WordPressでサイトを構築する際、ほとんどの方がお使いのお問い合わせフォームプラグイン「Contact Form 7」。
使い方やカスタマイズ方法は以前ご紹介させていただきました。
お問い合わせフォームプラグイン「Contact Form 7」カスタマイズまとめ
コピペでOK!「Contact Form 7」を使ったかっこいいお問い合わせフォームテンプレート集
その「Contact Form 7」が先日の2016年の2月20日にバージョン4.4になりましたが、アップデート後に管理画面やお問い合わせフォームにエラーが表示された方が多くいるようです。このエラーは簡単に解消できますので、その方法をご紹介します。
バージョン4.4での変更点
- 設定検証機能の導入
- 新規コンタクトフォームを追加画面から言語選択が削除
- HTMLメールを送信する際にプレーンテキスト版のメッセージも添付
- 追加設定「do_not_store」を追加
- 最低必要WordPressバージョンが4.2から4.3に変更
「Contact Form 7」の更新
管理画面から「インストール済みプラグイン」を見ると、最新版に更新されていないプラグインは下記の用に赤く表示されています。
「今すぐ更新」をクリックすると、ContactForm7のバージョンアップが完了します。そのままダッシュボードへ戻ると、以下のようなメッセージが出てきます。
これが今回のアップデートで追加された設定検証機能ですが、メールが届く用に設定されているかを知らせてくれる機能です。
「ContactForm7の設定を検証する」のリンクをクリックすると、「設定検証」という画面に変わります。
「検証する」ボタンを押すと、ContactForm7へ移動し、再び上部にメッセージが表示されます。
エラーのあるフォームは、赤文字で表示されます
設定によってエラーの個数が変わりますので、次にエラー内容と対応法を解説していきます。
「Contact Form 7」のエラー解消法
エラーは主に下記の5つになります。
- 送信先エラー
- 送信元エラー
- 件名エラー
- 追加ヘッダーエラー
- メッセージ本文エラー
送信先エラー
原因:メールアドレスの入力を任意かつメールタグを使っている場合
通常はメールアドレスの入力は必須ですが、それを下記のように*を外し、かつメールの送信先フォームで、メールタグを使用している場合に発生します。下記のようにメールアドレスの入力を必須にすることでエラーは解除されます。
エラーの構文
<p>メールアドレス<br /> [email your-email] </p>
↓
正しい構文
<p>メールアドレス<br /> [email* your-email] </p>
送信元エラー
原因:ブログとメールのドメインが異なる場合
ブログに設定しているメールのアドレスと送信元のメールアドレスが異なる場合にはエラーが発生します。
- ユーザーが入力した名前とアドレスが反映されるような設定の場合
- Gmailなどブログのドメインと違うアドレスが設定されている場合
エラーを解除するためには、ブログのドメインと同じドメインのアドレスを設定しましょう。
エラーの構文
[your-name] <[your-email]>
↓
正しい構文
[your-name] <wp@dplus.com>
件名エラー
原因:件名の入力を任意かつ題名がメールタグのみの場合
件名の入力を必須としていない場合、メールの件名が空白になる可能性があるのでこのエラーが表示されます。下記のように、フォームの題名に* をつけて必須にすることでエラーを解除できます。
エラーの構文
<p>件名<br /> [TEXT your-subject] </p>
↓
正しい構文
<p>件名<br /> [TEXT* your-subject class:form1] </p>
※TEXTはtextと小文字で入力ください。
追加ヘッダーエラー
原因:「CC」「BCC」「Reply-To」以外の文が入っている場合
メールの返信先などを指定する「追加ヘッダー」は、余計な文が入るとエラーになります。
下記の用に設定してください。
正しい構文
Reply-To: [your-email]
メッセージ本文エラー
原因:空白、もしくは任意項目のタグのみが記載されている場合
メッセージ本文が空白になる可能性のある場合には、エラーが表示されます。初期状態を参考にしながら、必須項目を入れるか、固有のテキストを追加しましょう。
正しい構文
差出人: [your-name] <[your-email]> 題名: [your-subject] メッセージ本文:[your-message]
エラー対応まとめ
以上のエラー対応をまとめると下記のようになります。
まとめ
ContactForm7を4.4にバージョンアップした場合のエラーの対応法でした。
エラーを修正しなくても従来通り、使用できますが、今回を機に再度チェックを行うと良いですね。