GIFアニメを含むあらゆる形式の画像を簡単&綺麗に一括圧縮できるMac用フリーアプリ「ImageOptim」

「画像サイズを圧縮しても画質は綺麗なままを保ちたい。」

WEBサイトやブログを運営している誰もが思う理想系です。
ファイルの形式を変換すると、ある程度は対応できるかもしれません。

ただ、使う画像によってファイル形式を変換するも、もっと手軽に綺麗なまま圧縮できるとしたら、便利じゃありませんか？

Windowsユーザーには申し訳ないのですが、使い勝手が最高なMac用の画像圧縮アプリを見つけましたので、本稿でご紹介したいと思います。

「ImageOptim」とは

あらゆる形式の画像をローカルで瞬時に圧縮できる上に、GIFアニメーションの圧縮まで可能な無料アプリです。

• 手軽さ
• 圧縮率
• 画質のキープ具合
• 複数画像の同時圧縮

どこをとっても十分な性能です。また、名前が同じ別アプリがありますので、ご注意ください。当記事で紹介しているものと比べて圧縮率も低く、GIFアニメーションに未対応ですので、今回は割愛します。本稿でご紹介している「ImageOptim」は、以下の公式ページからダウンロードいただけます。

ダウンロード

「ImageOptim」を使う前に

アプリを使う前に、おすすめの設定と注意点がありますので、よろしければ参考にご覧ください。

Dockにセットしておくとスムーズに圧縮できる

通常のアプリ通りインストールが完了したら、Dockにセットしておくことをお勧めします。圧縮したい画像をアプリの上にドラッグ&ドロップするだけで、圧縮が始まります。

ブロガーや企業のウェブ担当の方など、頻繁に画像を圧縮する機会がある方にとって便利な仕様です。

初期設定で圧縮率を変更しておく

アプリを開いて左上の「イメージオプティム」＞「環境設定」を開くと以下の項目を設定できます。

• 一般（対応画像ファイルの種類など）
• Quality（圧縮時の品質）
• 最適化の速度（最適化レベルを選んで処理速度を調整）

特段こだわりがなければ、「Quality」のタブで「非可逆圧縮を有効にする」にチェックを入れておきましょう。

他はデフォルトのままで大丈夫です。非可逆圧縮とは、圧縮後のデータを復元できないレベルで圧縮すると考えておけばいいでしょう。圧縮したデータを元に戻す必要がない限りは問題ありません。

この設定をしておくだけで、大幅に容量を削減できます。

必要であれば、画像をバックアップしておこう

このアプリで画像を圧縮すると元画像に瞬時に上書きされます。スピーディに使えるメリットでもありますが、劣化が激しすぎた場合でも元に戻すことはできません。元の画像を残しておきたいなら、圧縮する前に、コピーしておきましょう。

「ImageOptim」を使い方

使い方は説明するまでもなく、圧縮したい画像をDockにセットした「ImageOptim」の上にドラッグ&ドロップするだけです。同時にドラッグ（Command+クリック）すれば複数の画像を一括で圧縮できます。

圧縮が終わると下記のように緑のチェックマークと共に節約率が表示されます。

圧縮前に画像をコピーしておく必要がありますが、試しに元画像と比較して画質を比べてみるといいかもしれません。劣化が気になる場合は、圧縮時の品質などを調整して対応しましょう。

圧縮時の画質の変化をリアルタイムで確認できるGoogle開発のツールも便利ですので、気になる方は以下もチェックしてみてください。

圧縮前後の画質の差

ここでサンプル画像を用意していますので、画質の違いを比べてみてください。容量は削減されていますが、肉眼では差がほとんどわからないと思います。GIFアニメーションも綺麗なまま圧縮できて便利です。

JPGの比較サンプル

PNGの比較サンプル

GIFアニメの比較サンプル

余談ですが、上記の比較画像に使用しているツールは下記記事でご覧いただけます。

まとめ

GIFアニメーションを含むあらゆる形式の画像を、直感的な操作のみで圧縮できて、画質もキープできる優れものです。正直、Macユーザーなら画像圧縮ツールはこれひとつで十分かもしれません。画像ごとにファイルの形式を気にしなくてもドラッグ&ドロップだけで大幅に容量を削減できます。ぜひ使ってみてください。