日々の生活において欠かせなくなったインターネット、Webサイトを運営する方の中には日々変化するユーザーのニーズと検索エンジン対策(SEO)に追われて疲弊している方もいるのではないでしょうか。
オウンドメディア化に取り組んで、一定のアクセス数を獲得することに成功したかと思われたWebサイトであっても、検索エンジンの対応に未だ苦戦し続けているという話もよく耳にします。そのことからも、長く安定したアクセスを集め続けるにはコンテンツの充実化、SEM対策も重要ではありますが、最終的に目指すべきWebサイトの形としてWordPressテーマといえばTCDと言われるような「〇〇」といえばこのサイトという信頼を得ることだと言えます。
・今必要なのはSEOではなくSEM(検索エンジンマーケティング)で考えること
https://tcd-theme.com/2019/03/sem.html
アクセス数の根幹にあるのは人間の感情です。小手先の対応で目の前のアクセスを集めることにだけ右往左往することなく、ユーザーに真に求められるWebサイトの形というものを見定めて運営していくと、しっかりと安定した成長と共に未来が開けてくるのではないかと思うわけです。
サイトの権威性が増すことのメリット
インターネット、SNSの拡散力は、自然災害やニュース性のあるものなど、正しい情報の伝播に活用されると社会の役にたちますが、詐欺や犯罪に関わるような不確かな情報を拡散することに使われると、みんなの生活に悪影響を及ぼすこともあります。そのような悪影響を想定して、Googleは検索品質評価ガイドラインにおいても、将来の幸福、健康、経済、安全に潜在的に影響を与えるページ(YMYL:Your
Money or Your Life)とされる分野の情報においては特に厳正な判断をするようになってきています。
権威的なサイトのことをオーソリティサイトと呼ぶことがありますが、オーソリティという単語は「権威」という意味を持ちます。ユーザーが権威性を認知する。信頼されたウェブサイトを作ることができると以下のようなメリットを発揮することになるでしょう。
オーソリティサイトはSEOの影響を無視する!?
IT情報ではGIGAZINE、国内ニュースでいうとYahoo!ニュース、動画といえばYouTube、料理のレシピといえばクックパッドという風にユーザーが何かを調べようとした時にまず見られるサイトになることができると、そのサイトが権威性を発揮しているオーソリティサイトになっていると言える状態です。ブックマークに登録されたり、直接名指しでURL、サイト名を打ち込んでもらえるようになることで、キーワード検索のSEOとは無関係にアクセスを集めることができるようになります。例に挙げたサイトはとても大きな分野でのオーソリティ化を達成しているサイトと言えますが、中小以下のウェブサイトであれば分野を細かくニッチにしたもので、まずはオーソリティ化を目指すといいでしょう。
使い古された質問ですが、「日本で2番目に高い山はどこでしょう?」「世界で3番目に大きな湖はどこでしょう?」などといった1番以外を聞く質問があります。インターネットの世界は検索順位の1番と2番においても大きなアクセス数の開きがでる世界です。1位が総取りするほどでもないかもしれませんが、1番になるということを諦めてはいけない世界なわけです。
小さなピラミッドの中でもいいから1番といわれるものを作る。1番になることができるまで他を圧倒できるニッチなものを探す。そういうコンテンツを増やしていくことに注目をしてみてはいかがでしょうか。
信頼がおけるWebサイトは紹介しやすい
SNSサービスや知恵袋などのQAサイトにおいて、信頼をおけるサイトは回答に添えて紹介しやすいものになります。
「詳しくはこちらのサイトに記載があります」という一言を添えて紹介されるようになると、その誘導を受けた方にとっても信頼を感じてもらいやすい状態になります。自分の質問に回答してくれた、有識者の方からおススメされたWebサイトともなると、期待感をかなり高めた状態で訪問してくれます。
よくサクラと言われる人が自分で自分の利益になるサイトを紹介していたりしますが、その状態とは似て非なるものです。「すごく内容が良かったから誰かに伝えたい」という状態を作ってこそのオーソリティサイトであることを忘れてはいけません。サクラが誘導しなくてはいけないサイトは、サクラによって高められたユーザーの期待感に応えられることができないことがほとんどです。
継続的な被リンクの増加はドメインパワーの向上にも繋がる
様々なサイトに紹介、引用をされるようになると、被リンクの数が継続的に増加するようになります。被リンクがアクセスを呼び、SEOの順位も押し上げるといった好循環が回りだすわけです。
Webサイトのアクセス増加には一時的なバズ(爆発的な拡散)が注目されがちですが、一次的なバズでのアクセス増は一過性であることは否定できません。権威性を高め、信頼を勝ち取った被リンクとアクセスの増加は、その好循環を回し続けることで、1つのコンテンツが長い時間を掛けてジワジワとアクセスを集める特徴があり、土台のしっかりとしたアクセス基盤が積みあがっていきます。まさに資産ともいえるコンテンツ作りに繋がるとも言えます。
最強のアクセス対策にも成り得るオーソリティ化
Webサイトの権威性を高めることは、運営者としては目指すべき1つの目標であることに間違いはないでしょう。
アクセス数を集めるための手法として情報に挙がってくるような対策(キーワードを拾う、文字数云々…)を行うことではユーザーの信用、信頼を得ることにはまったくと言って良いほど効果がないといえます。今はそれで検索順位が上がるからやる。という対応をしているのだとしても未来の資産を築いているとはいえない。検索エンジンに振り回されているWebサイト運用はもうすぐ通用しなくなる。そんな時代がすぐそこに来ている気がします。
弊社テーマ(WordPressテーマTCD)の開発はそのサイトを閲覧するユーザーの印象に大きく焦点を当てています。初めての訪問から、ファーストビューから、視線、動線、ユーザーとウェブサイトが接触するその一つひとつのシーンにおけるデザインが閲覧中のユーザーに対して信用、信頼に与える。その影響がとても大きいと捉えているからです。
SEOに強いというPRは、ある意味分かりやすい訴求ですが、言い換えると真似がしやすいということでもあります。SEO以上に力を入れるべきは、再現性が低い言葉にできない価値を高めることです。権威性にはコンテンツの独自性という要素も重要になってきます。他にない情報ソースであれば、当然参考にしたいと思ってもらえるわけです。ユーザーに有益なコンテンツを独自性をもって育むということ。今からでも注目して取り組んでみてはどうでしょうか。