YouTubeで画面の左下に「プロモーションを含みます」と表示される動画を見たことはありませんか。
実はこのメッセージ、企業案件等の依頼主や依頼を受けるクリエイターにとって、非常に大切な機能になります。当記事では、この機能について紹介していきますので、YouTubeチャンネルを運営されている方はぜひご覧ください。
「プロモーションを含みます」が表示される理由
「プロモーションを含みます」は、YouTubeで公開した動画に「有料プロモーションが含まれている」と申告された場合に表示されるメッセージです。
この申告はYouTubeチャンネル側で動画毎に設定できるため、視聴者側でこのメッセージを非表示にすることはできません。また、ここでの有料プロモーションは、一般的に第三者から対価を受け取り、YouTube動画内で商品やサービスの宣伝を行う行為(企業案件)を指すことが多いです。
有料プロモーションの申告を行うメリット
有料プロモーションを含む動画であるとYouTubeに申告することで2つのメリットが存在します。
・動画内で宣伝した商品・サービスがYouTube広告と競合するのを防ぐ
・視聴者に宣伝を伴う動画であることを知らせる
YouTube広告と競合するのを防ぐ
企業案件動画でYouTube広告を表示する場合は、動画内で宣伝を行った商品・サービスがYouTube広告と競合してしまう可能性があります。
例えば、下記のケースだとA社の宣伝を行う動画にも関わらず、YouTube広告によってB社の競合商品も宣伝されてしまい、依頼主が不利益を被るかもしれません。
例)A社の育毛剤を宣伝する動画で、B社の育毛剤の広告が流れてしまう
YouTubeに申告を行うと、競合する可能性のある広告を別のものに自動的に置き換えてくれるので、このような事態を防ぐことができるようになっています。
視聴者に宣伝を伴う動画であることを知らせる
「プロモーションを含みます」のメッセージを表示することで、視聴者に有料プロモーションを含む動画(企業案件動画)であると明確に伝えることができます。もちろん動画内でその旨を伝える方法もありますが、場合によっては誤解を招く可能性もあります。
視聴者に安心感を与えるためにも、こちらの機能は利用したほうがいいかもしれません。
2020年 9月以降、有料プロモーションを含んでいると申告された動画すべてに開示メッセージが表示されるようになっています。
YouTubeに有料プロモーションの申告を行う方法
有料プロモーションを含む動画であると申告する方法はとても簡単です。まずは、YouTube Studio を開いて、宣伝を行った動画の詳細を開きましょう。
「その他のオプション」を開き、「私の動画には、プロダクト プレースメント、スポンサーシップ、おすすめ情報などの有料プロモーションが含まれています」にチェックを入れて保存することで、YouTubeに申告を行うことができました。
まとめ
今後はYouTubeを通して宣伝を行う機会が増えてくると考えられます。何気ない機能ですが、プロモーションを依頼する企業も、それを請け負うクリエイターもお互いに不利益を被らないために注意しましょう。
また、クリエイターに宣伝を依頼する際には、チャンネルの情報をできるだけ知っておいた方がいいですよね。他チャンネルの分析を手軽に行えるツールを下記に紹介してますので、よろしければご覧ください。
つまりお金がかかるということですか?
動画の視聴にお金はかかりません。「この動画は企業案件です。」というメッセージです。
企業案件とは、スポンサー企業などから対価を受け取り、YouTube動画内で商品やサービスを宣伝することを指しています。