MacでもWindowsでも利用可能なFTPソフト「Cyberduck」。とってもシンプルな操作のみで、ファイルを転送できます。当記事では、そんなCyberduckの基本的な使い方を解説いたします。
目次
Cyberduckとは
Cyberduckは、無料で使えるFTPソフトです。FileZillaやFFFTPなどに並んでメジャーなFTPソフトのひとつです。元々はMac専用だったようで、とてもシンプルなUIになっています。操作項目も最低限なので、FTPソフトを初めて使う方にもおすすめです。
特徴 / できること
- 無料で使える。
- 日本語でも使える。
- 操作に迷わないUIでファイルを転送できる。
- 他のFTPソフトからサーバー接続履歴を引き継げる。
- FTPS、SFTPなどの暗号化通信にも対応。
対応環境
- macOS
- Windows
Cyberduckのダウンロード/インストール
Cyberduckは公式サイトから無料ダウンロード可能です。
公式サイトの「Download」ボタンを押すと、次の画面に移動するので、WindowsかmacOSのボタンを押してダウンロードを開始します。
当記事では、macOS版を例に解説いたします。
zipファイルがダウンロードされるので、展開してインストールとセットアップを行います(展開するとアヒルのアイコンになります)。
もしすでに別のFTPソフトをお使いの場合は、次のようにブックマーク(サーバー接続履歴)を自動で読み込むか聞いてくれます。
上記はFileZillaをすでに利用している筆者の例ですが、インストール時に自動で引き継げるのは便利ですね。
ここまででインストールは完了です。
Cyberduckの使い方
一般的なFTPソフトと同様で、まずはサーバーと接続して、ファイルを転送する準備を行います。
サーバーと接続する方法
起動すると次の画面が開くので、上部の「新規接続」をクリックします。
複数のサーバーが表示されていますが、初めてFTPソフトを利用する場合は何も表示されません。
新規接続をクリックすると次の画面が開きますので、各項目を入力します。
- サーバ:FTPホスト名
- ユーザー名:FTPユーザー名
- パスワード:FTPパスワード
サーバーによって確認箇所は異なりますが、エックスサーバーの場合は、サーバーパネル内で確認できます。
>> FTPソフトの設定 | レンタルサーバーならエックスサーバー
すべて入力したら「接続」します。
暗号化接続に対応しているCyberduckでは、次のようなメッセージが表示されます。
デフォルトでは非セキュアな接続になっているので、「変更」しておくのがベターです。
変更して接続されると次のような画面が開きます。
これがCyberduckでサーバーに接続した画面です。
MacのFinderのようなシンプルなUIですが、ここでサーバー内のファイルを確認可能です。
ファイルの転送(ダウンロード/アップロード)方法
ファイルのダウンロードやアップロードは、右クリックやドラッグ&ドロップで簡単に行えます。
ダウンロード
サーバー内の任意のファイルを右クリックして、「ダウンロード」を押せばOKです。
これでローカルのダウンロードフォルダに転送されます。
ダウンロードの進捗と接続先サーバーのURL、ダウンロード先のローカルファイルのパスが表示されます。
アップロード
アップロードは、手元のファイルをドラッグ&ドロップすればOKです。
Finder内のファイルから、Cyberduckで開いたウィンドウにドラッグ&ドロップすれば転送が開始されます。
もちろん、デスクトップからドラッグ&ドロップしてもいいですし、複数のファイルを選択して、同時転送することも可能です。直感的な操作で転送できます。
まとめ
Cyberduckの使い方を解説いたしました。
FTPソフトの基本機能であるファイルの転送(ダウンロード/アップロード)がとても直感的に行えます。操作画面に余計なボタンやアイコンは一切無く、右クリックやドラッグ&ドロップのみで操作可能です。
最低限の機能しか使わない方や、FTPソフト初心者の方におすすめです。
もう少し機能性が欲しい方は、FileZillaもチェックしてみてください。
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