「副業でWebライターを始めたい」と、考えている方は少なくありません。ネット副業にはさまざまなジャンルがありますが、その中でもライティングの仕事は人気が高いです。

しかし問題になるのが、スマホだけでも作業ができるかどうかです。

この記事では、現役ライターの筆者が、Webライターの副業をスマホで完結させるのが難しい理由やデメメリットを詳しく解説します。パソコンで作業するメリットも知りたい方、スマホでも可能な副業案件を把握したい方は、ぜひ最後までお読みください。

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Webライターの副業はスマホで完結するのが難しい

Webライターは「誰にでも簡単にできる仕事(副業)」といわれていますが、正解でもあり不正解でもあります。ただひとつ言えるのは、たとえ副業レベルでライティングをするにしても、スマホだけで完結させるのは困難ということです。

理由は、記事の作成に伴う多くの作業が、スマホの機能では効率的に行えないためです。

たとえば、リサーチ作業では複数のタブを開いて情報を比較したり、記事構成を考えながら執筆を進めたりする必要があります。これらの作業は、パソコンの大きな画面と高い処理能力があってこそスムーズに進められます。

ハッキリ言いますが、ライティングはリサーチが9割です。情報収集と構成をどれだけ高い精度で行えるかが、高品質な記事を生み出す秘訣です。

また、画像挿入や装飾といった細かな編集作業も、スマホでは操作がしづらく時間がかかります。パソコンでは簡単かつスムーズにできる作業が、モバイル端末ではできないわけです。記事を効率良く作成するには、パソコンが欠かせません。

Webライターの副業をスマホで行うデメリット

Webライターの副業を、スマホで行うデメリットは5つあります。

  1. 処理能力が乏しいため作業が遅くなる
  2. 画面が小さいため作業効率が低下する
  3. コピペ作業が面倒くさい
  4. WordPressをサクサク使用できない
  5. スマホでの作業を禁止している案件がある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

処理能力が乏しいため作業が遅くなる

スマホはパソコンに比べると、処理能力が劣る傾向があります。

複数のアプリを同時に開いたり長文のテキスト編集を行ったりすると、動作が重くなり、作業がスムーズに進まない可能性が高まります。特に、Webライティングではリサーチのために多くのWebページを開く必要があるほか、執筆ツールを並行して使用しなければいけません。

このようなスマホの処理能力が限界に達しやすい状況では、作業速度が激落ちするため、記事作成に要する時間が増加します。

効率性を追求しなければいけない副業において、処理能力の低さは大きな課題です。

画面が小さいため作業効率が低下する

スマホの画面は、パソコンのディスプレイと比較すると何倍も小さいです。したがって、Webライティングの作業効率を著しく低下させます。

画面が小さいなかでの作業は、記事の構成を考える、リサーチした情報を参照しながら執筆する際に、全体像を把握しづらいです。複数の情報を同時に表示できないため、タブを頻繁に切り替える手間が発生し、思考の流れが途切れてしまう可能性もあります。

また、長文をスクロールしながらの編集は目に負担がかかり、集中力の維持も困難です。スマホでのライティング作業は、想像以上に時間がかかり、記事の品質にも影響が出るおそれがあります。

コピペ作業が面倒くさい

Webライティングでは、リサーチした情報を記事に引用したり、参考資料から必要な部分を抜き出したりする際にコピペ(コピー&ペースト)作業が頻繁に発生します。

スマホでのコピペ作業は、範囲選択の難しさや誤って別の箇所をコピーしてしまうリスクがあるため、パソコンと比べて手間がかかりやすいです。特に、複数の文章や情報を整理しながら記事に組み込む場合、その都度細かな操作が必要になり、作業の中断やストレスを感じやすくなります。

このような繰り返し作業は、全体の作業効率を低下させるだけでなく、精神的な負担にもつながります。

WordPressをサクサク使用できない

Webライターの案件には、WordPress(記事の投稿や管理に利用する)を用いる場合があります。しかし、パソコンでの操作を前提としているため、スマホからだと作業効率が大幅に低下します。

