【ノマド向け】チェンマイの仕事がはかどるカフェ10選：現地民調べ

タイ北部に位置するチェンマイ（Chiang Mai）は、世界中からノマドワーカー（Digital Nomad）が集まる人気スポット。

それだけに、小さな都市には数百件のカフェがあります。その日の気分に合わせて仕事する場所を選べるのは、チェンマイならではです。

しかし、メディアに取り上げられているメジャーな店舗は、いつも混んでいるもので、落ち着いて仕事に集中することはできません。

「本当に仕事がはかどるカフェ」は、ローカルにしか分からないものです。

そこで、本記事では、チェンマイに3年ほど定住していた僕が、ノマドにおすすめのカフェを10店舗紹介します。

チェンマイへ行く際の参考にしていただければ幸いです。

チェンマイに3年住んだノマドがカフェに求める3つのポイント

どんなにおしゃれでも、快適に仕事ができなかったら嫌ですよね？

僕はかなり神経質なので、カフェ選びで相当失敗しています。特にチェンマイは、海外の観光客も多いため、文化の違いからストレスを感じることも多いです。

ここでは、個人的に「仕事するためのカフェ」に求める3つのポイントを紹介します。

• 机と椅子の高さ
• 開放感がある
• トイレの清潔さ

机と椅子の高さ

チェンマイにある多くのカフェは、机と椅子の高さが仕事向きではありません。

特に机が高すぎると感じます。

僕の身長は173cmですが、身長の低い女性の場合、タイピングしづらかったり、肩こりの原因になるかなと。

また、クッション性のない木製の椅子も多いため、快適に作業できなかったりします。

「今日はカフェで集中して作業するぞ！」と、気合十分でカフェに行っても、机と椅子が悪ければストレスを感じるはず。

本記事で紹介するカフェは、この基準をクリアしています。

開放感がある

僕は狭い空間が苦手なので、開放感のあるカフェが好きです。

写真では開放感があったのに、実際は人が密集して圧迫感がすごいなんてこともよくあります。

特に人気店は、隣の席との間隔が近い。

テンションの高い観光客が隣に座っていようものなら、そのカフェを選んだ自分に腹が立って仕方がないのです。

• 席の間隔
• 天井の高さ
• テラス席の有無

上記のようなポイントを満たしてくれると、個人的には最高です。

トイレの清潔さ

めちゃくちゃ見た目がよくても、トイレが汚かったらリピートはしません。

タイへ訪れた経験のない方は、あまり想像できないかもしれませんが、やばいトイレは本当にやばいです。

水洗トイレじゃなくて、トイレットペーパーもなくて、水の入ったバケツとひしゃくだけ置いてあったらどうしますか？

正しい使い方としては2パターンあります。

• ひしゃくで水を使って局部を洗浄する
  現地の人は普通にこの方法で洗浄しています。僕にはできませんでした！
• 汚物を水で流す
  水洗トイレではないので、バケツの水を手動で流すパターン。

トイレットペーパーがないので、あらかじめ持参していきましょう。

僕はトイレットペーパーを持っていなかったので、自然乾燥するまでトイレから出られませんでした。

ちなみにタイのトイレは水洗式であっても、トイレットペーパーを流すことはできません。使い終わったトイレットペーパーは、据え置きのゴミ箱に捨てるようにしましょう。

トイレが清潔であれば、安心して仕事ができます。

ちなみに、タイ式のウォシュレット（Water Gun）があるとかなり快適です。

ボタンを押すと水が出るので、現地に行ったら試してみてくださいね。

チェンマイの仕事がはかどるカフェ10選【ノマド向け】

現地に3年住んだ僕がおすすめしたい、ノマド向けのカフェは以下の通りです。

• Smile Lanna Coffee
• Por Dee Cafe & Bistro
• See You Soon Cafe
• KHUM HOM Cafe
• TORA BAKE
• Weave Artisan Society
• Finnland
• Mountain View Cafe
• BULOV CAFE
• HYBRID

