ブログやサイト内にダウンロードできるファイルを設置することってありますよね。PDFファイルだったり、テキストファイルだったり、読者さんに向けて何らかのコンテンツを提供することがあると思います。

そこで今回は、WordPressの記事内にあらゆるファイルを設置できて、それらを管理するのに便利なプラグインをご紹介いたします。

PDFファイルを設置する場合は、こちらのプラグインも便利です。

「WordPress Download Manager」の機能概要

ダウンロードマネージャーというだけあって高機能なのですが、本記事では基礎的な機能のみをご紹介いたします。無料のデジタルコンテンツなどを配布する際に便利なプラグインだと思います。

  • ダウンロードボタンを簡単に設置(ショートコード)
  • 拡張子別に自動でアイコンが表示される
  • ファイル別にダウンロード回数を確認できる

「WordPress Download Manager」のインストール

管理画面から「WordPress Download Manager」を検索してインストールするか、下のボタンからもダウンロード可能です。プラグインファイルを wp-content/pluginsディレクトリにアップした後、管理画面から有効化してください。

プラグインのイメージ

WordPress Download Manager

「WordPress Download Manager」の使い方

ファイルをページ内にセットする基本的な使い方とダウンロード数の確認方法を解説いたします。

ファイルをWordPressにアップする方法

プラグインを有効化するとダッッシュボードに「ダウンロード」という項目が追加されているので、その下にある「新規追加」をクリックします。

ファイルの追加箇所

上記の画面が表示されますので、右側の緑の部分にファイルをドラッグ&ドロップするか、「SELECT FILE」から任意のファイルを選択します。

タイトル入力して公開

上記のように「タイトル」を入力して「公開」を押すだけでファイルのアップは完了です。「公開」をクリックしても実際にはWordPress内にアップ(登録)するのみの操作ですのでご安心ください。

↑で入力した「タイトル」がページ内にセット時に表示されますので、本文は入力不要です。一覧画面には以下のように表示されます。

一覧画面のサンプル

お察しの通り、通常の投稿のようにカテゴリーやタグをつけれるので、管理もしやすくなっています。

ファイルをページ内に設置する方法

ページ内にアップするには、先ほどの一覧画面からショートコードをコピペする必要があります。

ショートコード箇所

上記のようにコピーボタンが用意されているので、クリックしてコピーが完了します。あとは、任意の記事中に貼り付けるだけで記事内に設置できます。

記事中に貼り付けた例

上記はクラシックエディターで設置している例ですが、ブロックエディターでもショートコードブロックを用いて簡単に設置可能です。フロント画面には以下のように表示されます。

フロント画面のサンプル

今回は「zipファイル」でテストしたので、自動で「zipファイル」のアイコンが表示されます。一目でファイルの種類がわかるので親切ですね。

ただ、ここで気になるのは文中に設置した際の上下のスペースの違いです。WordPressテーマを自社開発している弊社では、デザイン的な観点からこのようなズレに違和感を感じます。

気になる方は、下記CSSを追加いただくことでスペースを調整できます。お使いのテーマによって差があるので、数値はPCとスマホで適宜調整してみてください。

.w3eden .mb-2, .w3eden .my-2 {
margin-bottom: 2.2rem!important;
}

@media screen and (max-width: 750px){
.w3eden .mb-2, .w3eden .my-2 {
margin-bottom: 1.8rem!important;
}
}

わずかな差ですが、以下のように綺麗に見せるためには必要不可欠な調整です。

  • 調整前
  • 調整後
フロント画面のサンプル

TCDテーマならカスタムCSSに追記するだけで簡単に調整可能です。

ファイル別のダウンロード回数を確認する方法

追加したファイルの一覧画面の左側でダウンロード回数を確認できます。昇順・降順でワンタッチでソートできるので、最もダウンロードされているファイルも簡単に見つけられます。

ダウンロードされた回数

下記の履歴メニューからは、ファイル別にダウンロードされた時間やブラウザ、OSまで確認可能です。

履歴メニュー

ダウンロード履歴をCSV形式で出力(EXPORT)することもできるので、必要に応じて使ってみてください。

まとめ

シンプルな操作のみでサイト内にファイルをセットできます。どんなファイルでもドラッグ&ドロップのみで簡単にアップでき、ページ内に表示されるダウンロードボタンもシンプルでいいです。

ファイルごとにダウンロードされている回数なども確認できるので、デジタルコンテンツを配布する際などに役立ててみてください。