「SEOに強い記事を書くには?」
ここでは、書いた記事をGoogleで上位表示させる、SEOライティングのテクニックを10個、ご紹介します。
SEOライティングの本質は、キーワードの含有率や出現率といった小手先のテクニックではなく、検索ユーザーの利便性を考えることです。
「本当に知りたい情報はなんだろう?」
「もっとわかりやすく書けないか?」
「なにを提案すれば、ユーザーの人生にプラスになるのか?」
こういったことに気を遣って文章を作成することが、SEOに強い記事を生み出す秘訣です。
目次
1. 検索キーワードの意図に沿った情報を載せる
SEOライティングで最も重要なことは、検索ユーザーが求める情報を提供することです。
なぜなら、検索ユーザーの求める情報をピンポイントで返すことが、Googleが目指す方向だからです。そのために、検索の精度を日々高めています。
<参考情報>
グーグル検索の仕組み
グーグルの使命
ユーザーが打ち込む検索キーワードの意図(検索意図)を推測する方法は、いくつかありますが、最も簡単なのは実際にGoogle検索することです。
キーワードで検索して、1ページ目のTOP10の記事タイトルをざっと眺めてみる。それだけで、検索ユーザーの求める情報はかなり正確に把握できます。たとえば「seo キーワード」なら、「選び方」「選定」「見つけ方」といったフレーズが使われています。ということは、キーワード選定の手順やポイントを詳細にチュートリアルした記事を書けばいい、とわかります。
このように、実際にキーワード検索をすれば、検索意図はある程度わかります。そして補助的な手段として、関連キーワードをチェックすることもオススメです。
検索結果(Serps)の下に「○○○○○○に関連する検索キーワード」として表示されている箇所です。ここのキーワードをチェックすることも、検索意図の推測に役立ちます。
関連キーワードを本格的に調べるときは、以下の記事で紹介しているようなSEOツールを使いますが、検索意図をざっくり把握するだけなら、検索結果下のキーワードをチェックすれば十分です。
キーワード選定作業が捗る、おすすめのSEOキーワードツールを5つご紹介します。 Ahrefs(エイチレフス) Googleキーワードプランナー Keyword Tool ラッコキーワード Googleトレンド これら5つのツールは、SEOのプロも現場で使っている...
2. 重要な情報ほどページ上部に配置する
SEOライティングの鉄則は、重要な情報(記事で最も伝えたいこと)を真っ先に書くことです。いわゆる起承転結は、SEOライティングに向いていません。
検索ユーザーの求める情報をピンポイントで返すことがGoogleの使命なので、重要な結論(ユーザーが最も知りたいこと)がなかなか見えない記事は、上位表示しづらいからです。
検索ユーザーは記事を読みたいわけでは決してなく、ただ自分の求める情報を欲しているだけです。だから、求める情報をすばやく提示しないと、すぐに離脱されます。
そして、直帰率の高さや滞在時間の短さといったマイナスの行動シグナルによって、さらに検索順位を落とす・・・ということも考えられます。長々とした前置きはいらないので、重要な結論をすぐに提示しましょう。
「なんか簡素な気がする」「背景情報とか書いたほうがいいかも」といった感覚から、どうしても余計な前置きをダラダラと書いてしまいがちですが、それは書き手の都合でしかありません。検索ユーザーにとっては不要です。
3. タイトル(titleタグ)にキーワードを入れる
タイトルにキーワードを含めることは、極めて重要です。キーワードなしにページを適切に評価することは、Googleにとっていまだ困難な技術だからです。
タイトルにキーワードを入れるときは、以下のポイントを意識します。
- 1記事1キーワードの徹底
- 可能なら文頭にキーワード配置
- ロングテールキーワードの盛り込み
詳しくは、以下の記事をチェックしてみてください。
記事のタイトルは、SEOにおいて重要な要素です。タイトルの付け方しだいで、記事の検索順位や検索結果でのCTR(クリック率)が大きく変わるからです。この記事では、SEO効果を最大化するタイトルを作るための10のテクニックを解説してきます。 なぜSEOではタイトルが重要なのか? まず...
