ポスターやプレゼン資料、SNSやブログ記事など、様々な場面で画像を活用する機会があるかと思います。画像編集には専用の編集ソフトを使う必要がありますが、有名な画像編集ソフトと言えばPhotoshopでしょう。但し、Photoshopは月額固定の有料ソフトです。その為、簡単な編集でのみ使いたい場合や予算が限られている場合は少々躊躇いますよね。そこで登場するのが「GIMP」です。「ギンプ」とも「ジンプ」とも呼ばれ、無料で使えるものとしてはもっとも有名で、もっとも高機能な画像編集ソフトです。また、有料ソフトとほとんど遜色がないほど高い機能性を持っているので、未だ根強い人気があるのも特徴です。というわけで、この記事では「GIMP」のインストールから、ブログでよく使う簡単な画像編集テクニックにフォーカスを当ててご紹介します。

チュートリアル系の記事では画像をトリミングしたり、文字を入れる前に、スクリーンショットが必要になります。下記の記事も参考にご覧ください。

インストール方法

こちらをクリックしオレンジ色のボタンからダウンロードして頂けます。

容量の大きなソフトですので、安定したネット環境でダウンロードして下さい。ダウンロード後にインストールを行います。インストールが完了すれば、お持ちのPCでGIMPを使用できます。

基本的な操作方法

GIMPを起動すると下記画面が表示されます。

※こちらはシングルウィンドウモードの画面表示です。
初期状態だとウィンドウが3つに分かれていますが、いずれかのウィンドウのみ閉じたり、隠れてしまったりして少し不便ですので、画面上部「ウィンドウ」より「シングルウィンドウモード」に設定することをお勧めいたします。

画面左側のツールボックスは、画像を加工する為の様々なツールを選択できるエリアです。

  1. のエリアに編集したい画像をドラッグすると自動的に画像が開きます。
  2. の中からツールを選択し画像を編集することができます。今回は中でも基本的なものを紹介致します。
  3. デフォルトで黒が設定されている部分が「描画色」で、枠を描いた時など描画時の色になります。白が設定されている部分が「背景色」で、トリミングした箇所の背景色になります。(画像の下のキャンバスの色です)

の小さい白黒の部分をクリックすると、色を変更していた場合でも描画色と背景色をデフォルト(黒と白)に戻せます。

上記ののエリアでなくても編集したい画像を下記箇所にドラッグ&ドロップ、または、左上のファイルより新しい画像をクリックすることで、編集する準備が整います。

※GIMPで編集した画像を保存したい場合は、「名前を付けてエクスポート」で保存しましょう。編集途中などで作業内容を保存したい場合には「名前をつけて保存」で保存可能です。

トリミング

左側のツールボックスの中から下記のアイコンをクリックし、任意の箇所を選択しEnterキーもしくは、切り抜く範囲内をクリックするだけで、トリミングできます。

サイズ変更

画面上部「画像」を選択し「画像の拡大・縮小」から変更できます。

下記の箇所で幅・高さを調整できます。

※GIFアニメをサイズ変更した場合、再生されなくなる場合があります。アニメーションとして読み込まれていない可能性があるので、エクスポートする際にこの部分に必ずチェックを入れましょう。そうすることで、サイズ変更しても正常に再生されます。

枠で囲む

一部を枠で囲んだりして強調させたい場合は下記のアイコンをクリックします。

任意の箇所を枠で囲み、右クリックし編集より「選択範囲の境界線を描画」をクリックします。

こちらで枠の太さを変更可能です。「Stroke」をクリックし枠線を描きます。
枠の色はツールボックスの描画色が適用されます。

文字を入れる

左のツールボックスの中から下記のアイコンを選択します。

任意の箇所に文字をテキストを入力できます。下記のエディターでフォントやサイズを変更可能です。

まとめ

今回ご紹介したのはGIMPの中でも基本的な操作のみですが、最低限これだけ覚えておけば、ブログやプレゼン用の画像を編集する分には事足りるかと思います。無料ソフトでここまで多機能なソフトは他になく、それが故に、直感的な操作で使えるようなソフトでもありません。数日ですべてを使いこなすことは難しくても、テクニックを身につければ有料ソフト並みの画像編集が可能になるでしょう。有料の画像編集ソフトを検討している方は、まず無料のGIMPを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。