スマホでWordPressを使用すると、画面レイアウトの崩れや機能の制限によって快適な操作ができません。特に、記事のプレビュー確認や画像挿入、SEO設定など、細かな調整が必要な場面では、パソコンのような直感的作業が困難です。

スマホでの作業は一つ一つに時間がかかり、記事公開が遅れる可能性があります(納期に間に合わないリスク)。

スマホでの作業を禁止している案件がある

一部のWebライティング案件は、スマホでの作業を禁止しています。

これはスマホでの作業では品質が保たれない可能性や、特定のツールやシステムへのアクセスができないなどの理由が背景にあるでしょう。

たとえば、企業のメディア記事や専門性の高いコンテンツの場合、厳密なフォーマット指定や特定の編集ソフトの使用が求められる場合があります。このような案件では、スマホのみで作業しようとすると契約違反となり、信頼を失う可能性があるので注意が必要です。

副業における案件獲得の機会を広げるたいなら、パソコン環境を整えるのがベターといえるでしょう。

Webライターの副業をパソコンで行うメリット

Webライターの副業をパソコンで行うメリットは、大きく分けると3つあります。

  1. 作業効率が向上する
  2. ストレスの少ない作業環境を実現できる
  3. スキルアップを期待できる

それぞれ詳しく解説します。

作業効率が向上する

パソコンは、複数のタブを開いて同時にリサーチを進めたり、執筆ツールと資料を並べて参照したりする作業が容易です。大画面で文章全体を確認しながら編集できるため、誤字脱字の発見や表現の修正もスムーズに行えます。

また、キーボード入力の速度はスマホよりも格段に速く、長文でもストレスなくタイピングできます。

これらの要素が組み合わさると、記事作成にかかる時間を短縮できるほか、多くの案件をこなせすことが可能です。

ストレスの少ない作業環境を実現できる

パソコンでの作業は、Webライターにとってストレスの少ない快適な環境を実現してくれます。

大きなモニターは目の疲れを軽減できるほか、長時間の作業でも集中力を維持しやすいです。キーボードはタイピングの快適さを提供してくれるだけでなく、腱鞘炎などの体の負担を減らす効果も期待できます。

さらに、必要なソフトやツールを自由にインストールできるため、最適な作業環境を構築しやすいです。

これにより、作業中のイライラが減り、クリエイティブな思考に時間を割けます。

スキルアップを期待できる

パソコンを使いこなすと、Webライターのスキルを向上できます。高度なSEOツールや校正ツール、画像編集ソフトなどを活用すれば、専門的で質の高い記事の作成が可能です。

たとえば、キーワード選定の分析や競合記事の調査など、パソコンならではの機能を使うと深い洞察を得られます。また、WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)をスムーズに操作できるため、クライアントの要望に応じた多様な納品形式に対応できる柔軟性も身につくでしょう。

パソコンでの作業は、提案できる案件の幅が広がるほか、自身の市場価値を高められるはずです。

スマホでもできるWebライターの副業案件

スマホだけでも対応可能なWebライターの副業案件は、以下のとおりです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

アンケートへの回答

Webライターの副業案件には、アンケートに回答するだけのシンプルなものがあります。主に、特定のサービスや商品に関する利用者の意見や、感想を収集する目的で募集されるケースが多いです。

長文を執筆する必要がなく、設問に対して選択肢を選んだり、短文で意見を記述したりする形式が一般的です。

したがって、スマホのフリック入力や音声入力機能を活用すれば、移動中や空き時間にも手軽に回答できます。

口コミ投稿

ECサイトやサービスサイトなどで見られる口コミ投稿も、スマホで完結できるWebライターの副業案件です。実際に利用した商品やサービスについて、感想や評価を簡潔にまとめます。

