結論、Webライターは稼げます。

クラウドソーシングを覗くと、1文字0.2円〜0.5円などの案件が多いので、「Webライター=稼げない」というイメージがあるかもしれませんが、ライターとして稼いでいる人はたくさんいます。「Webライター = 稼げない」という図式は決して真実ではありません。

ただ、どんな職業でも同じですが、Webライターは格差が激しいです。

2000文字を書いて数百円の報酬しか獲得できないライターもいれば、同じ2000文字を書いて数万円の報酬を得るライターもいます。

稼げるライターと稼げないライターの違いは、いったいどこにあるのか?

この記事では、その違いを明らかにしていきます。そして、稼げるライターになるために重要なポイントもお伝えします。

  • Webライターをやっているけど、全然稼げていない
  • そもそも、仕事を受注することもできていない
  • スキルが伸び悩んでいて、この先の展望が見えない

もしあなたが、このような悩みを抱えているなら、この記事が必ず役に立つはずです。

稼げるライターと稼げないライター、3つの違い

1. 目的意識やプロ意識の違い

腕のいい稼げるライターは、記事を書く目的をちゃんと意識しています。

  • なぜこの記事を書くのか?
  • どういった成果・貢献を求められているのか?
  • 読み手をどういった行動に誘導すればいいのか?

こういった、記事を書くそもそもの目的や、最終的なゴールを意識できているかどうかは、非常に重要です。ここを意識できているライターは、的外れな原稿を出すことがありません。クライアントのビジネス上の目的を汲み取って、その目的に沿った記事を書き上げます。

一方で、稼げないライターは記事を書く目的が見えていないことが多いです。だから、たとえばホエイプロテインを売り出している企業の記事で、「ホエイなどの動物性プロテインは体に悪いです」といったことを平気で書いてしまうわけです(何のフォローもなしに)。

ホエイプロテインの良さを売り込むことが目的だと理解できていれば、こんなミスは絶対にしません。

けっきょく、クライアントから記事構成を渡されて、「これで書いて」 → 「はい、とりあえず書きました」というだけの仕事にたいした価値はなく、単価も低いということです。記事作成の目的や背景を理解しようとせずに、とりあえず書いて納品する仕事は、先ほどの例のようなミスが起きやすいです。

そして何より、付加価値がありません。付加価値というのは、たとえば、

「このターゲットを読者にするなら、こういう記事構成にしたほうがいい」
「このキーワードはトラフィック価値があまりないから、こっちにしたほうがいい」

このような提案を、ライター自ら、クライアントに対しておこなうことです。記事を書く目的を理解して、その目的を達成する最適な手段を提案できると、単価も高くなりやすいです。

2. 知識の違い

2つめは、知識の違いです。

「Web」ライターである以上、SEOや広告、アフィリエイトなど、最低限のマーケティング知識はもっていないといけません。

  • 関連キーワードのリサーチ
  • 検索インテント調査
  • meta要素の記述
  • 内部リンクの導線の設置
  • コンバージョン導線の指示

これらの言葉を聞いて「???」となるようだと、なかなか厳しいと思います。Webの記事を書く以上、そこにはトラフィック獲得やコンバージョン獲得など、何かしらの成果が関係してくるので、SEOや広告について「よくわからない」では通用しないからです。

クライアントからすれば、「いや、それくらいわかってるよね」 という感覚です。詳細なレクチャーや指示などしなくても、当たり前にこなしてほしいと思っています。

果たして、それは厳しい要求なのでしょうか?

いえ、決して厳しいものではなく、Webライターであれば、最低限身につけておくべき知識・スキルです。仮にわからなくても、Googleで検索して調べれば情報はたくさんあります。言い訳はできません。

稼げるライターは勉強熱心で、知識・スキルのレベルが総じて高いです。知識のインプットを欠かさず、スキルを高め続けましょう。

以下の記事も参考になるので、ぜひチェックしてみてください。

3. 仕事の探し方の違い

3つめは、「どこで仕事を探すのか?」 ということです。ここが一番、大きな違いになってくるかもしれません。

大きく稼ぐためには、単価の高い案件を受注する必要があります。

  • クラウドソーシングで1文字1円以下の案件に応募するのか
  • それとも、ほかの場所で1本数万円も案件を受注するのか

それによって、稼げる金額はまったく変わってきます。1文字1円以下の記事を大量生産して稼ぐこともできますが、それよりも、1本数万円の記事を書いたほうが効率的で楽ですよね。

ライティングの仕事があるのは、クラウドソーシングだけではありません。たとえば企業との直契約で、高単価の仕事を請けられることもあります。HPでWebライターを募集していることもありますし、そういった記載がなくても、直接メールでコンタクトを取ることはできます。

オファーの仕方しだいで、まったくの未経験、実績ゼロでも、1本数万円の高単価で仕事を獲れるチャンスはあります。

ちなみにTCDのメディアでも、Webライターを募集しています。良い記事を納品してくれるライターには、1本数万円のフィーを支払えるので、腕に覚えのある方はぜひ、以下のページからご応募ください。

