「集客力を高めたいからXを活用していきたい」
「Xを活用するにしても、ポストがなかなか伸びない」
本記事では、上記のような悩みに対して、おすすめの投稿時間をユーザーの動向をもとに回答します。また、平日と土日でポストが伸びる時間帯に違いはあるのか、ターゲットごとの違いなども網羅的にまとめました。
Xで伸びやすい投稿時間を分析するために何を見れば良いのか、X運用の負担を軽減するコツなども解説します。X運用を通じた集客効果を1日でも早く実感するためにも、ぜひ本記事を役立ててください。
目次
【基礎知識】X運用で投稿時間を気にすべき理由
X運用において伸びる時間帯に投稿するのがおすすめなのは、フォロワーを増やしたりアクティブユーザーに届けやすかったりするためです。
Xで投稿時間を気にせずポストしてしまうと、誰の目にも止まらないポストになる可能性が高まります。そもそもXは拡散力が特徴のSNSなため、投稿したポストが閲覧され、拡散されるのが理想です。
特に、商品やサービスを販売するX集客に力を入れたい方にとって、一つひとつのポストが重要になります。1人でも多くのユーザーにポストを見てもらうためにも、投稿時間を気にするのがおすすめです。
競合アカウントとの差別化を図るには、少しでも早く成果の出るX運用につなげる投稿時間が重要です。
Xでポストが伸びるおすすめの投稿時間
Xでポストが伸びる傾向にあるおすすめの投稿時間は、以下の通りです。
具体的に伸びる時間帯になる理由を順番に解説していきます。
7時〜8時|通勤・通学の時間帯
Xでポストが伸びる投稿時間として挙げられるのが、朝の通勤・通学の時間帯です。特に通勤・通学の移動手段が電車やバスを利用している方がスマホを見ているシーンをよく見かけます。
ただし、自転車や車で移動する方は「ながら運転」になってしまいます。また、10代や20代の多くは、朝の移動中はInstagramやTikTokを閲覧している方が多いでしょう。
さらに、通勤・通学の時間帯にポストを見てもらったとしても文章はもちろん、画像や動画コンテンツをサッと見るだけの方もいると考えられます。
朝の時間帯を投稿時間として設定する際は、サクッと読める文量に抑えるのがおすすめです。なお、Xに関連したコミュニティに参加している方は6時前後がアクティブな時間帯です。
本記事の後半でお伝えする「Xで伸びる時間帯に狙って投稿するためのコツ」を決めるためにも、朝の時間帯にもXを閲覧・投稿してみましょう。
12時〜13時|昼の休憩・昼食の時間帯
12時〜13時の昼間は、多くの方が昼休憩・昼食の時間帯になるため、ポストが伸びる投稿時間にしておくのもおすすめです。例えばオフィスワークの方が外で昼食を取る際、料理の提供を待つ時間にXを閲覧している可能性があります。
また、複数人で昼食を取っている方にとって役立つ情報や面白い投稿をすると、仲間内で共有してもらえるケースもあるでしょう。ただし昼休憩・昼食の時間帯は、ターゲットによって異なることに注意が必要です。
実際に働いている環境でも、昼休憩・昼食の時間帯がズレ込むことは日常茶飯事です。人によっては通勤・通学の時間帯よりゆっくりできる時間になるため、電子書籍を読んでいる可能性もあります。
さらに、専業主婦の家事が落ち着く時間帯も、14時〜16時が多いため、ターゲットが何時に昼休憩・昼食にしているのか、時間帯を調査しておきましょう。
18時〜19時|夕方の帰宅中
朝とは逆に、学校や勤務を終えた方が帰宅する18時〜19時をXの投稿時間に設定するのもおすすめです。
夕方の時間帯は「あとは帰るだけ」という意識から、朝よりも気持ちが落ち着いているでしょう。Xのポストもゆっくり見てもらったりリプライされやすかったりするのも夕方の時間帯です。
しかし、帰宅時間はユーザーによって大きく異なります。学生で例えると、部活に入っていない高校生が帰宅する時間帯は17時以降になり、学校のあとにアルバイトをしている大学生は、22時以降が帰宅時間になるでしょう。
また、社会人からすると残業の発生により、帰宅時間が異なるため、帰宅時間を狙ってポストをするのは正直困難です。夕方を投稿時間に設定する際は、見込み客からリプライが来た時間や普段ポストしている時間にすると、投稿時間が把握しやすくなります。
20時〜22時|帰宅後のゴールデンタイム
学校や勤務だけでなく、夕飯や入浴などの雑務が終わったゴールデンタイムは、Xを閲覧するユーザーが増えるため、投稿時間としておすすめの時間帯です。
特にテレビを家または自室にテレビを置いていない方は、ゴールデンタイムに放送されているバラエティやドラマを見ず、YouTubeやTwitchなどを見ているでしょう。他のSNSに滞在する時間を増やさないためにも、画像や動画などのコンテンツを用意するのがおすすめです。
