WordPressで不要な記事を非公開に設定したにも関わらず、サイトをチェックすると「非公開:(記事名)」の表示が…
「何で非公開にした記事が表示されるの?」と頭を抱えている人も多いでしょう。本記事では、WordPressで非公開にした記事が表示される理由について解説します。
WordPressで記事を非公開にしたのに表示される理由
結論から言うと、WordPressで非公開にした記事が表示されるのは、あなた自身がログインしているからです。
非公開にした記事は、WordPressにログインしている人のみ閲覧できるようになっています。逆にいうとログインしていない一般読者には、非公開記事は表示されていません。
ログインしている | ログインしていない |
「非公開:(記事名)」と表示される | 非表示になる |
WordPress日本語版の「非公開」の表記は、英語版では「Private(プライベート)」となっています。そのため、本来の意味どおりに訳すと「個人用」となるのですが、翻訳の捉え違いでややこしさを感じる人が少なくないようです。
だから、「非公開にした記事が誰かに読まれたらどうしよう…」と焦る必要はありません。WordPressにログインしている人のみ、非公開記事が表示されると覚えておきましょう。
過去にブックマークされた記事はどうなる?
非公開記事のURLにアクセスすると「Not found」と表示されます。「Not found」は「記事が存在しない」という意味です。
記事URLにダイレクトにアクセスされたとしても、非公開設定になっていれば読者は記事を見つけることができません。非公開記事はログインしている人のみ閲覧できる仕組みなので、安心してください。
WordPressの記事が非公開になったか確認する方法
正常に非公開設定ができているか確認する方法は次の通りです。
- シークレットモードでアクセスする
- WordPressからログアウトする
- 別のブラウザから閲覧する
シークレットモードでアクセスする
1つ目は、ブラウザのシークレットモードで記事URLにアクセスする方法です。
- シークレットモードを立ち上げる
- 記事URLを入力
- 非公開になっているかチェック
シークレットモードは、閲覧履歴やログイン情報などが保存されない仕組みになっています。
通常モードで記事を閲覧すると、自動でWordPressにログインすることが多いです。シークレットモードを活用すれば、かんたんに記事が非公開になっているかチェックできます。
シークレットモードの使い方は以下の通りです。
ログアウトする必要がないので、最もかんたんに非公開設定をチェックできる方法と言えます。
WordPressからログアウトする
2つ目はWordPressからログアウトして、記事をチェックする方法です。
- WordPressからログアウト
- 記事URLをブラウザに入力
- 非公開になっているかチェック
上記の流れで非公開になっているか確認できます。ダッシュボードの右上にあるアカウント名にマウスカーソルを当てると表示される、プルダウンで「ログアウト」をクリックしてください。
ログアウトした状態で、記事URLをブラウザへ入力すると「Not found」と表示されるはずです。
別のブラウザから閲覧する
3つ目は、別のブラウザから閲覧する方法です。
FirefoxやSafariに記事URLを入力して、非公開になっているかチェックする
いつもは利用しないブラウザなら、ログイン情報も残っていないでしょう。別のブラウザを使って記事にアクセスすれば、非公開設定になっているか確認できます。
WordPressで記事を非公開にする4つの方法
WordPressの記事を非公開にする方法は4通りあります。
- 1記事単位で非公開にする
- 一括で非公開にする
- 新規記事を非公開で作成する
- パスワードを知らない人のみ非公開にする
各機能を理解して、目的に合わせた非公開設定ができるようになりましょう。
1記事単位で非公開にする
1つ目の方法は、1記事単位で非公開にする方法です。
- 「投稿を編集」を表示
- 「公開状態」の「編集」をクリック
- 「非公開」にチェックを入れて「OK」をクリック
- 「更新」をクリック
記事の編集画面が表示されたら、右側の「公開状態」から「非公開」にチェックを入れます。「OK」と「更新」をクリックすれば、非公開設定は完了です。個別で記事を非公開に設定したい時に便利です。