ユーザー目線でのリアルな体験談が求められるため、特別なライティングスキルは不要です。

スマホで写真や動画を撮影して添付するよう求められる案件もありますが、そのような場合でもスマホ一台で完結できるでしょう。

ネームやコピーの考案

商品名やサービス名、キャッチコピーを考案する案件も、スマホでの対応が可能です。瞬発的なアイデアや言葉のセンスが問われるクリエイティブな作業なため、長文の執筆能力よりも言葉の選び方や表現力が必要といえます。

たとえば、新商品のネーミング案を複数提出したり、SNSでのキャンペーンで使う短いコピーを考えたりする業務などです。

このようなネームやコピーの考案も、スマホだけで完結できます。

Webライターの副業案件をスマホで見つけられるサイト

Webライターの副業案件をスマホで見つけられるサイトは、以下のとおりです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

クラウドワークス

クラウドワークスは、日本最大級のクラウドソーシングサイトです。

Webライターの案件が豊富に掲載されているほか、スマホアプリが提供されているため、案件の検索や応募、クライアントとのメッセージのやり取りをすべて行えます。

初心者向けのタスク案件や簡単なデータ入力、レビュー作成など案件が多く、スマホで手軽に始められる副業を見つけやすいです。

クラウドワークス

ランサーズ

ランサーズもクラウドワークスと同様に、Webライティング案件を扱うクラウドソーシングサイトです。スマホに最適化されたWebサイトとアプリが提供されているため、移動中や外出先でも手軽に案件を探せます。

タスク形式の案件からプロジェクト形式の本格的な執筆案件まで、幅広い種類の仕事が掲載されており、自身のスキルレベルや希望に合わせて選択できる点が魅力です。

ランサーズ

X(旧Twitter)

X(旧Twitter)は、Webライターが案件を見つけやすいSNSです。多くの企業や個人が、ライター募集を投稿しています。

たとえば、「#ライター募集」「#Webライター募集中」などのハッシュタグで検索すると、かんたんに案件の情報を入手できます。

また、自身のアカウントのプロフィールに、ライティングスキルを明記し発信を続けると、企業から直接オファーが来るケースも珍しくありません。

X(旧Twitter)

Instagram

Instagramも、Webライターの案件探しに活用できるSNSです。

特に、ライフスタイル系や美容、ファッションなど、ビジュアル要素が重視される分野の企業やインフルエンサーが、コンテンツ作成のためにライターを募集する場合があります。

InstagramのDM(ダイレクトメッセージ)機能を使ってクライアントに直接連絡を取ったり、募集投稿にコメントしたりすれば案件を獲得できる可能性があります。

Instagram

dジョブスマホワーク

dジョブスマホワークは、NTTドコモが提供するスマホ向けの副業マッチングサービスです。アンケート回答やデータ入力、記事作成など、スマホで手軽にできる案件が多数掲載されています。

短時間で完了するタスク案件が多く、通勤時間や休憩時間といった隙間時間を有効活用したい方におすすめです。ライティングスキルをそこまで求められない簡単な案件も多いため、Webライターとしての経験がない方でも気軽に始められます。

dジョブスマホワーク

まとめ

Webライターの副業は、スマホだけでは効率性や作業の幅に限界があります。一方、パソコンを使用すれば作業効率が向上し、ストレスを軽減しながらスキルアップを期待できます。

副業でライティングをするにしても、Webライターの仕事を獲得するならパソコンの導入を検討しましょう。

また、ライターは日本語ができれば誰でもできると言えど、相手(クライアント)あっての商売です。クライアントがどのような仕事をあなたに望んでいるかを理解する必要もあります。

単価や条件など自分目線だけでライターを始めても誰も幸せにしません。クライアントとの付き合いも浅く短くなり、ライター活動を通じて自分を消耗させるだけなので、安易にスマホで楽に稼げるとは考えないほうが良いです。

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