朝や昼間は、状況次第で周りを気にする必要があるため、ゆっくりXのポストを見られない方もいるでしょう。一方でゴールデンタイムは周りを気にする必要性が基本的にないため、ゆっくり見てもらいたいポストを用意するのがおすすめです。
平日土日でXのポストが伸びる時間帯は異なるのか
Xの投稿時間を考える際、時間帯だけでなく平日と土日で差が生まれるのか、分析する必要があります。
ここからは、私が実際にX運用を通じてABテストした体験談をもとに、平日と土日でポストが伸びる時間帯が異なるのか、その実情をお伝えします。
基本的に大差はない
Xのポストが伸びる投稿時間に、平日と土日で基本的に大差はありません。SNSマーケティングにおいて、多くのケースでは「平日の9時〜18時勤務の方」を例に、伸びる時間帯を提示しています。
本記事でここまで解説したのも「平日の9時〜18時勤務の方」を主なターゲットに設定したうえでお伝えしました。しかし、実際は日によってXを閲覧する時間帯は異なるものです。
平日勤務の方もいれば、週末こそ忙しい接客業に従事している方もいます。つまり、Xの投稿時間を決めるうえで、平日と土日とで、ポストする時間帯を明確に分ける必要はないのです。
また、土日祝日は友人と遊んだり旅行したりして楽しんで過ごす方もいるため、場合によっては伸びにくい曜日となるのも実情です。
toC向けなら13時以降がおすすめ
「平日の9時〜18時勤務の方」を前提として、土日に伸びるポストを投稿したい場合で、かつtoC向けの商品やサービスを販売したい方は、13時以降がおすすめです。
金曜日夜更かしする方で、かつ土日はアラームをかけずに寝る方にとって、朝の7時〜8時にスマホを見る方は少ないでしょう。Xの見る方も必然的に少なくなるため、ポストしても見られずに終わってしまう可能性があるのです。
また、寝起き直後は頭が働いていないため、商品やサービスを購入しようとも思われにくいものです。「平日の9時〜18時勤務の方」をターゲットにする場合、朝にはポストせず、昼過ぎと夜に分けて投稿する戦略もあります。
ただし、朝起きているユーザーもいる可能性があるため「土日は朝に投稿しない」と決めてしまうのは、正直もったいない戦略と言えます。
ターゲット別で異なる伸びやすいポストの投稿時間
ここからは、X集客の効果を実感したい方に向け、ターゲット別で伸びやすい時間帯を紹介します。
本記事では、以下の3項目に分けてお伝えするので、該当するターゲットがいる方は、ぜひ参考にしてください。
学生向け
学生をターゲットにするおすすめの投稿時間は、22時〜23時です。朝の通学中や昼食の時間帯もおすすめですが、学生をターゲットにしたX集客に力を入れたい方は、ゴールデンタイムの22時〜23時が向いています。
朝は短時間の閲覧になり、昼間は友人と喋りながら昼食を取っている可能性があります。仮にポストが伸びても、朝や昼はポストの閲覧→プロフィール欄へ遷移→フォローの流れを構築する時間が確保しにくいのです。
しかし、22時以降はビジネスアカウント以外のポストも多くなるため、ポストが埋もれる事態を防ぐ工夫をしなければいけません。少しでも多くのユーザーにポストを見てもらうためにも、画像や動画を用意するのがおすすめです。
会社員向け
会社員向けのポストが伸びやすい時間帯は、7時〜8時の通勤時間です。また、通勤時間にポストをして伸びやすいのは「有益な投稿」と呼ばれる情報発信です。
特に取引先との商談で必要な時事ネタや、トレンドをインプットしたい方へ「参考になった」と思ってもらえるポストを構築すると、フォロワー獲得につながります。
朝の通勤時間にポストを見てくれたユーザーが「このアカウントの発信、参考になるから一旦フォローしておこう」と思われると、継続的にポストを見てもらえます。
もちろん、X集客に力を入れたい方にとって、商品やサービスの販売に直結するポストを発信したいと考えるものでしょう。しかし、宣伝している雰囲気の強いポストは、ミュートやブロックされるリスクがあります。
朝の時間帯に信頼を得て、フォローされるような有益な情報発信を続けていると、販売に直結するポストを閲覧してもらいやすくなるのです。
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専業主婦向け
主婦向けとしておすすめの投稿時間は、11時〜13時です。専業主婦の方は特に朝は家事が忙しく、Xを見ている暇はありません。
