「最近リライトした記事はどれだろう。」
「いつどの記事を更新したのか、すぐに知りたい。」
複数人で運営するメディアや、記事数が多いサイトでは、これらを確認するのは意外と大変です。
そこで便利なのが、WordPressの管理画面に「リライト履歴」を表示する方法です。最近リライトされた記事を一覧で確認でき、作業漏れや重複を防げます。
当記事では、ダッシュボードに「リライト履歴」表示させるカスタマイズ方法をご紹介します。
リライト履歴を表示するカスタマイズ
早速、カスタマイズ方法をご紹介します。WordPressのダッシュボードに「リライト履歴」ウィジェットとして表示する方法になります。
カスタマイズの仕様・できること
- 表示対象は、公開日より更新日が新しい投稿
- 表示件数は、最新リライト分10件(任意に変更可)
- 各記事タイトルと公開日、更新日が表示される
- 記事タイトルをクリックすると編集画面へ移動する
実際の表示は、次のようなイメージです。

最近のリライト履歴を表示した例
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コピペで使えるコードサンプル
functions.phpを編集するので、「Code Snippets」プラグインを使うのがおすすめです。以下のコードをコピペするだけで「リライト履歴」を表示できます。
// ダッシュボードに「最近のリライト履歴」ウィジェットを追加
add_action('wp_dashboard_setup', function() {
wp_add_dashboard_widget('rewrite_history_widget', '最近のリライト履歴', function() {
// 公開日より更新日が新しい投稿を取得
$posts = get_posts([
'post_type' => 'post',
'post_status' => 'publish',
'posts_per_page' => 10,
'orderby' => 'modified',
'order' => 'DESC',
'date_query' => [[
'column' => 'post_modified_gmt',
'after' => 'post_date_gmt',
'inclusive' => true,
]],
]);
if (!$posts) {
echo '最近リライトされた記事はありません。';
return;
}
echo '<ul style="margin:0; padding:0; list-style:none;">';
foreach ($posts as $p) {
$title = esc_html($p->post_title);
$link = get_edit_post_link($p->ID);
$pub = get_the_date('Y.m.d', $p);
$mod = get_the_modified_date('Y.m.d', $p);
echo '<li style="display:flex; justify-content:space-between; align-items:center; margin-bottom:4px;">';
echo '<a href="' . esc_url($link) . '" style="flex:1; min-width:0; text-decoration:none; color:#0073aa; white-space:nowrap; overflow:hidden; text-overflow:ellipsis;">' . $title . '</a>';
echo '<span style="flex-shrink:0; margin-left:8px; color:#666; font-size:12px; white-space:nowrap; font-family:monospace; width:220px; text-align:right;">';
echo '公開:' . $pub . ' / 更新:' . $mod . '</span>';
echo '</li>';
}
echo '</ul>';
});
});
リライト履歴の表示内容を変更したい
先ほどの例は、最近の投稿記事のリライトを10件まで表示する例です。独自にカスタマイズしたい場合は、以下を参考にしてみてください。
表示件数の変更
リライト履歴の表示件数は、posts_per_pageの値で調整可能です。たとえば、最新5件だけ表示したい場合は、以下のようにコードを変更します。
'posts_per_page' => 5, // 表示件数を5件に変更
日付フォーマットの変更
日付表示を変更したい場合は、get_the_date() や get_the_modified_date() のフォーマット文字列を変更します。たとえば「2025-10-17」の形式にしたい場合は以下のように変更します。
$pub = get_the_date('Y-m-d', $p); // 公開日をYYYY-MM-DD形式に変更
$mod = get_the_modified_date('Y-m-d', $p); // 更新日をYYYY-MM-DD形式に変更
固定ページも対象に
リライト履歴の対象に固定ページも含めたい場合は、post_typeの配列にpageを追加すればOKです。以下の書き方を参考にしてください。
'post_type' => ['post','page'], // 投稿と固定ページの両方を取得
まとめ
WordPressの管理画面にリライト履歴を表示する方法をご紹介しました。
リライト履歴を一覧で確認できると、いつどの記事を更新したかがひと目でわかります。更新頻度の高いブログやメディアでは、作業効率を上げる便利なカスタマイズです。ぜひ活用してみてください。
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