idを使わず、特定のテキストにジャンプさせるURLにするには、URL末尾にテキストフラグメントを加えるだけです。特定テキストにジャンプし、強調スニペットしてハイライト表示させることができます。

試しに以下のURLをクリックしてみてください。

テキストフラグメント例

テキストフラグメントとは?

テキストフラグメント(Text Fragment)とは、ウェブページ上のテキストの断片や部分を指す用語です。これは、ウェブコンテンツの一部を特定し、共有、引用、またはハイライトするために使用される概念です。

テキストフラグメントは、特定の文章、段落、または単語をユーザーやソフトウェアが簡単に識別できるようにするために利用されます。これにより、ウェブページ内での特定の情報の共有や議論が容易になります。

テキストフラグメントは、URLの一部として利用され、以下のような形式を取ります。

https://example.com/some-page#:~:text=ジャンプさせたいテキスト

URLの一部である :~:text=ジャンプさせたいテキスト が、テキストフラグメントを識別します。このフラグメントは、”ジャンプさせたいテキスト”というテキストを指しています。

ユーザーがこのURLをクリックすると、対応するテキストフラグメントがウェブページ内でハイライトされ、表示されます。これにより、特定の情報に素早くアクセスできるようになります。

テキストフラグメントは、情報共有や引用する際に便利です。PDFなど膨大な資料から引用・共有する際に特に便利です。検索エンジンもテキストフラグメントをサポートしており、PAA上で特定のテキストを含むウェブページが検索エンジンに上がることもあります。

この他にidを使ったアンカーリンクで特定テキストにジャンプさせる方法もあります(下の記事を参照)。

拡張機能

Chromeの拡張機能「Link to Text Fragment」を使うことで、簡単にテキストフラグメントのURLを生成できます。

Link to Text Fragment

「Link to Text Fragment」をインストール後、テキストをマウスで囲んだ状態で右クリック→「Copy Link to Selected Text」をクリックすると、クリップボードにURLが保存されます。

Link to Text Fragment

あとは、貼り付け(Ctrl+V)するだけです。