また、夕方は子どもが帰宅する時間帯になるため、お迎えや夕飯の支度に時間を費やします。唯一趣味に時間を費やせるのは、家庭によって異なりますが、多くの場合で昼間に投稿時間として設定するのがおすすめです。
育児をしている家庭でも、昼間は子どもが昼寝をしているケースもあるでしょう。つまり、1人でゆっくりポストを見てもらいやすい昼間が投稿時間としておすすめなのです。
しかし、競合も専業主婦向けだけでなく、多くのユーザーに届けるために昼間を投稿時間として設定しています。差別化を図るためにも、販売目的のポストではなく、フォロワーを増やすポストを投稿していきましょう。
なお、フォロワーを増やす戦略については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
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Xで伸びる時間帯に狙って投稿するためのコツ
X運用において、伸びる時間帯に狙って投稿するコツは以下の通りです。
ここまで解説したおすすめの投稿時間をもとに、自分は何時に投稿すべきかを決めて、伸びるポストを量産するためにも、ぜひ参考にしてください。
フォロワーの反応が多かった時間を分析する
Xで伸びる投稿時間を決めるためにも、自分のフォロワーがよく反応してくれる時間帯にポストするのがおすすめです。本記事でお伝えした時間帯はあくまで目安として捉え、時間帯をズラしながらABテストをしていきましょう。
例えば、朝の時間帯でも7時と8時では、伸び方が歴然としていた場合、よく伸びた時間を優先するのがおすすめです。また、ターゲットによっては朝より昼、もしくは夜が伸びる時間帯になるケースも十分有り得ます。
朝、昼、夕方などにこだわらず、1時間ずつズラしてインプレッションやエンゲージメントの数から分析していきましょう。ちなみに私の場合、在宅フリーランス向けのポストが多いため、朝より夕方から夜にかけての時間帯が伸びやすい印象です。
ブラウザ版から投稿予約をしておく
Xで伸びる投稿時間に狙ってポストするためにも、決まってその時間にポストをするのではなく、投稿予約を活用するのがおすすめです。Xの投稿予約は、ブラウザ版もしくは分析ツールの「SocialDog」のような媒体との連携による予約投稿のみ対応可能です。
Xの予約投稿は、18時13分のように細かく設定できるため、機械的な運用になっていると思われにくい特徴があります。また、Xの予約投稿は一定期間まとめて予約できるのもメリットです。
平日は本業の勤務があり、思うようにポストできない方は特に、週末にポストを作り上げ、一気に予約しておく運用がおすすめです。早朝や夜間などの寝ている時間帯や、仕事で忙しい時間帯にも自動的にポストしてくれる機能で、X運用にかかる負担が軽減されます。
※2025年9月時点、Xのアプリ版では予約投稿不可
画像や動画などのコンテンツはゴールデンタイムに投稿する
画像や動画など、視覚的に訴えかけるポストを投稿する際は、夜のゴールデンタイムにポストするのがおすすめです。朝や昼間は忙しかったり周りの目が気になったりする方もいるため、ゆっくり見てもらいたいポストはゴールデンタイムに投稿しましょう。
また、イラストも夜の時間帯がおすすめです。画像や動画コンテンツ同様、視覚的に訴えかけるコンテンツになるため、イラストレーターとしてX集客したいクリエイターは、イラスト付きポストを夜に投稿しているのをよく見かけます。
toC向けコンテンツは特に、社内稟議に通す必要がないため、何か販売や仕事につなげる方向性のポストは夜のゴールデンタイムがおすすめです。
まとめ
本記事では、X運用におけるおすすめの投稿時間をお伝えしました。Xで伸びる投稿時間の目安は、以下の通りです。
また、Xで伸びる投稿時間に平日と土日で基本的に大差はないものの、toC向けコンテンツの場合は13時以降が狙い目です。Xで伸びる時間帯は、学生・会社員・専業主婦などのターゲットによって異なります。
X集客の効果を1日でも早く実感するためにも、フォロワーの反応が多い時間帯や投稿予約を活用しながら分析していきましょう。また、伸びる時間帯にポストをしながら、オウンドメディアで公開された記事のURLを載せると、SEO施策の一環として運用できます。
ただし、Xからブログ記事へ流入してきたユーザーにとって利便性の悪いWordPressテーマだと、サイトの評価が下がってしまうリスクがあります。SNSとSEOとの相性が良いWordPressテーマをお探しの方は、以下のテーマをご活用ください。







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