方法などで検索したユーザーを離脱させることなく店舗の詳細ページまでナビゲートします。
店舗の詳細ページでは、リッチな表現が可能なパーツセットを用意していますので、テンプレートの枠を感じさせない店舗ページを構築することができます。
テンプレートを採用する大きな理由の一つに、指定の情報を入れることでスピーディーにコンテンツを仕上げることができるというメリットがありますが、「TOKI」においても予め用意された項目に情報を反映していくことでデザインの整った情報ページを量産することが可能となっています。
より深く日本を愉しむためのカスタム投稿タイプ「学び」
注目の情報はヘッダーカルーセルに配置して、記事一覧部分は左右に大きく同じ記事の情報部分を拡げる構成をとっています。左右に大きく1記事のエリアを取ることで情報量を増やすことができ、各記事に遷移する前から興味、関心を惹きつけることができます。
学びの詳細コンテンツは他のカスタム投稿と異なり、通常のエディタースタイルで自由度高く編集することができます。TCDテーマオリジナルのページビルダーを選択いただくことが可能ですので、初心者の方であってもリッチな表現を用いてコンテンツを構築することが可能です。
知的好奇心を刺激するカスタム投稿タイプ「知る」
日本を感じる格子状のデザインを採用。アイキャッチの表現する素材感と、その興味を掻き立てるキャッチフレーズを配したアーカイブページです。
コンテンツボリュームが大きくなりがちな、知識のコンテンツ用に詳細ページ内で機能するアンカーリンクメニューを実装しました。気になる見出しへスムーズに移動できるアンカーメニューがコンテンツの精読率を押し上げます。
縦長になるコンテンツにバリエーションを持たせるため画像の配置パターン、動画設置、FAQコンテンツを選択できます。実際はデモサイトを見ていただけたらと思うのですが、バランスよく配置することでユーザーの知的好奇心を最後までくすぐるコンテンツが完成します。