4. 見出しにキーワードを入れる
タイトルだけでなく、見出しにもキーワードを入れると効果的です(特にロングテールキーワード)。
たとえば、「キーワード選定」 のロングテールキーワードを入れると、以下のような見出しになります。
キーワード選定 やり方
→キーワード選定のやり方【5ステップ】
キーワード選定 ツール
→キーワード選定に役立つおすすめSEOツール
こうすると、見出しに入れたロングテールキーワードでも上位表示が期待でき、検索流入が最大化します。
もちろん、すべての見出しにキーワードを入れるのは不自然です。ペナルティの対象にもなり得ます。そこでオススメしたいのは、H2見出しにだけ、意識的にキーワードを設定することです。
H2見出しは記事の大枠を構成するもので、記事内容を理解するためにGoogleも重要視している要素なので、ここにはキーワードを入れておきます。代わりにH3以降は、キーワードを意識しなくても大丈夫です。
5. シンプルな記事構成にする
複雑で難解な記事構成は、Googleからも検索ユーザーからも敬遠されます。
大多数の人は、学術論文みたいな記事を読みたいわけではありません。実際、学術論文が一般的なキーワードで上位表示することはまずありません。
どれだけ有益な内容であっても、複雑で難解な記事は検索ユーザーの役に立たないと判断されるわけです。
だから、SEOライティングではシンプルな記事構成にします。
ここでいうシンプルとは、だれが見てもすぐに内容を把握できる、という意味です。パッと見て、価値が伝わること。これが重要なんです。
たとえば、記事の目次を見て「んー、なんかごちゃごちゃしていて複雑で、よくわからなそうだな・・・」と感じたことはありませんか? そう感じたら、離脱すると思います。
逆に、目次を見ただけで、書かれている内容や受け取れる価値がすぐにイメージできれば、続きを読みますよね。シンプルとは、そういうことです。
そして、シンプルな記事構成には、鉄板のパターンがあります。オススメは、以下の3つです。
- リスト
- チュートリアル
- とは〜(用語解説)
これらは情報の価値が伝わりやすい形式で、実際、上位表示している記事の多くは、ほとんどが3つのパターンのどれかに当てはまります。
リスト
「7つのポイント」「10のテクニック」といったタイトルの記事でよく使われます。ポイントやテクニックを1つずつ、小見出しで解説していきます。
- ○つのテクニック
- ○つのポイント
- ○つの方法
- ○つの理由
- ○つのチェックリスト
- ○つのよくある間違い
- 〜のための○ステップ
- ○選
リスト形式は、極めてわかりやすく価値も伝わりやすいので、多くの記事で採用されています。この記事も、リスト形式で書かれています。
また、書き手にとっても、非常に書きやすいというメリットがあります(順々に項目を並べていくだけなので、論理展開が単純)。
チュートリアル
チュートリアルは、ツールの操作方法のような、物事の手順を解説する記事に向いています。手順を、ステップバイステップで詳細に解説していきます。
以下は、チュートリアル記事の例です。
『Ahrefs』 というツールを知っていますか? Ahrefsは、SEOの被リンク分析ツールとして有名ですが、その実態はコンテンツマーケティングやSEO全般をカバーするオールインワンツールです。自社サイトの解析はもちろん、競合分析、キーワードリサーチ、コンテンツネタ調査など、すべてAhrefs...
正しいキーワード選定は、SEOにおいて非常に重要です。 検索需要がないキーワードを対策しても集客にはつながらないので、実際に検索されているキーワードを調べる必要があります。 そこで役に立つのが、Googleキーワードプランナーです。この記事では、Googleキーワードプランナーの使い方をわか...
操作手順のスクリーンショットなど、画像を多用して視覚的にわかりやすくすることがポイントです。
とは〜(用語解説)
用語解説に便利なフォーマットです。「○○○○○○とは?」というタイトルで、用語の定義を解説していきます。こちらもシンプルでわかりやすいですよね。
「いかがでしたかブログ」とは、記事の最後に必ず「いかがでしたか?」 を使うブログ記事を揶揄した言葉です。おそらく、あなたも見たことがあると思います。 「いかがでしたか?」は、締めの言葉としてたしかに使いやすい。記事の最後に挿入しておけば、なんとなく締まりがいい印象になるので、書き手としては非常...