一括で非公開にする
2つ目は複数の記事を一括で非公開にする方法です。
ダッシュボードの「投稿一覧」から、非公開にしたい記事にチェックを入れてください。チェックが完了したら「一括操作」の「編集」を選択して「適用」をクリックします。
一括操作の編集画面が表示されるので「ステータス」から「非公開」を選択して「更新」をクリックしてください。
これで複数の記事を一括で非公開に設定できました。
新規記事を非公開で作成する
3つ目は、新規記事を非公開で作成する方法です。
- 「投稿」から「新規追加」を選択
- 「公開状態」の「編集」をクリック
- 「公開状態」を「非公開」に設定して「OK」をクリック
- 記事ができたら「更新」をクリック
「投稿」から「新規追加」をクリックします。次に「公開状態」の「編集」をクリックしてください。
「公開状態」から「非公開」にチェックを入れて「OK」をクリックしましょう。
最後に「更新」をクリックすれば、非公開設定は完了です。
新規記事を作成している際、間違って記事を公開してしまうこともあるでしょう。確実に非公開の状態を保ちたい方は、新規記事を作成する段階で非公開設定にしておくと安心です。
パスワードを知らない人のみ非公開にする
4つ目はパスワードの知らない人のみ非公開にする方法です。
- 「公開状態」の「編集」をクリック
- 「パスワード保護」にチェック
- パスワードを入力して「OK」をクリック
- 「公開」をクリック
はじめにパスワードをかけたい記事の「公開状態」の「編集」をクリックします。
次に「公開状態」の「パスワード保護」をクリックして、任意のパスワードを入力してください。設定が完了したら「OK」と「公開」をクリックします。
公開された記事は「保護中:」の文言が入り、パスワードを入力しないと内容が見れません。
特定の読者のみに見せたい情報を公開する際に便利です。目的に合わせて、最適な非公開設定を選択してみてください。
WordPress「非公開」と「下書き」の違いとは?
「非公開」と「下書き」の違いについて疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。WordPressの非公開と下書きには、次の違いがあります。
非公開 | 下書き |
ログインしていれば、サイト上で表示される | WordPressの編集画面とプレビューのみ表示される |
非公開はWordPressにログインしていればサイト上で表示されるのに対し、下書きは編集画面とプレビュー表示のみになっています。
ちなみに一度公開した記事でも、下書きにすればWordPressにログインした状態でも非表示に設定可能です。
複数名でサイト運営をしている方で、他の運営者に記事を見られたくない方は下書きに設定すると良いでしょう。
- 編集画面の「ステータス」から「下書き」を選択
- 「更新」をクリック
上記の流れで、通常の下書き状態に戻せます。
非公開だけでなく、下書きも使い分けるとよりスムーズなサイト運営ができるでしょう。
まとめ
WordPressで非公開にした記事が表示されるのは、サイトにログインしていることが原因と分かりましたね。「本当に非公開になっているのかな?」と心配な方は、シークレットモードで確認するのがおすすめです。
また、記事を非公開する方法は4つあります。
各機能の違いを理解しておくと、効率的に非公開設定ができるようになります。今回紹介した情報を参考に、ストレスフリーのWordPress運営をしていきましょう。
「WordPress 投稿」に関連する記事一覧
WordPressには、記事ごとにパスワード保護する機能が付いています。この機能を使うことで、通常のブログ記事ではなく、特別な記事をパスワードを知っている人だけに読んでもらったり、会員限定のコンテンツを配信することができるようになります。 しかし、WordPressのデフォルトのパスワード...
WordPressでは記事を公開する際に、公開状態をパスワード保護に設定すると、パスワードを知っている人のみが閲覧できる「保護ページ」という機能があります。保護ページを使うことで、コンテンツを限定した人だけに公開することができます。 保護ページはよく使うかと言うと、あまり使われない機能だと思い...
コメント