2019年7月12日追記:こちらのプラグインの配布は終了しました。
WordPressには、最初から「Akismet」という優秀なアンチスパムプラグインがインストールされていますが、それだけでは追いつかない状況が出てくる場面が多くなってきました。
ここで紹介する「WP-SpamShield Anti-Spam」は、ここ最近増え続けているトラックバックスパムやピンバックスパム、コメントスパム等を一括で対処することが出来るプラグインです。
「WP-SpamShield Anti-Spam」のインストール
下記のサイトからプラグインをダウンロードし、wp-content/pluginsディレクトリにアップロード。管理画面から有効化してください。
「WP-SpamShield Anti-Spam」の使い方
プラグインを有効化すると、管理画面の設定に「WP-SpamShield」の項目が増えていますので、そちらにアクセスします。
緑色の四角で囲まれた部分に「Installed Correctly」と表示されていると、正常にインストールが完了しています。
その下の紫の部分には、「WP-SpamShield」がブロックしたスパムの数などが表示されていきます。
以下、基本的な設定ポイントをピックアップしていきます。
「Blocked Comment Logging Mode」は、ブロックされたコメントを記録する一時的な診断モードで、1週間ブロックされたコメントをログに記録します。サーバに負荷が掛かるため、基本的にはオフのままでよいでしょう。
「Log All Comments」はブロックされたコメントだけでは無く、すべてのコメントを記録します。これを利用するには Blocked Comment Logging Modeがオンになっている必要があります。こちらも基本はオフでOKです。
「Enhanced Comment Blacklist」は、WordPressのコメントブラックリストを強化する機能です。反復的にスパムコメントを投稿している人物がいる場合など、通知メールで投稿者のIPをブラックリストに登録することができます。こちらはチェックを入れておきましょう。
「Disable trackbacks.」は、トラックバックスパムが過剰なときに、トラックバックを無効化できるオプションです。
「Disable pingbacks.」は、ピンバックスパムが過剰なときに、ピンバックを無効化できるオプションです。
「Allow users behind proxy servers to comment?」は、proxy経由のコメントをブロックしたいときにチェックをはずしておきます。これは、多くのスパマーはproxy経由でコメントしている場合が多いためで、基本はチェックを入れたままにしておきます。
「Hide extra technical data in comment notifications.」は、コメント通知に関する技術的なデータを見たくないときにチェックを入れることで非表示にできます。
「WP-SpamShield Anti-Spam」では、お問い合わせから送られてくるスパムもブロックできるコンタクトフォームを設置することができます。
こちらの機能を利用するときは、「WP-SpamShield Anti-Spam」の設定画面内にある「Contact Form Settings」で必要な項目を指定し、個別ページなどにショートコードの[spamshieldcontact]を記入して保存します。
ちなみに初期設定の状態では、下記のような形でサイトに表示されます。
スパムの増加はそれを対処していくだけでも精神的に疲れてしまうことがあります。ある種の虫除けではありませんが、普段スパムに悩まされている方はぜひ1度このプラグインを利用してみてください。