ただの用語解説(キーワードの説明文)では、競合との差別化ができないので、以下の3要素を盛り込むことがポイントです。
- 一般的な定義(世間一般ではこういう認識です)
- 独自の解釈(私たちは、このように考えます)
- 独自の解釈に結びつく商品・サービス
このような構成にすると、味気ない用語解説も、訴求力のある記事に生まれ変わります。
6. わかりやすい言葉を使う
SEOライティングにおける「わかりやすい言葉」とは、シンプルでストレートな言葉という意味です。決して、文法が正しいとか、日本語がキレイといった意味合いではありません。
キレイで正しい日本語を書けば、Googleに評価されるというのは誤解です。正しい日本語でも、難解でわかりづらければ検索ユーザーにとって価値はありません。
検索ユーザーの役に立つ情報かどうか?そして、その情報がユーザーに伝わる書き方になっているかどうかのほうが、日本語の厳密な正しさよりもずっと重要です。
書き言葉よりも話し言葉のほうが伝わる
書き言葉ではなく話し言葉で書くと、文章はわかりやすくなる傾向があります。
たとえば、「躊躇する」という言葉は書き言葉ですが、これを話し言葉にすると「ためらう」になります。ほかにも、「考慮する」という書き言葉は、話し言葉にすると「考える」です。
どうでしょうか? どちらが頭にスッと入ってくるでしょうか?
おそらく、話し言葉のほうだと思います。なぜなら、話し言葉は私たちが普段なにかを考えたり口にしたりするときに、自然に使う言葉だからです(ようは馴染みがあるわけです)。
以下に、書き言葉 → 話し言葉の変換イメージを載せておきます。
修正前 | 修正後 |
躊躇する | ためらう |
熟考する | よく考える |
忖度する | 相手の気持ちになる |
考慮する | 考える |
救助する | 助ける |
読解する | 読んで理解する |
難解 | 難しい |
簡潔な表現のほうが伝わる
「〜することができる」は「〜できる」、「〜であるといえるでしょう」は「〜でしょう」、といったように、同じ意味の簡潔な表現に修正すると、文章はもっと伝わりやすくなります。
使う頻度の多い、簡潔にできる表現をまとめました。
修正前 | 修正後 |
〜することができる | 〜できる |
〜であるといえるでしょう | 〜でしょう |
〜ということもあります | 〜こともあります |
〜としては | 〜は |
〜であるといえます | 〜だといえます |
〜における | 〜の |
〜というものの | 〜の |
※前後の文脈によっては修正前の表現を残したほうがいいケースもあるので、簡潔な表現に修正したあとは意味が正しく通じるか、違和感がないかをチェックしてください。
その他のテクニック
他にも、以下のようなテクニックがあります。
- 漢字を使いすぎない(ひらがなとのバランス)
- 専門用語を多用しない(使うなら補足を入れる)
- 一文を長くしすぎない(MAX80文字程度)
詳しくは、以下の記事をチェックしてみてください。
「記事を書いてもアクセスが増えない」 「ブログの検索順位を上げたいけど、どう書いたらいいのかわからない」 ブログ記事の書き方で、悩んでいませんか? 集客力のあるブログ記事を作るには、ライティングの技術よりも、記事を書く前の準備(プランニング)のほうが重要です。 そこでこの記事では...
7. ビジュアライズ(視覚化)する
テキストで一生懸命に伝えるよりも、ビジュアル(写真・イラスト)や図表を使って視覚化したほうが理解されやすいです。
大前提として、検索ユーザーは記事を読みたいわけではなく、求める情報に素早くアクセスしたいだけです。ということは、記事を読む負担をいかにして取り除くか、という視点を、書き手は持たないといけない。
だからSEOライティングでは、説明するのではなく、見せる(視覚化)という意識が重要なんです。じっくり読み込まなくても、パッと見で内容や価値が伝わる工夫と配慮が必要で、そのためには、以下のようなテクニックを駆使します。
- 写真やイラスト
- 図表
- インフォグラフィック
- グラフなどのデータ
- 箇条書き
- ボックス(囲み枠)
- 見出し、小見出しなどのサブヘッド
この記事も、これらのテクニックをふんだんに使って書いています。
ちなみに、TCDテーマに搭載されている「クイックタグ機能」を使えば、アイキャッチ画像のサムネイル付きカードリンクやボックス(囲み枠)、2列レイアウトなど、読み手の視覚に刺激を与える要素を、ワンクリックで実装できます。
TCD WordPressテーマ コンテンツビルダー クイックタグ スマホフッターバー TCDのクイックタグは、簡単に記事を装飾できる機能です。見出しや囲み枠、アンダーラインやボタンなど、よく使う装飾をワンクリックで設置できます。また、記事内にはワンクリックでSNSに...
