新しい記事の投稿後にやるべき重要なことの一つ。
それは関連過去記事も同時に編集すること。

新しい記事を投稿したら、それに関連する内容の過去記事をアップデートするのです。それによって過去記事も含めてコンテンツの価値が上がり、集客にも繋がります。

関連過去記事を編集する理由

新しい記事を投稿後、関連過去記事を編集する理由は以下の3つ。

  • 過去記事の品質向上
  • 検索エンジン対策
  • アクセスの流動性

新しく投稿した記事は、被リンクがありません。よって、検索順位も低めの傾向があります。
関連過去記事から内部リンクすることは、検索結果の推移に大きく影響します。

また、内部リンクを増やすことはアクセス(ユーザー)の流動性を高める狙いもあります。

過去記事を事前に把握しておく

新しく記事を執筆する前に、過去記事(アーカイブ)にどういう記事があるか把握しておくと良いでしょう。

アーカイブを把握しておくメリットは次のようなもの。

  • テーマが被らなくて済む
  • 記事間で統一感が出る(矛盾が減る)
  • 記事間の連携がとりやすい

習慣的にアーカイブを見たり、サイト内検索で記事を探す癖をつけておくと、自然とアーカイブを把握できるようになっていきます。アーカイブを把握できれば、自身のサイトがどのキーワードに強いか、強化できるかといった戦略を立てることにも役立ちます。

大規模なメディアだと数千ページになるので、把握するのは大変ですが、ある程度の傾向を把握しておくことは効果的な記事執筆のためにも必要でしょう。

過去記事の編集方法

新記事と関連過去記事を内部リンク

新しい記事を投稿すると、それに紐づく関連記事の更新も必要となります。

たとえば、「WordPressバージョン」に関する新情報が出たら、過去情報も更新の必要性が出てきます。関連過去記事から新記事に内部リンクを貼ることは、新記事のSEO対策にもなります。

古い情報を更新

情報は常に変化するもの。古い情報では人の役に立つことはできず、被リンクやSNSでの紹介を受けることもできません。

常に新しい情報に更新しておくことで信頼が生まれ、リピート訪問にも繋がります。たとえば、こちらは新しいPHPバージョンがリリースされるたびに新しい情報に更新しています。

辞典化・シリーズ化

記事をシリーズ化し、辞典や参考書のように情報を網羅するページ群をつくることも有効です。例えば、当サイトで制作した「WordPress大全集」「SEOまるわかり大全集」は非常によく閲覧されている人気コンテンツです。辞書を作るつもりで時間をかけて制作しました。

辞典化の事例:
WordPressの使い方大全集
SEO大全集

また、短編的なシリーズでも良いと思います。また、短編シリーズ同士を紐付けて長編シリーズ化するのもおもしろいと思います。

シリーズ化の事例:
WooCommerce

シリーズ化にはストーリーをつくる必要があります。最初に構想を練ってから執筆すると良いでしょう。

タグの付与

新しい記事で付与したタグと同様のキーワードを関連過去記事でも使っている場合は、過去記事にもタグを付与します。タグを付与していくことで、バラバラになっている記事同士の関連性が出てきます。

新しいカテゴリーの創設

新しいカテゴリーの作成、統合といった作業は、新記事と関連過去記事の編集時に気づくこと。ですから、必要に応じてではありますが、現状もし適切なカテゴリーが存在せず、その分野の記事数が増えてきたら新しいカテゴリーを作成する必要があります。

カテゴリーを作成すると、そのキーワードの「専門性」を高めることに繋がります。

過去記事を編集するメリット

私は新しい記事を投稿するたびに過去記事を編集する癖がついているのですが、それはリライト作業に近いものがあります。新しい記事の投稿よりも過去記事編集の方が時間がかかることすらあります。

ヤフー、新聞系メディアといった大規模メディアと違い、我々弱小メディアは過去記事をアップデートしていくことで、検索エンジン対策をしていかなければ、勝てません。

時間はかかりますが、過去記事のアップデートはそれ以上の効果を体感できるので、ぜひおすすめです。

また、新しい記事を公開予約する場合は、関連過去記事の編集も予約することがこのWordPressプラグインできます。