SEOでは、キーワードの出現率や含有率といった概念があります。
キーワードの出現率・含有率とは、特定のキーワードがページに出現する頻度やキーワードが使われている回数のことです。ひと昔前は、出現率・含有率を調整するとSEOに強くなると言われていましたが、現在では、気にする必要はまったくありません。

キーワードの出現率・含有率は気にしなくていい

キーワードの出現率や含有率は、気にしなくても問題ありません。
かつては、「キーワード出現率は5%くらいがいい」などと言われていましたが、その主張には根拠がほとんどないことがわかっています。

そもそもなぜ、出現率や含有率といった概念が出てきたのか?
その理由は、特定のキーワードがページに多く使われていれば、そのページはキーワードと関連性が高いものになる、という思い込みが、多くの人にあったからです。たとえば、ペットに関するページなら、「ペット」というキーワードをたくさん使えば、ページとキーワードの関連性が高まりGoogleに評価されるはず、という具合です。

しかし現在では、特定のキーワードをただ繰り返すだけでは、Googleに評価されません。Googleのアルゴリズムは進化しているので、特定キーワードの使用回数だけでページを評価することは、決してないからです。

「犬」を検索する場合、必要なのは「犬」という単語が何百回も出現するページではありません。つまり、ただクエリの言葉を繰り返すだけでなく、クエリに対する答えが含まれているページかどうかを見極める必要があります。
出典: 検索の仕組み | 検索アルゴリズム

このように、Googleはキーワードの出現頻度・含有率といった指標だけでページの品質を判断しているわけではありません。キーワードに対する回答がページに書かれているかどうか、キーワードに関連するコンテンツが含まれているかどうかなど、複数の要因を分析して総合的にページ品質を判断しているので、出現率や含有率にこだわる意味はないと思います。

事実、ほとんどのSEO専門家は、キーワードの出現率や含有率を気にすることに意味はないということで、意見が一致しています。出現率や含有率という概念は、もはや過去の遺物です。そのような古いSEOは忘れて構いません。

もちろん、検索エンジンの性質上、キーワードが適切に使われているかどうかは重要です。Googleも、キーワードとページの関連性を分析するために、ページで使用されるキーワードを参考にしています。

ごく基本的な検索を行った場合、アルゴリズムはインデックス内で検索キーワードを探して適切なページを見つけます。そして、そのキーワードが登場する頻度やページ上の場所(タイトル、見出し、本文中など)について分析します。
出典: 検索の仕組み | 検索アルゴリズム

キーワードが使われていることはたしかに重要ですが、「何%使われていれば評価が上がる」という単純なロジックではないので、出現率や含有率にこだわっても仕方ありません。

大事なのは、出現率や含有率ではなく、キーワードがページで適切に使われていることです。

大事なのはキーワードが適切に使われていること

キーワードが適切に使われているというのは、あるべき場所に、キチンとキーワードが入っている状態のことです。具体的な場所でいうと、以下の3箇所でキーワードを使います。

  • タイトル
  • リード(冒頭文)
  • 最初の見出し

検索キーワードに関連した内容を書こうとすれば、これらの場所に自然とキーワードが使われるはずです。

逆に、タイトルとリード、最初の見出しにキーワードが入っていない場合は、記事の書き方を見直したほうがいいかもしれません。キーワードを起点に、検索者の求める内容を提供しようとすれば、上記の3箇所にはキーワードが必然的に使われるはずだからです。

SEOに適した記事の書き方は、以下の記事が参考になるので、チェックしてみてください。

ここからは、タイトルとリード、最初の見出しにキーワードを使うときのポイントを、簡単にご紹介します。

タイトル

タイトルにキーワードを含めることは、Google、ユーザー双方に対して、キーワードとページの関連性を認識してもらうための最も確実な方法です。ページ内容に関連したキーワードを、1つだけ入れてください(多くのキーワードを詰め込むと関連性が薄くなる)。

キーワードの配置場所や語順は、そこまで気にしなくても大丈夫です。
キーワードをタイトルの先頭に配置しなくても、Googleはちゃんとキーワードを認識してくれます。複合キーワードの語順を入れ替えた場合も同様です。

リード(冒頭文)

Googleはページ上部に書かれている内容を重点的に分析する傾向があります。

したがって、タイトルで使用したのと同じキーワードをリードで使うと、キーワードとページの関連性はより強くなります。「このページには、自分の求める情報が書かれている」 と、検索ユーザーもすぐに認識できるので、離脱も防げるでしょう。

もしリードにキーワードが一切使われていなければ、「このページ、関係ないかも」 と検索ユーザーに思われてしまい、本文に移る前にページを閉じられます。1〜2回、キーワードを使っておきましょう(過剰に繰り返す必要はありません)。

最初の見出し

見出し(Hedding要素)、特にリード文直下の最初のH2見出しに、キーワードを含めることをオススメします。最初のH2見出しは、リードと同じくページ上部に書かれている内容なので、Googleが重要視する可能性があるからです。

キーワードを入れるのは、最初のH2見出しだけで構いません。
すべての見出しにキーワードを含めるのは不自然ですし、過剰なSEOとしてスパム扱いされることもあります。キーワードを使う必然性があればいいのですが、Googleに評価されるためだけにキーワードを無意味に詰め込むのは、やめたほうがいいでしょう。

まとめ

キーワードの出現率や含有率は、もはや過去の遺物です。時代にそぐわない古いSEOなので、キーワード出現率5%などの指標は、忘れて構いません。

SEOで大事なのは、出現率や含有率といった基準ではなく、キーワードがページ内で適切に使われていることです。タイトルとリード(冒頭文)、最初の見出しに、キーワードを配置することをオススメします。

これらは、Google、ユーザー双方が、キーワードとページの関連性を把握するために参考にする場所なので、キーワードが含まれていることは重要です。逆にいえば、これらの場所でキーワードを適切に使っていれば、出現率や含有率などの細かな指標を気にする必要は一切ないということです。