8. 記事の利便性を高める
Googleは、検索ユーザーの利便性を第一に考えています。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。
出典: Google について | Google
記事の利便性(使い勝手)を高めることはGoogleの方向性と合致するので、効果的かつ本質的なSEOテクニックです。具体的には、以下のようなテクニックを使います。
ページ内リンク
ページ内リンクとは、クリックするとページ内の任意の箇所に移動するリンクのことです。
代表的なものは、記事の目次ですね。
目次にページ内リンクを設定すれば、検索ユーザーは好きな箇所から記事を読むことができます。必要な情報に素早くアクセスできるわけです(利便性のアップ)。
長文の記事は目次があった方が読みやすいものです。目次があれば、読者ははじめに何が書かれているのかを把握できるので、読みやすさが劇的にアップするわけです。記事が読みやすくなれば、間接的に平均滞在時間のアップやファン化、検索エンジンからの評価のアップにも繋がる要因となりますね。 本稿ではWordP...
目次以外では、たとえば「背景や前提の説明を書いたけど、手っ取り早くテクニックだけ知りたい人もいるよな・・・」という場合に、テクニックを解説した段落へのページ内リンクを設置することもあります。
また、まとめの段落にページ内リンクを設置するのもオススメです。
たとえば、記事のポイントを箇条書きでまとめて、それぞれのポイントに対応した段落へのページ内リンクを貼ります。こうすると、もう一度見たい箇所にワンクリックで移動できるので、利便性が上がります。
ブログやサイトを閲覧していると、目次が用意してあり、ユーザーが気になるタイトルへダイレクトにジャンプできるサイトは多いですね。簡単に記事の目次を設置するには、こちらのプラグインが便利です。 ユーザーの興味・関心がある箇所にワンクリックで移動できるように工夫する手段は、目次を設置するプラ...
内部・外部リンク
より詳しく解説している別記事への内部リンクを設置したり、信頼できる情報源であるページへの外部リンクを設置したりするのも有効なテクニックです。
いずれも、「もっと詳しく知りたい」「一次情報をチェックしたい」といったユーザーニーズに応えられるので、記事の利便性がアップします。
内部・外部リンクの理解をより深めるなら、以下の記事が参考になります。
サイト内コンテンツのSEOの強化をする中で「リンク」の獲得は、価値のある施策の一つです。しかし、リンクにも内部リンクや外部リンク、発リンクや被リンクなど様々なリンクが存在しているため、リンク数だけではなく種類と役割に気を配ることが必要になります。 そこで今回は、それぞれのリンクの種類とそれらが...
チェックリストのダウンロード
あくまで一例ですが、記事の要点をまとめたチェックリストをPDFで作成して、ダウンロードリンクを設置しておくのもいいでしょう。
SEOライティングでは、記事を「読み物」とは考えません。読み物ではなく、何かしらの機能をもった「ツール」として考えます。たとえば、商品の比較記事は、まさに比較・検討という機能をもったツールですよね。
この記事でいうと、記事を書くときのガイドライン・チェックリストとしての機能を意識しています。そのために、重要なノウハウを10個にわかりやすく章立てして、チェックリスト表も用意したわけです。
この記事は、どんな機能をもったツールなのか?
どんなふうに、ユーザーに使ってほしいのか?
この視点を持つと、記事の利便性が大きく上がりますよ。
など、ツールとしての機能を記事に持たせて、利便性を高めるアイデアは無限にあります。ぜひ工夫してみてください。
9. 信頼性や権威性を高める
信頼性や権威性を測るための明確な評価基準を、Googleは公言していません。
「こうすれば信頼スコアがこれくらい上がる」という基準はないのですが、「こうすれば検索ユーザーから信頼されるよね」という方法論はいくつかあります。
権威性の高いページに発リンク
権威性の高いページへの発リンクは、間接的に記事の信頼性を高めます。
- 政府機関(厚生労働省など)
- 教育機関
- 財団法人や社団法人
- ○○○協会
これらのサイトから情報を参照したり引用したら、出典元として、そのページへのリンクを貼ります。記事の信頼性、権威性、利便性が同時に高まります。
また、権威性の高いページは、ドメインオーソリティ(DA)も高いです。ドメインオーソリティは、検索エンジンからどれくらい優遇されるかをスコア化したもので、スコアが高いほどSEOは強くなります。
そして、ドメインオーソリティが高いページへの発リンクは、記事のSEOを強化する可能性があります。ドメインオーソリティは、MOZのLink Explorer(リンクエクスプローラー)というツールで確認できます。
数値が高いオーソリティサイトを見つけたら、発リンクを検討してみてください。
書籍からの引用
書籍からの引用も、信頼性を高める有効かつ盲点なテクニックのひとつです。
一般的に、Web記事よりも書籍のほうが知覚価値が高いです。実際の中身がどうこうではなく、「書籍 = 信頼できるし価値がある」と、多くの人が認識しています。
もし、その分野における権威が書いた書籍から引用できるなら、ぜひ引用することを推奨します。記事の信頼性を高める、強力なバックアップになります。
書籍から引用する場合、出典元の情報として、以下のすべてを記載します。
- 発行年
- 出版社名
- 書籍名
- 著者(監訳者や訳者も)
書籍名だけでは出典元を記載したことにはならないので、必ず、完全な形で記載する必要があります。
著者情報や監修者情報の提示
記事上部や下部に「この記事を書いた(監修した)人」の情報を表示するのも、信頼性や権威性を高めるために有効です。
特に、記事上部(導入部の下など)に執筆者や監修者のプロフィールや実績を載せておけば、記事を読む理由を与えられる(この人は信頼できそうだから続きを読んでみよう)ので効果的です。
10. 次のステップへの行動を促す
記事を読んだユーザーに、何をしてほしいのか?
