WordPressのサイトヘルスに「ページキャッシュが検出されず、サーバーのレスポンスが遅くなっています」と表示されることがあります。

警告文が表示されている例

「致命的な問題」として表示されるので、早く解決したいですよね。

この問題は、シンプルに解決できる上にサイトの表示速度に関わるものなので、早めに対応しておくのがおすすめです。

当記事では、最もシンプルな解消方法をご紹介します。


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エラーの概要

「ページキャッシュが検出されず、サーバーのレスポンスが遅くなっています」というエラーは、ページキャッシュ(HTMLキャッシュ)が有効になっていない状態を示しています。

通常、WordPressのページはアクセスのたびに、データベースから情報を取得してHTMLが生成されます。

もしページキャッシュが有効になっていれば、あらかじめ生成されたHTMLをそのまま返すため、サーバーの処理が大幅に軽くなります。結果的に表示速度も向上するわけです。

このエラーが出ている場合は、そうしたページキャッシュが検出できず、サイトの表示が遅くなっている可能性があります。

キャッシュについては、下記記事も参考にご覧ください。

よくある原因

よくある原因は、次のようなケースです。

  • サーバー側のキャッシュ機能が無効になっている
  • キャッシュ系プラグインを使用していない
  • キャッシュ設定後、十分な時間が経過していない(アクセスがない)

上記のいずれかに当てはまる場合、ページキャッシュが正しく検出されず、このエラーが表示されることがあります。

ページキャッシュを設定して解決する方法

ページキャッシュは、サーバー側の機能やプラグインを使って設定できます。

サーバーでページキャッシュを設定する

今回はエックスサーバーを例にご紹介します。エックスサーバーでは「Xアクセラレータ」や「サーバーキャッシュ設定」という機能を使って、サーバー側でページキャッシュを有効化できます。

サーバーパネルにログインし、各種設定をONにしてください。

設定後すぐに反映されない場合もあるため、数分〜数時間ほど時間を置いてからサイトヘルスを再確認するのがおすすめです。

ただし、サーバー側のキャッシュ設定は環境によっては検出されないことや、キャッシュが安定しない場合もあります。

プラグイン「WP Fastest Cache」で設定する

より確実にページキャッシュを有効化したい場合は、プラグインの利用がおすすめです。

WP Fastest Cache」をインストールし、有効化します。
有効化後は、以下にチェックを入れて「submit」すればOKです。

  • システムキャッシュ
  • 先読み
  • ログインユーザー

WP Fastest Cacheの設定でチェックを入れる箇所

「先読み」の詳細設定

「先読み」にチェックを入れると、以下の「方式を選択」というウィンドウが表示されますが、基本的には初期設定(Default)のままで問題ありません。

先読みの方式設定

「Next」を押すと表示されるコンテンツタイプは、ホームページ、投稿、固定ページにチェックを入れておけばOKです(アクセスされる主要なページのみを対象にすれば十分です)。

コンテンツタイプ

最後に表示される「高度な設定」では、何も変更せず、「Finish」でOKです。

高度な設定

サーバーに過度な負荷をかけないよう、1分あたりにキャッシュを生成するページ数(初期値:4)が控えめに設定されているため、そのままで問題ありません。

これで、あらかじめページキャッシュが生成され、安定して高速表示されるようになります。

プラグインの詳しい設定方法は下記記事でご紹介しています。

ページキャッシュが有効になったか確認する方法

無事、ページキャッシュが有効になれば、サイトヘルスから警告メッセージが消えます。
ただ、サイト上での変化はわかりにくいです(サイトによっては体感速度が変わる可能性もあります)。

そこで読み込みにかかった時間を数値で確認する方法が便利です。検証モード(デベロッパーツール)で確認できるので、以下の手順を試してみてください。

  1. サイト上で検証モード(Windows:Ctrl + Shift + I / Mac:command + option + I)を開く
  2. 「ネットワーク(Network)」タブをクリックする
  3. ページをリロードして「時間(Time)」の値を確認する

検証モードの「ネットワーク」タブでリロードした画面

上記画面では、ページをリロードしない限り何も表示されないので、必ずリロード(Windows:Ctrl + R / Mac:command + R)を押してください。

「14ms」と表示されているのは、サーバーの応答時間です。

このとき、管理画面からログアウトしてから確認しましょう。ログインしているままですと、ページキャッシュが有効にならないため時間がかかります。

弊社のコーポレートサイトでは、プラグイン導入前後で、1.32s(約1.3秒) → 14ms(約0.01秒)と、約90倍高速化されました。

まとめ

WordPressのサイトヘルスに表示される「ページキャッシュが検出されない」エラーは、ページキャッシュが有効になっていないことが原因です。

ページキャッシュを設定することで、サーバーの処理負荷が軽減され、表示速度の改善にもつながります。確実に効果を得たい場合は、サーバー側のキャッシュ機能だけでなく、プラグインの利用がおすすめです。

設定後はログアウト状態で、サーバーの応答時間を確認し、キャッシュが有効になっているかをチェックしましょう。

かんたんな設定で大きく改善できるため、警告が表示されている場合は早めに対応しておくと安心です。

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