お問い合わせフォームプラグイン「Contact Form 7」で添付ファイル(画像など)を送信可能にする方法を解説します。プラグインに用意されているオプションから簡単に設定できますが、
「うまく送信できない」
「メールに画像が添付されていない」
などの問題が発生することもあります。
当記事で正しい設定方法と、問題発生時のチェック箇所も併せて解説いたします。
目次
Contact Form 7で添付ファイルを送受信する設定
添付ファイルを送受信可能にするため、次の2ステップを設定します。
- フォーム内にファイル添付項目を設置する(フォームタブの設定)
- 添付ファイルがメールに届くように設定(メールタブの設定)
1.フォーム内にファイル添付項目を設置する(フォームタブの設定)
まずは、添付ファイルを送信可能にしたいフォームの編集画面を開きます。デフォルトで用意されている「ファイル」というボタンから設定できます。
展開するこの画面で詳細設定を行います。
添付ファイルのサイズ制限や、拡張子の制限はここで行えます。複数のファイル形式を受け入れる場合は、「|」で区切って入力します(例:jpg|jpeg|png|gif)。
設定が済んだら右下の「タグを挿入」でフォーム内に追加されます。
ここまでの設定で、サイト上のフォーム内に添付ファイルの項目が表示されます。
ここまででファイルを添付・送信できそうなのですが、管理者側がメールでファイルを受け取るためには、次の設定も必須です。
2. 添付ファイルがメールに届くように設定(メールタブの設定)
フォームの編集画面の「メールタブ」を開いて、下の方にある「ファイル添付」の入力欄を確認します。
ここに1.で設定した「ファイル添付項目の名前」を追加すればOKです。今回の例の場合、デフォルトの設定のままですので、[file-40]となっている部分です。
ちゃんと上記箇所に表示されるので、そこからコピペすれば問題ありません。
最後に「保存」を押して設定完了です。
この2ステップの設定が済んだら、正常に送信できるか必ずテストしておきましょう。
添付ファイルを送受信できないときは?
「正常に送信できない」「送信できるが、ファイルが添付されない」等の問題が発生した場合、次の箇所を見直してみましょう。
- フォームタグの設定ミスがないか
- メールタブの設定漏れがないか
- 添付ファイルの保存先フォルダがあるか
- サイズや拡張子の制限をクリアしているか
フォームタグの設定ミスがないか
これは可能性としては低いですが、添付ファイルの項目用のタグが誤っている場合です。
後から手動で名前を変更したり、拡張子の制限を変更したりすると、意図しない挙動になる可能性があります。用意されている「ファイル」ボタンから設定を変更して挿入し直すのが最も確実です。
メールタブの設定漏れがないか
既存のフォームに「添付ファイル」の項目を後から追加した場合など、メールタブの設定が抜けることがあるかもしれません。先述の「2. 添付ファイルがメールに届くように設定(メールタブの設定)」は必ず確認してください。
サイト上でファイルを添付して送信できても、管理者側にファイルが届かないという致命的な問題が発生します。「送信できるのに届かない問題」を起こさないようにしましょう。
添付ファイルの保存先フォルダの有無
これは稀なケースかもしれませんが、「添付ファイル保存用のフォルダ」が何らかの原因で削除されている場合です。
通常は「Contact Form 7」を有効化すれば自動で生成される「wpcf7_uploads」というフォルダがあるのですが、これが無い場合、正常に送信できない問題が発生します。
レンタルサーバーのファイルマネージャやFTPソフトを使って操作ミスで削除した場合などは、再度手動で作成すれば問題ありません。下記箇所にフォルダがあるはずですが、無ければ「wpcf7_uploads」という名称で新規作成しましょう。
サイズや拡張子が制限内か
フォーム設定時に管理者自身で設定する箇所ですが、念の為チェックしておきましょう。
制限に引っかかる場合は、エラーメッセージが表示されて送信できません。ファイルサイズを2MBと制限しているのに、それ以上のサイズのファイルを添付したときなどです。
サイズや拡張子の制限は、運用方法に応じて設定しておきましょう。「1.フォーム内にファイル添付項目を設置する(フォームタブの設定)」から見直せます。
おまけ:仕上げに文言や注釈を整えよう
無事送受信できるようになったら、仕上げに文言や注釈を整えておくとベターです。
弊社(当サイト)のお問い合わせフォームでも画像を添付できるように設定していますが、他の項目とスタイルを揃えて、文言や注釈を整えています。
フォームの運用方法によって様々ですが、弊社では以下が伝わるように記載しています。
- 参考画像をアップできる旨
- スクリーンショットを貼り付けられる旨
- サイズが制限されている旨
- ファイル形式(拡張子)が制限されている旨
「何のための項目か、どうして送信できないのか」の参考になるような注釈を記載しておくわけです。
制限している拡張子について社内確認した際、「Macでは対象ファイルを選択すらできないが、Windowsでは選択まではできる」等の環境差もありました。簡単な注釈が書いてあるだけでも、ユーザーの戸惑いを減らせるかもしれませんね。
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