レンタルサーバーの簡単インストール機能などを用いて、WordPress環境をつくる方も多いと思います。簡単に操作できて便利なのですが、同時にデータベース（MySQL）も構築されていきます。WordPressサイトをつくるほど、比例してデータベースの数も増えていくんですよね。

そのため、どのWordPressサイトがどのデータベースに紐づいているか、わからなくなってしまうことがあります。そこで今回は、WordPresssサイトのデータベース名を簡単に確認する方法をご紹介いたします。

例えば、サイトで何か問題が発生した際や、データベース（MySQL）の更新時にも、どのサイトがどのデータベースと紐づいているかを確認できるようになります。

データベース名はwp-config.phpで確認

データベース名は、WordPressサイトのダッシュボードや管理画面内では確認することはできません。FTPソフトを使うか、WordPress環境を構築したサーバーの管理画面から確認できます。

WordPress環境を構築すると、自動的に複数のファイルがインストールされるのですが、そのディレクトリ（フォルダ）と同じ階層にある「wp-config.php」というファイルの中で確認できます。

2つの確認方法をご紹介いたします。エックスサーバーをお使いの方は後者が簡単でオススメです。

FTPソフトでwp-config.phpを開く

お手元のFTPソフトを使って、対象のWordPressサイトのwp-config.phpを開きます。以下はFileZillaを使った例です。

FileZIllaの例

例えば、当サイトもWordPressで構築されているため、WordPress関連ファイルがインストールされているディレクトリに「wp-config.php」というファイルが存在します。上記画像では「wp-content」というディレクトリ（ファイル）と同じ階層にあるのがわかります。

ここから「wp-config.php」を開いて中身を確認してみましょう。

大変重要なファイルなので、誤って編集することがないように注意しましょう。ローカルにダウンロードして確認するのがオススメです。phpファイルはお手元のテキストエディタで開けます。

テキストエディットで開いたwp-config.php

上記はMac内蔵の「テキストエディット」で開いて確認した例。赤枠箇所にて、データベース名やユーザー名、パスワードも確認可能です。

サーバーの管理画面からwp-config.phpを開く

レンタルサーバーの管理画面にブラウザ上でファイルを操作できるものがあればもっと簡単です。今回はエックスサーバーでWordPress環境を構築した例で解説いたします。

エックスサーバーの場合は、「ファイルマネージャ」というサービスを利用できるので、サーバーパネルの右上より起動します。

エックスサーバーのファイルマネージャ

FTPソフトより見やすいので、初心者の方にも優しいですね。

WordPress関連ファイルがインストールされているディレクトリを開いてみると、「wp-config.php」が見つかるので、上部の「編集」ボタンから中身を確認できます。

ファイルマネージャで確認できるデータベース名

FTPソフトで確認できる内容と同様で、データベース名やユーザー名、パスワードを確認できます。

まとめ

WordPressサイトのデータベース名を確認する方法をご紹介しました。

データベース（MySQL）の更新時や、サイトで何か問題が起きた際にそのサイトに紐づくデータベースを確認できます。「データベース名はwp-config.phpで確認する」と覚えておけば、何か問題が起きた際にもスムーズに対応できるはずです。

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