WordPressを使っている方なら誰もが知っているぐらい有名なプラグイン「Contact Form 7」。サイト内に誰でも簡単にお問い合わせフォームを設置できる便利なプラグインですね。

使い方や、用途別のフォームの例などは下記記事を参考にご覧いただけます。

また、弊社のお問い合わせフォームでも活用させていただいております。機能を拡張できるプラグインもあり、柔軟にカスタマイズできて、実用性も高く非常に便利です。そして、2020年7月4日に「Contact Form 7」の最新バージョンの5.2がリリースされました。

プラグイン開発元のリリース情報

弊社でも最新版にバージョンアップしてみたのですが、一時的にお問い合わせフォームが使用できなくなりました。本稿では、その原因と応急的な対策について話したいと思います。

発生した不具合と原因の推測

弊社Twitterで今朝お知らせしました件になります。弊社のお問い合わせフォームが一時的に送信できない不具合が発生しておりました。まず、正常に機能しない状況が続いていたことをここにお詫び申し上げます。

弊社の場合は、以下のプラグインを併用している状態で不具合が発生いたしました。

この条件の場合、フォームに必要項目をすべて入力し、認証コード(英数字の文字列)を正しく入力しても確認画面へ進むと入力に不備があると表示され正しく送信できなくなります。

確認画面に移動した際に、画像認証の画像が新しいものに切り替わってしまうことが原因かと思われます。入力した認証コードが最初と異なることになってしまい、再入力を求められるわけです。

以前のバージョンでは、問題なく機能していたので、「Contact Form 7」を最新のバージョンにアップデートしたことが原因かと社内で推測していました。

プラグイン開発元のページを確認するとreCAPTCHAまわりが変更点として挙げられていましたので、この部分が「Really simple Captcha」と「Contact Form 7 add confirm」と何らかの干渉を起こしてしまったことが原因かと思われます。

検証したことや応急的な対策について

色々と検証してみましたが、下記のような結果になりました。

  • 「Contact Form 7」 Ver.5.2 +「Really simple Captcha」→問題無し
  • 「Contact Form 7」 Ver.5.2 +「Contact Form 7 add confirm」→問題無し
  • 「Contact Form 7」 Ver.5.2 +「Really simple Captcha」+「Contact Form 7 add confirm」→不具合発生

プラグインの開発元ではないので、どこがどう干渉しているかまでは把握できていませんが、この3つのプラグインの併用を続けるために弊社としては、「Contact Form 7」プラグインのバージョンを一つ前の5.1.9に戻して対応いたしました。

「Contact Form 7」プラグインのダウングレードは、下記ページの最下部より古いバージョンをダウンロードして差し替えることで可能です。

WordPress公式のプラグインのページ

または、以下のプラグインを使って一瞬で完了させることも可能です。

まとめ

ブラウザやWordPressに加えて、プラグインについてもアップデートをする前に一度立ち止まって考えることが大事かもしれないです。今回は的確な対策とはいえませんが、応急的に対策して元の状態に戻すことの方が優先的です。

どれも便利で実用的なプラグインですので、併用されている方も多いと思いますし、コーポレートサイトや採用サイトで活用されている方は注意が必要ですね。

ユーザーの窓口となるお問い合わせフォームを編集した際は、必ずセルフチェックしておきましょう。今回、同様の不具合が発生した方は、当記事を少しでも参考にしていただければ幸いです。