「X運用に力を入れたいけれど、なかなか時間がない……」
「時短テクニックがあるなら知りたい!」と思っている方に本記事では、おすすめの情報をお伝えします。
今回お伝えするのは、X運用を時短できるテクニックである「コマンド」と「ショートカットキー」についてです。Xのコマンドは何かを検索する際に、検索の質を高められる方法で、ショートカットキーはいいねやリポストなどをキーボード操作できるテクニックです。
私が今でも実際に活用している方法もあわせてお伝えするので、効率的にX運用をしていきたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
X運用の時短テクニックに入る前の基礎知識
X運用の時間を短縮できるテクニックをお伝えする前に、Xには「コマンド」と「ショートカットキー」があることを把握して欲しいと思います。
X運用におけるコマンドとショートカットキーは、いずれも時短テクニックなので、まずはそれぞれの用語解説からお伝えします。
Xのコマンド
Xのコマンドとは、特定の情報を抽出する際に活用される検索方法です。特定のキーワードやユーザーだけでなく、日付やいいね数などを絞り込みできるので、アカウント分析で調査する際に役立つ時短テクニックです。
例えば、リポストが多いアカウントがポストしているオリジナルの内容を見たくても、なかなか見つからない経験をした方もいるでしょう。Xのコマンドを活用すると、オリジナルのポストのみを表示させる検索方法になるため、競合調査にも役立つ時短テクニックの1つです。
Xのショートカットキー
Xのショートカットキーは、X運用にかかる作業を時短できるテクニックの1つです。パソコン作業でよくある「Control(Command)+C」のように、Xにもショートカットキーがあるのです。
特にパソコンでX運用をしている方にとって、いいねやリポストをしたい場合、マウス操作の手間がかかります。Xで使えるショートカットキーを活用すると、いいねやリポストをボタン1つで反映できます。
マウス操作が減る時間はわずかではありますが「塵も積もれば山となる」時短テクニックが、Xのショートカットキーの活用になるのです。
Xの基本的なコマンド検索
Xのコマンド検索を使ううえで、以下のコマンドが使いこなせていると、調査にかかる時間を短縮できます。
いずれも、Xの虫メガネマークから検索するコマンドなので、ぜひ参考にしてください。
キーワード検索
一般的な検索方法であるXのキーワード検索とは、特定のキーワードで検索したい時に使うコマンドです。例えば「Webライター」と検索をかければ、Webライターとして発信しているアカウントやポストが一覧で表示されます。
また、時事ネタを収集する際にもキーワード検索が活用されます。私自身、地震が起きた際に震源地や避難速報が出されていないかを調べる際、Xで「地震速報」と検索している身です。
Xはサーバーエラーが起きない限り、最新情報が常に更新されるので、何か最新情報を調べたい時にキーワード検索が活用できるのです。旅行の予定があって高速道路を運転する方もラジオでは聞けない渋滞情報がXで更新されているかもしれません。
その他にも、キーワード検索で以下のような絞り込みも可能なので、ぜひ活用してみてください。
種類 | 使い方 | 説明 |
or検索 | キーワードA or キーワードB | AかBのどちらかが表示される |
除外検索 | キーワード-除外キーワード | -以降に書かれたキーワードを除外したうえで表示される |
and検索 | キーワードA and キーワードB | 両方のキーワードが記入されたポストが表示される |
完全一致検索 | “キーワード” | 「” “」内に書かれたキーワードが完全一致した場合のみ表示される |
ユーザー検索
ユーザー検索とは、特定のユーザーに関するポストやリプライに絞って検索したい際に活用するXのコマンドです。ユーザー検索コマンドを活用すると、特定のユーザーとのやり取りが絞り込まれるので、X上でのコミュニケーションを学ぶのに役立ちます。
私も活用しているユーザー検索で使うコマンドの使い方は、以下の通りです。
使い方 | 説明 |
@ユーザーID | 特定のユーザーがポストした内容やメンションを付けたリプライが表示される |
from:ユーザーID | 指定したユーザーIDのポストのみが表示される |
to:ユーザーID | 指定したユーザーIDに宛てられたポストやリプライのみが表示される |
filter:follows | 自分がフォローしているユーザーのみタイムラインに表示させる |
なお、from:ユーザーIDは、オリジナルポストを表示させたい時に活用できるコマンドなので、リポストが多いアカウントを調査する場合に効果的なコマンドです。
画像や動画などのメディア検索
画像や動画などのメディア検索は、特定のキーワードに対して、画像や動画が付けられたポストを表示させる検索コマンドです。観光地の写真を見たい時や何かプロモーション活動する際の参考として検索する方法です。
他にも、アカウント分析の際に特定のジャンルで発信しているユーザーが、画像や動画付きでポストしているのか、その反応を調査できます。
画像や動画付きのポストを検索する際のコマンド一覧は、以下の通りです。
使い方 | 説明 |
filter:images 〇〇 | 特定のキーワードやユーザーIDの画像付きポストを検索できるコマンド |
filter:videos 〇〇 | 特定のキーワードやユーザーIDの動画付きポストを検索できるコマンド |
card_name:animated_gif 〇〇 | 特定のキーワードやユーザーIDのGIFアニメーション付きポストを検索できるコマンド |
ffilter:media 〇〇 | 特定のキーワードやユーザーIDのメディア付きポストを検索できるコマンド(画像や動画などの全般) |
※「〇〇」には特定のキーワードまたはユーザーIDを入力(ユーザーID検索の場合は「from:」がおすすめ)
ハッシュタグ検索
