Web制作中にカラーコードが気になることってありますよね。

ラフデザインや参考サイトの一部のカラーコードを調べるために、Chromeの拡張機能やPhotoShopを使う必要はありません。Macユーザー向けですが、標準機能のみで画面上のカラーコードをすぐに抽出できます。

今回はその操作方法をご紹介いたします。

Mac内蔵アプリ「Digital Color Meter」を使う

Macの標準機能で実装されている「Digital Color Meter」を使えば、簡単にカラーコードを抽出できます。

Spotlightやランチャーアプリ(command+スペースキー)を使って「color」と検索してください。

ランチャーアプリでの検索例

「Digital Color Meter」というアプリケーションがヒットしますので、起動します。

起動されたDigital Color Meter

あとは、任意の箇所にカーソルを持っていけばOKです。

Digital Color Meterで色コードを画面上から抽出している例

▲開発者ブログがつくれるWordPressテーマ「NULL」での例

ブラウザ上・画像データ上を問わず、画面上どこからでもカラーコードを瞬時に抽出できます。
あとは、(command + Shift + C)でコピーすれば、すぐに同じ色を再現可能です。

「Digital Color Meter」の便利なオプション

抽出される値やコピー形式などを選べるオプションがあります。それぞれご紹介いたします。

抽出される値の形式

初期設定ではカラーコードは10進数で抽出されますが、次の中からお好みで変更可能です。

  • 10進数(R:255 G:255 B:255など)
  • 16進数(#ffffffなど)
  • パーセント(R:100% G:100% B:100%など)

画面左上のツールバーの「表示」>「値を表示」から変更できます。

色コードの形式変更箇所

Web制作で使われることの多い、16進数に設定しておくと便利です。「#ffffff」という形で出力されます。

カラーのコピー形式

カラーのコピー形式は以下の2タイプを使えます。

  • カラーをテキストでコピー(command + Shift + C)
  • カラーをイメージでコピー(command + option + C)

画面左上のツールバーの「表示」>「カラー」から変更できます。

カラーのコピー形式の変更箇所

CSSにカラーコードをコピペする際など、基本的にはテキストでコピーしてご活用いただけます。

カラーコードをCSSにコピペした例

一方、「カラーをイメージでコピー」はメールで第三者に共有する際などにご活用いただけます。

カラー画像をメール内にコピペした例

上記のようにカラーサンプルが出力されるので、直感的に色味のイメージが湧きますね。

まとめ

Macユーザー向けに画面上のカラーコードを確認する方法をご紹介いたしました。

ブラウザや画像ファイルを問わず、画面上のどこからでも確認できる点が便利です。
純粋に「ここのカラーコードを知りたい」という目的を瞬時に達成できます。

サイト全体の配色や組み合わせなどを探したい時は、下記記事でご紹介しているツールをご活用ください。