僕は写真を撮るのが苦手なので、ところどころFacebookの公式ページから引用させていただきました。

チェンマイのカフェは頻繁に営業時間が変わったりするので、ぜひ、公式サイトもチェックしてみてください！

Smile Lanna Coffee

Smile Lanna Coffeeは、旧市街の南側にあるSmile Lanna Hotelに併設されたカフェです。

3年ほどチェンマイで生活していましたが、僕の中では「Best Cafe for work」かなと。

何より素晴らしいのは、テラス席にファンがついていること！日中は40度くらいまで暑くなることがありますが、日陰かつファンがあると結構快適に過ごせます。

コーヒーは1杯75バーツ（300円ほど）と、チェンマイでは平均的な値段です。

自然が豊かで仕事のイライラを緩和できるのもポイント。机と椅子のバランスもよく、1日中快適に過ごせます。

ただし、昼時のみホテルのお客さんが昼食を取りに来るため、若干混み合うことも。
タイ人の家族連れが多いので、ときには騒がしくなってしまいます。

ランチ前に行って、好きな席を確保しておくといいでしょう。

トイレは階段を下った先にあり、いつもきれいに清掃されています。
仕事に煮詰まったら、顔を上げて素晴らしい景色に癒やされてください。

Por Dee Cafe & Bistro

Por Dee Cafe & Bistroは、Santitham（サンティタム）エリアにあるノマド向けのカフェ。

チェンマイはバイクや車の騒音が大きめですが、こちらのカフェ周辺はほぼ無音でのんびりした空気が漂っています。

静かに仕事したいときは、いつもここに来ていました。

9時から11時くらいまでは、エアコンなしですべてのドアを開放しており、大きめの扇風機をつけてくれます。もしもエアコンをつけてほしい場合は「Could you turn on the AC?」と伝えれば、対応してくれるはずです。

テーブルの大きさはちょうどよく、片側がソファ席なので1日仕事しても疲れません。

コーヒーは1杯60バーツ（240円ほど）と良心的。

パスタとフライドライスが美味しいので、ランチを楽しみつつ仕事も快適にできるのが魅力です。

チェンマイのローカル感を満喫できるカフェなので、ぜひ訪れてみてください。
店長のおっとりした感じも含めて素敵なカフェです。

See You Soon Cafe

See You Soon Cafeは、旧市街の中央にあるおしゃれなカフェ。

こちらのカフェは結構人気なので、席を確保したいときは早めにいくことをおすすめします。

テーブルの間隔が広いので、混雑していても閉塞感を感じることはありません。
僕はテラス席か、店内の4人席を使って仕事することが多かったです。

See You Soon Cafeがノマドにおすすめなのは、オーナーの人のよさです。

彼は40代前半のチェンマイ出身のタイ人で、非常にポジテイブなメンタルを持っています。カフェに訪れるたびに「Hey Taro！」と声をかけてくれて、よく世間話をしていました。