Xにおけるハッシュタグ付き検索は、キーワード検索とは若干異なり、キャンペーンやトピックに対するポストを検索したい時に役立つコマンドです。
何かキャンペーンを開催した事業者は、実際にハッシュタグを付けたうえでポストしているユーザーを検索できるので、興味・関心の調査で活用できます。
同じハッシュタグを付けているユーザーがいれば、交流の幅も広がるので、以下を参考に活用してみてください。
使い方 | 説明 |
#キーワード | ハッシュタグ以降のキーワードに関するポストが検索できるコマンド |
キーワードA -#キーワードB | キーワードBを除外したうえでハッシュタグ検索できるコマンド |
日付指定検索
日付指定する検索コマンドは、特定のキーワードやユーザーに関するポストの期間を絞って検索できます。例えば特定の期間に絞ってポストしているユーザーの反応を調査する方法があります。
また、特定のユーザーを対象に、アカウントを開設した当初、どのようなポストをしていたのかスクロールで遡らずに検索できるコマンドでもあるのです。
日付指定する検索コマンドの使い方は、以下の通りです。
使い方 | 説明 |
〇〇 since:年-月-日 | 「since:」以降のポストのみを表示させるコマンド |
〇〇 until:年-月-日 | 「until:」以前のポストのみ表示させるコマンド |
〇〇 since:年-月-日 until:年-月-日 | 「since:」から「until:」の期間内に投稿されたポストのみ表示できるコマンド |
※「〇〇」には特定のキーワードまたはユーザーIDを入力(ユーザーID検索の場合は「from:」がおすすめ)
※年月日の記入例「since:2025-01-01」
いいねやリポスト数などを指定する検索
いいねやリポストの数などを指定するXのコマンド検索は、反応が多いポストを調査する際に役立ちます。例えば、いいね数が50件以上あるポストを表示させると、反応が良かったポストが検索できるので、ネタ集めの参考になります。
競合調査だけでなく、自分のポストに寄せられた反応を調査すれば、どのポストが伸びやすい傾向にあるのか、分析できるのです。私が頻繁に使っているいいねやリポスト数などの検索コマンドは以下の通りです。
使い方 | 説明 |
〇〇 min_faves:数字 | 特定のキーワードやユーザーIDのポストに寄せられた「数字」以上のいいねが付いたポストのみ表示させるコマンド |
〇〇 min_retweets:数字 | 特定のキーワードやユーザーIDのポストに寄せられた「数字」以上のリポストが付いたポストのみ表示させるコマンド |
to:ユーザーID -min_replies:1 | 自分に宛てられたリプライで、かつ返事ができていないリプライ |
※「〇〇」には特定のキーワードまたはユーザーIDを入力(ユーザーID検索の場合は「from:」がおすすめ)
※記入例:from:shibasuke0813 min_faves:50(私のポストのみでいいね数が50件以上のポスト)
Xの「高度な検索」は検索をカスタマイズできる
Xの「高度な検索」とは、これまで紹介したコマンドを、該当箇所に埋めるだけでコマンドを使ったかのように検索できる方法です。高度な検索は、パソコンでX運用する際は以下の画面から遷移します。
高度な検索の画面に手っ取り早く遷移したい方は、以下のリンクからアクセスしてください。
高度な検索の画面に遷移すると、以下のような画面が表示されます。
表示された画面に入力したり、プルダウン選択したりすると、これまで紹介したコマンドを反映させたオリジナルのコマンドが入力された検索が表示できるのです。
高度な検索で表示されたページを再度開く予定がある方は、ブックマークで保存しておくのをおすすめします。
X運用にかかる作業を時短できるショートカットキー
X運用で活用するショートカットキーは、X運用ガチ勢の方から教えてもらった時短テクニックです。すでに備わっている「Control(Command)+C」のようなショートカットキーとは重複しないため、煩わしさなく利用できます。
Windows・Macそれぞれの端末で利用できるXのショートカットキーは、以下の通りです。
コマンドが上手く機能しない時どうすれば良いのか
Xのコマンドが上手く機能しなかった場合、コマンドとしての入力が誤っている可能性があります。正しく入力されているか、以下をチェックしてみてください。
- 「:」が付けられているか
- 「-」と「_」の入力ミスがないか
- キーワードとコマンドを組み合わせる際に半角スペースで分けられているか
- 検索対象が鍵アカウントではないか
私がコマンドで検索した際、上手く機能しなかったのは上記が原因になっているケースだけでした。しかし、システムやサーバーのエラーが原因になっている可能性もあるので、端末や時間帯を変えてみるのも1つの手段です。
試したことはないのですが、コマンドが上手く機能しなかった際、ChatGPTで入力ミスがないか客観的な評価を得てみても良いかもしれません。
まとめ
本記事では、X運用を時短できるテクニックである「コマンド」と「ショートカットキー」について解説しました。本記事の内容をまとめると以下の通りです。
X運用は、拡散力のあるSNSなので、SNSマーケティングに力を入れたい方におすすめのプラットフォームです。しかし、成果を実感できるまでに時間がかかるだけでなく、分析や交流に時間がかかってしまいます。
本記事でお伝えしたコマンドやショートカットキーを活用しながら、X運用にかかる時間を短縮してみてください。また、SNSマーケティングに力を入れながらWeb集客にも時間をかけたい方もいるでしょう。
Xのコマンドとショートカットキーを活用して、空いた時間をオウンドメディアの運用に時間をかけてみてはいかがでしょうか。以下のWordPressテーマは、SNSマーケティングと相性が良いのでおすすめです。
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