ここでは、SEOの基礎・本質の習得に役立つ、オススメの書籍を5つご紹介します。

記事でご紹介している5つの書籍を読めば、検索エンジンの仕組みやキーワード選定のコツ、SEOライティング技術やコンテンツ作成方法など、SEOに必要な知識は一通りマスターできます。
少し古い書籍もありますが、考え方自体は、現在でも十分に通用するものです。ぜひ、チェックしてみてください。

SEOの基礎・本質の習得にオススメの書籍5選

では、以下のオススメの書籍5つをご紹介していきます。

  • 沈黙のWebマーケティング
  • 沈黙のWebライティング
  • 1億稼ぐ検索キーワードの見つけ方
  • 集客・検索キーワードの選び方・使い方
  • 10年つかえるSEOの基本
  • 沈黙のWebマーケティング

    WebマーケティングやSEOの本質を理解できる一冊。
    SEOテンプレートの『賢威』で有名な株式会社ウェブライダー代表、松尾 茂起(まつお・しげおき)氏の著書です。

    WebマーケティングやSEOの本質を理解することの重要性が説かれており、応用がきかない小手先のテクニック論には一切言及されていません。特に、コンテンツ作成やSEOの本質的なノウハウが詳細に書かれている点に価値があると思います。

    沈黙のWebマーケティングは、ストーリー部分と特別解説コーナーの2つで構成されており、ストーリー部分はマンガ的な演出が使われています。
    登場人物たちの吹き出し会話で物語が進んでいくので、文章を読むのが苦手でも抵抗なく読んでいけます。500ページ近くありますが、3時間もあれば読み終わるはずです。

    各ストーリーのあとに挿入される特別解説コーナーでは、ストーリーで扱った題材への詳細な補足説明がビッシリと書かれています。Webマーケティングやコンテンツ作成、SEOに関する本質的なノウハウが学べるので、ここは何度も読み返すべきだと思います。

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    沈黙のWebライティング

    こちらも松尾茂起氏著の『沈黙のWebマーケティング』の続編です。
    書籍タイトルの通り、Webライティングのノウハウがギッシリ詰まっています。

    検索エンジン(Google)に評価される記事の書き方、その根底的な思考を「これでもか」というくらい詳細に説明されているので、SEOに特化したWebライティングノウハウをマスターできます。

    SEOに強い記事は読み手のことを最優先で考えて作られたものであり、沈黙のWebライティングの文章自体が、まさにそれを実践して書かれている点が秀逸です。この本のテキストをじっくり読むことがそのまま、SEOに強い文章力の強化につながると思います。

    前作の『沈黙のWebマーケティング』と同じく、マンガ的演出で読みやすいですし、詳細な特別解説コーナーの有益性も素晴らしいものです。
    網羅性も高く、論理的な文章の作り方やWebで読まれる記事の書き方、訴求力を高めるタイトルのパターンなど、Webライティングのノウハウが凝縮されています。SEOに強いライティングの基礎を身に付けるのに最適です。

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    1億稼ぐ検索キーワードの見つけ方

    株式会社キーワードマーケティングの代表 滝井秀典氏の著作で、「売れるキーワードとは何か?」を突き詰めて解説されている書籍です。

    どちらかといえばリスティング広告向けで、SEOに特化した内容ではありませんが、検索キーワードの考え方自体はどちらも共通しますので、SEOにも十分応用できます。

    検索キーワードには、売れるキーワード・売れないキーワードの2種類がありますが、売れないキーワードをいくら対策しても、ビジネスは構築できません。本書では、売れるキーワードを軸にビジネスを構築するための理論と手順が、余すことなく書かれています。

    売れない言葉の特徴や売れる検索キーワードの公式、売上に直結するクリティカル・キーワードなど・・・。
    本書を読み終えるころには、売れるキーワードとは何かが、直感的に理解できるようになるでしょう。そして、売れるキーワードを軸にしたビジネスのアイデアもどんどん湧いてくるはずです。

    アフィリエイトや情報販売、物販など、インターネットでビジネスを構築するには、キーワードが欠かせませんし、キーワード選定の精度が、ビジネスの成否に直結します。
    『1億稼ぐ検索キーワードの見つけ方』に書かれているキーワード選定のノウハウを実践すれば、ネットビジネスの成功率は確実に上がるはずです。