コロナで観光客が全くいなかったときも、店内でiPadを開きながら学習していたのを覚えています。
どんな状況でも、前向きに生きることを学ばせてもらいました。

英語が話せる方は、彼と世間話してみてください！
きっと次の日も戻ってきたくなりますよ。

ちなみにSee You Soon Cafeは、マリファナフリーなので、テラス席で大麻を吸っている人がたくさんいます。

匂いが苦手な方は、別のカフェに行きましょう（笑）

大麻について詳しく知りたい方は、オーナーのボンさんに話しかけてみてください。

勉強熱心な人だけに、各品種について細かく教えてくれますよ。

KHUM HOM Cafe

KHUM HOM Cafeは、旧市街の北側にある居心地抜群のカフェです。

こちらのカフェは、結婚式が行われるような場所でもあり、高級感があります。

特にテラス席からの眺めが素晴らしく、自然と同化したような環境でパソコン仕事に集中できるのが魅力です。ゆっくり朝を過ごしたいときに最高のカフェでした。

店内の入り口はカウンター席があり、こちらは電源とエアコンが完備されています。

トイレは常にきれいで、複数利用できるため、混雑時も安心。
コーヒーは100バーツ（400円ほど）と高めですが、素晴らしい環境なので満足できるかなと。

チェンマイのカフェは17〜18時くらいで閉店する店舗が多いですが、KHUM HOM Cafeは20時まで営業しているのもポイント。

チェンマイらしい、自然と融合したカフェになっています。

TORA BAKE

TORA BAKEはサンティタムエリアにある小さなカフェです。

こちらのカフェは、チェンマイでは珍しくWi-Fiの時間制限があります。1度の注文で1時間無料のパスをもらえる感じです。

僕はAISの「Unlimited internet」プランのSIMカードを使っていたので、こちらのカフェでは常にテザリングでWi-Fiを使っていました。

チェンマイのカフェは、まれにネット環境が悪くなるので、心配な方は事前にSIMカードを購入しておくとよいでしょう。

ちなみにこちらのカフェの奥には、One Workspaceというコワーキングスペースが併設されています。

ほとんどのノマドワーカーは、こちらのコワーキングスペースを目当てみきているイメージです。

1日199バーツ（800円ほど）で利用可能となっています。
ただ、コワーキングスペースエリアは非常に静かなので、逆に集中できない人もいるかもしれません。

僕の場合は、息苦しさを感じて早々に退出しました（笑）

店員さんは日本好きで、店内にジブリのキャラクターなどを置いてます。
英語がとても上手なので、おすすめの観光スポットなどを質問すると、親切に答えてくれるでしょう。

ネット環境を持参していけば、いくらでも長くいれる居心地のよいカフェです。

Weave Artisan Society

Weave Artisan Societyは、旧市街の外れにあるコワーキングスペースのようなカフェです。

こちらのカフェはアートスペースも兼用しており、店内の雰囲気が抜群にいいですね。

大きな机で仕事に集中できるのも魅力。僕は常に写真の席で没頭していました。学生やタイ人のインスタグラマーもたくさんいて、活気のある場所になっています。

机の間隔が広いので、騒がしく感じたり、閉塞感を感じたりすることはありません。

ここまで広いスペースを、こんな贅沢に使っているのは、恐らくこのカフェだけかなと。
ただ、据え置きタイプのエアコンの音がうるさいので、ノイズキャンセリングイヤホンかヘッドホンをマストで持参してください。

デザイン性の高い空間で、ノマドワークに集中できる穴場スポットです。

Finnland

Finnlandは、人気エリアNimman（ニマン）エリアにあるカフェです。

ニマンエリアで仕事するときは、必ずこのカフェを使っていました。

2階席へ行くと、6人がけの大きな大理石のテーブルが1つと、木製の6人がけテーブルが1つあります。
正直に言うと「このどちらかが埋まっていたら、別のカフェに行く！」というくらい居心地がいいのです。

そのため、朝8時の開店に合わせていくのがベスト。

ランチ前になると、誰かしらに席を取られているので早めに来店することをおすすめします。
その他の席はローテブルなので、ノマドワークは非常にしづらいです。

万が一、6人がけテーブルが埋まっていたら、隣のスタバに入りましょう（笑）

トイレは複数の店舗と共有のタイプなので、広々としています。
ただしトイレットペーパーは有料なので、バックパックに忍ばせておくと安心です。

コーヒーは70バーツ（280円）ほどですが、クオリティが非常に高いので「美味しいコーヒーが飲みたい！」という方は、Finnlandをおすすめします。

Mountain View Cafe

Mountain View Cafeは、旧市街の北側にあるこじんまりとしたカフェです。

Mountain View Hotelに併設されているカフェで、優しいスタッフと良心的な価格の料理が楽しめます。

僕自身、こちらのホテルに1年ほど滞在していたのですが、とても快適でした！

店内はテーブルが4つほどあり、間隔が広めに取られています。
狭い店内ですが、窓が大きく閉塞感は感じません。

コーヒーは1杯60バーツ（240円ほど）とリーズナブルで、食事も100バーツ（400円ほど）以下で注文できます。

昔ながらのチェンマイの雰囲気が味わえる素敵なカフェです。

BULOV CAFE

BULOV CAFEは、モノトーンの店内が仕事の集中力をかきたててくれるカフェです。

店内は広くありませんが、雰囲気があります。

タイ人からするとおしゃれスポットのようで、カップルが熱心にインスタ映え写真を撮影しているのが面白いです。

周辺に住む海外のエンジニアやライターに人気なので、仕事に没頭している人もよく見かけます。

めちゃくちゃおすすめしたいカフェではあるのですが、問題が1つだけあるんです。

それは可愛すぎる猫ちゃんが2匹いること！
上の写真にも小さく写っていますが、人懐っこい猫ちゃんがのんびり店内を徘徊しています。

この猫ちゃんに気に入られてしまうと、ずっと隣でコロコロされます（笑）

オーナーのタイ人女性が気づくと、猫を別の部屋に連れていってくれるのですが、彼女が気づかないときは自分からお願いしましょう。

笑って「ごめんね！」と言ってくれますよ。

ちなみにコーヒーが非常に美味しいです。

HYBRID

HYBRIDは旧市街から車で15分ほどの場所にある、CBDドリンクが楽しめるカフェです。

店内には大麻の研究所があり、店員さんは研究員でもあります。

日本でもお馴染みのCBDですが、店内に研究所が併設されている場所はありませんよね。
CBDですが、ドリンクをオーダーすると、奥の研究所で作ってくれるのも印象的です。