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稼ぐライターになるための3つのアドバイス


ここからは、Webライターとして大きく稼ぐための、3つのアドバイスをご紹介します。

1. 最初から高単価の仕事を請ける

最初から高単価の仕事を探して、受注する。稼ぐためには、ここが重要です。

おかしな主張に思えるかもしれません。一般的には、「まずは1文字0.2円〜0.5円の低単価の仕事で実績を作って・・・」 といわれると思います。ただ、そんなふうに自分を低く見積もる必要はありません。稼ぐのが困難になります。

なぜなら、最初に低い単価で受注すると、そこから単価を上げるのは難しいからです。

発注側からすれば、コストを抑えたいから低単価で発注しているわけなので、「スキル上がったから、結果出したから、単価を上げてください」といわれても、納得できません。だから、実績ゼロの段階から高単価の仕事を獲りにいく必要があります。

「でも、納品の実績がゼロだし・・・」

そう思うかもしれませんが、納品の実績がなくても、サンプル記事を作成したり、自分のライティングの方法論を資料にまとめて提示したりして、あなたに依頼する理由を相手に与えることはできます。

納品サンプル記事

サンプル記事は実際の納品イメージがわかりやすいので、クライアントにとって安心感がある

ライティングの方法論の資料

ライティングの方法論をスライドにまとめて提示するのも効果的

ブログを作るのもいいですね。文章力や記事構成力を推し量る目安になります。

2. 最初から全力で仕事をして完璧な記事を仕上げる

初心者だし、クライアントにいろいろ教育してもらって、徐々にスキルアップしていこう・・・というのはとても危険な考えです。

なぜなら、最初の仕事のクオリティがマズければ、そこで仕事を切られるからです。もちろん、クライアントのディレクターや編集者の方針にもよるかもしれません。「温かい目で育てていこう!」というところもあるかもしれません。ただ、そこに期待はしないほうがいいです。

だから、最初から完璧な記事を仕上げて納品しましょう。自分自身で納得できていない(ベストを尽くしていない)原稿は送るべきではありません。そのような原稿では、クライアントに文句を言われてもなにも反論できません。

もちろん、完璧な原稿など現実問題、ありえません。ありえないのですが、そういう意識でやるということです。そのプロ意識は絶対にクライアントに伝わります(逆もしかり)。

ちなみに、内容を充実させることはもちろんですが、「キレイ」 な原稿を提出することも大事です。キレイな、というのは、見た目が整っていてプロっぽい印象という意味です。

たとえば、以下のような原稿整理をしてから納品します。

  • フォントスタイルを統一する
  • 見出し・小見出しは一目でそれとわかるスタイルにする
  • 読みやすさを配慮して改行する
  • 明らかな(一瞬でわかる)誤字脱字は潰す
  • ボックス(囲み枠)やボタンなどの指示をコメントに残す

キレイな原稿でクライアントの心証を良くすれば、重箱のすみをつつくような、細かい指摘をされる可能性は低くなります。逆にいえば、原稿の見た目が汚いと「内容もヒドイに違いない」という先入観をもたれてしまいます(粗探しをされます)。

まとめると、最初の仕事の印象で、クライアントからの評価はほぼ決まってしまう、ということです。あとから巻き返すことは困難です。完璧な原稿を仕上げるつもりで、最初から全力で仕事をしましょう。

3. ライターとしての武器を身につける

何か一つ、ライターとして秀でているスキルを身につけましょう。

クライアントが求めている結果と、あなたのスキルの親和性が高ければ、あなたに依頼する理由が生まれるからです。

代表的なのは、以下のようなスキルですね。

  • SEOライティング
  • セールスライティング
  • マイクロコピー
  • デザイン力
  • 取材力
  • わかりやすい文章力

たとえば、ビジュアルがたくさん必要な記事を求めているクライアントに対して、「元デザイナー、デザインスキルあります。ビジュアルも作れます」とアピールすれば、仕事はカンタンに獲得できます。

あるいは、特定のジャンルに精通しているのも武器になります(IT領域専門のWebライター」など)。

「なんでも書きます!」というライターよりも、「○○○に詳しいです」というライターのほうが、特定のジャンルの記事を欲しているクライアントに選ばれやすいからです。

「このジャンルなら、あのライターさんだな」と、すぐに思い浮かべてもらえます。

まとめ

ここまで、稼げるWebライターと稼げないWebライターの違いや、稼げるライターになるための方法を解説してきました。

目的意識やプロ意識、知識・スキルなど、 Webライターとして稼ぐためにどれも重要な要素ですが、一番大事なポイントは、やはり「どこで仕事を探すか」 という部分だと思います。仕事の獲得方法ですね。

どれだけスキルがあっても、どれだけプロ意識を掲げて頑張っても、単価の低い仕事ばかりを請けていたら、稼ぐことは困難だからです。スキルがあること、プロ意識をもつことは大前提。そのうえで、いかに高単価の仕事を受注するかがキーポイントです。

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