代表的なクラウドサービスであるAWS(Amazon Web Service)の中に、VPC(IVirtual Private Cloud)と呼ばれるサービスがあります。VPCは、AWS内に専用のプライベートな環境を構築できるサービスで、AWSを利用するなら覚えておきたいところです。

今回は、必ず抑えておきたいVPCの設定方法を一から解説します。

VPCとは

VPCとは、Virtual Private Cloudの略で、AWS内に専用のプライベートな環境を構築できるサービスです。

VPCの中には、上記で解説したAmazon EC2やAmazon S3を配置していきます。イメージとしては、社内のネットワークを想像してみましょう。社内のネットワークは、社内から社外に出る時のみ、ゲートウェイを使ってインターネット上に通信しています。こうした社内ネットワークを構築するものを、全てVPC内で管理できるようになるのです。

VPCによって、あらゆるネットワーク環境を手軽に構築できます。

VPCの作成方法を一から解説

ここでは、VPCの作成方法について一から解説していきましょう。

1. AWSにログイン

1.1 AWSコンソールにアクセス
VPC

1.2 ルートユーザーのEメールアドレスを入力し、「次へ」を押下

1.3 セキュリティコードを入力し、「次へ」を押下

1.4 AWSコンソールにログイン
VPC

2. VPCを作成する

2.1 VPCにアクセス
VPC

2.2 VPCを押下
VPC

2.3 「VPCを作成」を押下
VPC

2.4 名前タグとIPv4 CIDR ブロックを入力し、そのほかはデフォルトのまま「VPCを作成」を押下
※IPv4 CIDR ブロックとは、VPCの中に何個のアドレスを設定できるのかを表したもので、画像だと24個のアドレスが設定できる状態である。
VPC

2.5 作成完了
VPC

まとめ

今回は、独自のネットワークを構成するために欠かせないVPCについて解説しました。

VPCは、あくまでもコンテンツを入れるための箱となるため、これだけ作成しても意味がありません。次回からは、作成したVPC内にさまざまなコンテンツを入れていきます。