こちらの店舗は、店内でのんびりする人が少ないので、ノマドワークに最適！

都心部から離れていますが、HYBRIDに来るためだけにタクシーを乗る価値があります。

非常に若い研究員さんたちは、CBDや大麻の知識に長けており、話を聞いていると仕事に対するモチベーションを感じられるんです。

ファンキーな見た目の店員さんですが、話してみるとCBDや大麻に対する真摯な姿勢や探究心を感じられます。

「僕も頑張らなくちゃ！」と思わせてくれる素敵な場所です。

チェンマイのカフェに持参するべき3つの持ち物

チェンマイのカフェに行く際は、以下3つの持ち物を持参しましょう。

• 蚊よけスプレー
• ノイズキャンセリング・イヤホン
• 上着

蚊よけスプレー

チェンマイは蚊が多いので、事前に蚊よけスプレーを用意しておきましょう。

現地のセブンイレブンやスーパーなどで購入できます。
スプレーしておけば、蚊に刺される心配はありません。

おすすめはピンク色の蚊よけスプレーです。

匂いがキツくないので、日本人にも使いやすいと思います。

ノイズキャンセリング・イヤホン

ノイズキャンセリング機能がついたイヤホンやヘッドホンがあると、騒がしい場所でも快適に作業できます。

僕はAirPodsで音楽を流しつつ、波や雨の音をミックスしてリラックスするのが好きです。
YouTubeとSpotifyをミックスしたり、iPhoneやMacに搭載されているバックグラウンドサウンドを使うとよいでしょう。

店内の雰囲気や時間帯に合わせてBGMを変えると、カフェを移動しなくても気分転換になります。

上着

チェンマイのカフェは、エアコンが効きすぎている店舗が多いので、あらかじめ上着を持参しておきましょう。

店舗によっては、その場に入れないくらい寒く感じることもあります。
エアコンの風が直接当たらない場所を陣取るのがおすすめです。

外は暑いですが、店内は寒いので気をつけてくださいね。

カフェまでの移動手段は？

チェンマイを移動する際は、以下の手段を使うのがおすすめです。

• Grab
• TUK APP
• レンタルバイク

Grab

Grabはチェンマイで最もメジャーな配車アプリです。

言葉が通じなくても、アプリを使えば問題なく目的地へ行けます。
タクシーとバイクタクシーの他、8人ほど乗車できるソンテウという乗り物も予約可能です。

空港でタクシーを利用する際も、Grabで予約した方がよっぽど安く済みます。

日本を出発する前から、スマホにインストールしておくとよいでしょう。

・iOSはこちら
・アンドロイドはこちら

TUK APP

TUK APPは、トゥクトゥクが呼べる配車アプリです。

Grabはトゥクトゥクに対応していないので、チェンマイらしい乗り物を利用したい方はTUK APPを使ってみてください。
ちなみに路駐しているトゥクトゥクは、観光客向けに高額な運賃を請求してくる人が多いです、

TUK APPなら、事前に料金が分かるので損することはありません。

ちなみにTUK APPも料理や買い出しなどに対応しています。
また、僕が翻訳を担当していたアプリでもあるので、現地に行った際は使ってあげてください！

ドライバーさんたちが喜びます。

・iOSはこちら
・Androidはこちら

レンタルバイク

現地でスクーターをレンタルすることも可能です。

1日のレンタル料金は200〜300バーツほど。日本円で800〜1,200円ほどでレンタルできます。

ただし、国際免許証を忘れないでください。
正直な話、パスポートを預けるだけでレンタルできるのですが、チェンマイの警察はお小遣いを稼ぐために、道端で取締を行っています。

ヘルメットをせずに国際免許証もない場合、1,000バーツ（4,000円）ほどの罰金を払うことに。

現地の人はほぼほぼヘルメットをしていないのですが、観光客には厳しく取り締まってくるので注意しましょう。

まとめ

チェンマイには、いくつものカフェがあるものの、快適に作業できるノマド向けの店舗はそこまで多くありません。

僕自身、3年の滞在期間中、9割のカフェは制覇したと思います。
ほとんどのカフェに一度は訪れてみたものの「また来よう」と思える店舗は少ないものです。

個人的な主観ですが、何度も訪れたくなるカフェは、内装だけでなく「人のよさ」を感じます。

笑顔が素敵だったり、熱意を持って仕事をしている人など、同じ働く者として元気がもらえるんです。

• 仕事が忙しくてイライラしてるとき
• 日本との違いを感じて萎えているとき
• ふと孤独を感じたとき

そんなときは、ぜひ今回紹介したカフェに行ってみてください。

あなたが心を開いて接すれば、温かいチェンマイの人々が元気を倍返ししてくれますよ！