GIFアニメーションの変換や編集ができるフリーのMacアプリ「PicGif Lite」をご紹介します。色んなGIFアニメ編集ツールを使ってみて、実用的な機能が盛り沢山でしたので、よろしければ使ってみてください。
PicGif Liteは、GIFアニメーションでも減色しにくい(画質が粗くなりすぎない)ところやフレームレートを調整できる点がオススメです。当記事で詳しくご紹介いたします。
「PicGif」とは
画像や動画からGIFアニメーションを作成できるMac用のアプリになります。有料版もありますが、当記事では無料で使える範囲内でご紹介いたします。無料版(PicfGIF Lite)でも下記機能を使えます。
→「PicfGIF Lite」をダウンロードする
- ドラッグ&ドロップだけでGIF化できる
- 動画のGIF変換
- 複数の画像をGIFアニメ化
- フレームレートを変更可能
- フレームを間引ける
- GIFのサイズを変更可能
- エフェクトを適用可能
基本的な使い方
動画をGIF化する基本的な使い方について解説いたします。
使い方は至って簡単で、GIF化したい動画を下記箇所にドラッグ&ドロップするだけです。この記事内のGIFもこのアプリを使って作成しています。
フレームレートの調整
フレームレートを調整できる機能が便利です。フレームレートとは、GIFアニメのスライドの数です。数が多ければ滑らかな動きになりますが、その分、容量が大きくなります。
GIFアニメでカーソルの動きなどの操作方法を説明するだけの場合は、できるだけフレームレートを落とし、容量を軽くするといいでしょう。逆に映像やアニメーションをGIF化する場合は、滑らかに見えるレベルに留めておきましょう。
動画の秒数にもよりますが、1秒あたり8から10ぐらいに設定しておけば、滑らかに見える範囲で容量を節約できるかと思います。
GIFアニメーションを軽量化には、こちらのアプリがとても便利ですのでぜひチェックしてみてください。ファイルをドラッグするだけでかなり圧縮できます。
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GIFのサイズ変更
生成されるGIFのサイズが、豊富に用意されています。設置箇所に合わせて変更してください。
また、サイズ比率によって余白ができた場合でも以下から選択して対応可能です。
- 塗りつぶし(中央から拡大してサイズに合わせる)
- フィット(縦横どちらかに合わせて、差がある箇所に余白を作る)
- ストレッチ(縦横どちらかに引き伸ばしてサイズ比率に合わせる)
その他の設定
速度は編集せず、「ノーマル」の100msで特に問題はないと思います。より細かく設定したい場合は、編集して動きを確認してみましょう。シーケンスで「反転」を選ぶと逆再生のような動きになります。品質は「自動最適化」を選択しておくといいです。
GIFを作成する
すべての設定を決めて、最後に右上の「GIFを作成」を押すと完了です。
ファイルサイズとGIFの再生時間が下記箇所に表示されるので、確認しておきましょう。
あくまで一つの目安ですが、大きくても3MB以下ぐらいにしておくのが望ましいです。対策の一つとして、フレームを間引くという方法もあります。
上記箇所でいくつかのフレームを削除することで、容量を押さえることができます。間引き過ぎると滑らかさは損なわれるので、注意が必要です。先述の通り、コンテンツの種類に合わせて対応しましょう。
複数の画像でつくるGIFの活用方法
PicGifでは、動画をGIF化する以外にも、複数の画像をまとめてGIF化することも可能です。例えば、何かしらのビフォーアフターや、同じ画像で色のバリエーションを表現したいケースなどにご活用いただけます。
上記の例の場合は画像を2枚のみセットしているので、フレームの切り替わる速度(フレーム数)は、1に設定しています(1秒で1つ切り替わる設定)。
エフェクトを適用させる
生成するGIFに簡易的なエフェクトをかけることができます。スクロールすると結構な数のエフェクトが用意されています。
GIFの雰囲気に合わせて変更してもおもしろいかもしれません。各種パラメーターを調整すれば、オリジナルのエフェクトを簡単に反映できますね。
まとめ
基本的には、動画をGIF化する場合が多いかと思いますが、GIFアニメーション制作時に注目すべきは、見た目の美しさと容量のバランスです。GIF化する前の動画の長さを調整した上で、PicGifを使って以下を試してみましょう。
単に操作手順なのか、映像の雰囲気なのか。GIFアニメーションで何を伝えたいかを意識すると自然と容量を節約しながら活用できると思います。
その上でさらに手軽に圧縮したい場合は、記事中でも紹介したこちらのアプリをご活用ください。
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