SEOライティングは、上位表示という狭い範囲でばかり語られがちですが、その本質は検索ユーザーの意識や態度を変化させ、行動に導くことです。
次のステップへの行動を促さないと、ユーザーの生活は何も変わりませんし、情報を提供する側にとっても、ビジネス的なメリットが何もありません(情報の無償提供で終わり、ビジネスに結びつかない)。
顧客に提案する営業マンや、患者を診察する医者のような視点で考えてみましょう。どういう行動を提案することが、ユーザーのタメになるのか?たとえば、以下のようなものが考えられます。
- 商品・サービスの紹介
- 関連記事への誘導
- 具体的な行動リストの提示
商品・サービスを購入すればユーザーの悩みや課題が解決すると確信できるなら、購入を促すことがユーザーのタメになりますし、売上・利益につながります。
ユーザーが興味を持ちそうな関連記事があるなら、そちらに誘導することがユーザーにとって親切ですし、サイトのPV(ページビュー)も増えます。
具体的な行動リストを提示されて実行した結果、ユーザーの生活に変化が起これば、ユーザーはサイトやあなたのファンになります。
ぜひ、具体的なアクションを促すということを意識してみてください。SEOライティングでは無視されがちな部分ですが、大事な要素です。
SEOライティングの10個のテクニックまとめ
ここまでご紹介した10個のテクニックを、以下の表にまとめました。
【チェックリスト】Googleで上位表示を実現させる10のテクニック | ||
---|---|---|
1 | 検索キーワードの意図に沿った情報を載せる | ・Google検索でキーワードの検索意図をチェック ・関連キーワードをチェック |
2 | 重要な情報ほどページ上部に配置する | ・結論を真っ先に提示する ・検索ユーザーの知りたい順で構成する |
3 | タイトル(titleタグ)にキーワードを入れる | ・1記事1キーワードを徹底する ・可能なら文頭にキーワードを配置する ・ロングテールキーワードを入れる |
4 | 見出しにキーワードを入れる | ・H2見出しにロングテールキーワードを入れる ・H3以降は意識しなくても大丈夫 |
5 | シンプルな記事構成にする | ・リスト形式 ・チュートリアル形式 ・とは〜(用語解説) |
6 | わかりやすい言葉を使う | ・書き言葉よりも話し言葉を選ぶ ・より簡潔な言葉を選ぶ ・漢字を使いすぎない ・専門用語を多用しない ・一文を長くしすぎない |
7 | ビジュアライズ(視覚化)する | ・写真やイラスト ・図表 ・グラフなどのデータ ・インフォグラフィック ・箇条書き ・ボックス(囲み枠) ・見出し、小見出しなどのサブヘッド |
8 | 記事の利便性を高める | ・ページ内リンク ・内部・外部リンク ・チェックリストや比較表 |
9 | 信頼性や権威性を高める | ・権威性の高いページへの発リンク ・書籍からの引用 ・著者情報や監修者情報の提示 |
10 | 次のステップへの行動を促す | ・商品・サービスの紹介 ・関連記事への誘導 ・具体的な行動リストの提示 |
この表のPDFは、以下のボタンをクリックすればダウンロードできます。記事を書くときのガイドライン・チェックリストとして、ご活用ください。
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