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    集客・検索キーワードの選び方・使い方

    こちらの書籍も、先ほどの『1億稼ぐ検索キーワードの見つけ方』と同じく、検索キーワードに特化した内容です。

    需要のある検索キーワードを見つけて、そのキーワードを稼げるキーワードに加工して、さらに、最適なキーワードだけに絞り込む。この手順が具体的に解説されています。

    キーワード選定は、ツールでキーワードを抽出して、検索ボリュームの多いものを適当に選ぶという雑なやり方をしがちですが、それでは多くのライバル達と同じキーワードを選ぶことになります。競争の激しいキーワードは上位表示が難しいですし、仮に上位表示しても、強力な競合があとから参入すれば、あっという間に順位を追い抜かれることもあるでしょう。

    だからこそ、キーワード選定の方法を工夫して、ライバルが弱く、かつ需要があるキーワードを見つけ出す必要があるのです。『集客・検索キーワードの選び方・使い方』を読めば、その方法がわかります。「こんな切り口があったのか」と、多くの気づきがあるはずです。

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    10年つかえるSEOの基本

    SEOの基本や本質が理解できる一冊です。

    「こうすれば上位表示できる」といったテクニック論は一切書かれていません。
    本書を読めば、「SEOで結果を出すには、価値のあるページ・サイトを作るしかない」という事実に気づくはずです。この事実は10年どころか、20年、30年先も、恐らく変わらないでしょう。

    SEOの世界は、いろいろと新しいトレンドや技術が出てきますが、それらを追いかけるばかりでは意味がありません。トレンドや新技術ばかりに目が行き、価値あるページ・サイトを作るという本質から離れてしまえば、SEOで結果を出すのは難しくなります。

    SEOに楽な抜け道はありません。地道に価値あるコンテンツを積み上げて、サイト全体の評価を高めるしかないのです。

    ブラックハットではない王道のSEOで結果を出すなら、本書でSEOの全体像、本質をまず理解するのがオススメです。全編フルカラー、会話形式で進んでいくので、SEO初心者でもスンナリと頭に入ってくるはずです。

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    これからSEOの書籍を選ぶ方へのアドバイス

    ここまで、オススメの書籍を5つ、ご紹介してきました。

    ここでご紹介した書籍以外にも、役に立つ書籍はたくさんあります。そこで、SEO関連の書籍の選び方について、アドバイスしたいと思います。

    まず前提として、最新の情報やトレンドであれば、Web記事のほうがタイムリーで鮮度も高いです。わざわざ書籍で学ぶなら、トレンドではなく、5年、10年と使える本質的なノウハウに投資するほうがいいでしょう。その観点でいうと、古い書籍にも目を向けるべきだと思います。

    この記事でご紹介した書籍は、初版が2006年と、かなり古いものもあります。「そんなもの、現在では通用しない」と考えるかもしれません。しかし、そう簡単に切り捨てるのは、非常にもったいないと思います。10年以上も前の書籍をピックアップしたのは、そこに書かれているノウハウが、現在そして将来でも通用するものだからです。

    SEOを技術的な視点だけで捉えていると、古い情報は役に立たないと考えがちですが、SEOの不変的な本質をちゃんと理解していれば、昔の書籍からも学びがあると気づくはずです。

    むしろ、周りがトレンドに流されたり惑わされたりしている中で、本質的なノウハウを愚直に実践することは、ライバルに対する大きなアドバンテージになり得えます。

    SEO(というよりもビジネス全体)では、多数派ではなく少数派が常に正しいという原理があります。トレンドに流されたり惑わされたりするのは圧倒的に多数派であり、そちら側にいるということは、間違った選択・行動をしているということです。

    「昔から言われているから」「古いから」という理由だけで否定せず、昔の書籍からもぜひ学んでみてください。具体的なツールの活用方法などは、現代の事情に合わせる必要があるにしても、考え方自体は役に立つものが多いです。現代流にアレンジすれば競合と大きな差を付けられるかもしれません。

    まとめ

    今回、ご紹介した書籍は、以下の5つです。

    いずれも、SEOの基礎、本質の理解に役立つ良書です。古い書籍もありますが、考え方自体は現在でも十分に通用するものです。ぜひ、チェックしてみてください。

    書籍にプラスして、Webサイトで学びたい場合は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

    SEOまるわかり大全集