日本政府は訪日外国人観光客の拡大に力を入れており、2020年には訪日外国人4,000万人、インバウンド消費額8兆円の目標を掲げています。今後も訪日外国人観光客が増えると予想されており、「インバウンド需要をどう取り込むか」は多くの企業にとって、もっとも重要なミッションとなるでしょう。
特にWEBサイトは訪日前に情報を収集するために利用されることが多いため、WEBサイトをインバウンド対応にすることが早急に求められます。その際に一番のネックになってくるのは、やはり言葉の問題です。多くの訪日ユーザーに情報を届けようとすると、英語のみならず中国語や韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語などにも対応し、サイトを多言語化する必要がでてきます。テキスト重視のコンテンツであった場合はその翻訳精度も重要です。
さらに並行してWEBサイトのコンテンツの質も高めなくてはいけません。サイトを利用する訪日ユーザーが求める情報は店舗や商品に関する情報だけにとどまらず、日本ならではの食事や生活習慣、ルールなど訪日外国人が持つであろう疑問に対して、解決する情報を充実させる必要があります。訪日ユーザーに必要とされる情報は日本人のニーズとは異なるという点も意識しなくてはいけないでしょう。国柄、文化、宗教の違いから、日本に訪れた時にどのような情報を必要としているのかという予測を立ててコンテンツの充実に取り掛かりましょう。
先に記事としましたが、既にたくさんの訪日観光客をターゲットにしたウェブメディアが誕生しています。
東京五輪を控えている日本。昨今のインバウンド需要の高まりを受けて、訪日外国人観光客に向けたメディアがどんどん誕生しています。WEBメディアやアプリ、本、フリーペーパーなど、そのタイプも多種多様です。どの国に向けて発信しているかによって、その媒体がフォローしている言語の数も変わってきます。 当記...
これから構築を検討する場合は、市場をリサーチした上で、まだないテーマに取り掛かった方が良いでしょう。インバウンド系のメディアをリサーチしてみましたが、都市部情報、観光、日本文化といった王道については情報が飽和してきているような印象があるものの、まだまだ、空いているジャンルがたくさんある。そういう風に思います。日本には世界に誇ることができる素材がある。まだまだ眠っているコンテンツはたくさん存在します。あなたも世界に向けてワクワクする情報発信に取り組んでみませんか。
世界への扉を開くWordPressテーマ「TOKI」
サイトの「表紙」から表現されるおもてなし
WordPressテーマ「TOKI」にはサイトの導入部分としてユーザーを世界観に引き込む要素を盛り込んだウェルカムページが用意されています。ウェルカムページを表示するしないは管理者が自由に決められますが、世界各国から訪問者を招く場合、言語選択させることでより最適な言語が届ける役割があります。また、2カ国だけでなく、複数の言語ボタンを設置できます。
ウェルカムページは一番最初に訪問者にインパクトを残すことが出来る
デモサイトのウェルカムページには背景に全画面動画を採用していますが、こちらはYouTube動画、MP4、静止画スライダーから選択をすることが可能です。また、動画背景上には表示できる見出しの文章と検索フォームを設置できます。見出しでサイトコンセプトをひと目で明らかにし、検索フォームで情報メディアであることを伝えられる。「勝負はすでにヘッダーで決まっている」。それくらいの熱量のあるウェブサイトを構築可能です。
※動画を設定した場合においてもスマートフォンにおいては代替画像で表示されます。
「TOKI」を採用して一気に多言語化の基礎を整える
ウェブサイトの多言語化は検索サイトへの対応も含めて色々と設定と調整を行う必要が出てきます。「TOKI」では言語設定に関するオリジナルオプションを設けることで、その設定をテーマオプションで一元化、多言語設定の一歩目を軽く歩みだすことができます。
言語アノテーションタグも言語設定欄で設定可能
多言語のウェブサイトを制作した場合、そのウェブサイトの言語を検索エンジンやユーザーの閲覧するブラウザに対して伝える必要が出てきます。ウェブサイトは言語アノテーションタグを設定することでそのウェブサイトの主要言語を伝えることができます。検索エンジンに対応する方法などは以下の記事にも書いておりますので、読んでいただけると良いのですが、「TOKI」では煩わしいアノテーションタグの設定までテーマオプションで完結させることができます。(言語アノテーションタグは翻訳化したすべてのウェブサイトで設置する必要がありますのでその点はご注意ください。日本語サイトに無くて英語サイトにはあるというのはNGです。)
Webサイトは、国内だけでなく全世界に公開されます。国外ユーザーにも手軽にアピールする方法としては最適の方法です。また、ページの多言語対応として、検索エンジン対策をしておく必要があります。基本的にはGoogle向けの対策で大丈夫ですが、特定の国に対してはその国でよく使われている検索エンジン対策も重要...
TCDテーマオプション、オリジナルの言語設定機能
インバウンド向けのメディアを作る時にまず最初に困るのは、言語の切り替えをどのように対応するかということだと思います。「TOKI」では言語の切り替え機能についてサイトオーナーが直感的に対応できるようTCDテーマオプション内にその機能を取り込みました。
日本語と英語のフォントセットを切り替えても崩れないデザイン
日本語と英語をただ単に切り替えるだけだと、そのフォント独自の字詰めなど、余白に及ぼす関わるデザインの影響から途端にデザインのイメージが変わることがあります。「TOKI」では各ブラウザ標準フォントの中からデザインのイメージを崩さないよう、配慮したフォント選択をしています。
言語選択ボタンの国旗イメージはオリジナルも設定可能
言語を切り替えることができる言語切替スイッチをコンテンツのヘッダーに配置しています。そのデザインは収録の画像(主要国旗アイコン)から選択できる他、オリジナルの画像を選択することも可能です。アイコンにない言語の設定を行いたい場合や、オリジナルの国旗イメージを採用したい時などご活用いただけます。
訪日外国人をおもてなしするWEBマガジンWordpresテーマ「TOKI」
機運高まった今始めるインバウンドメディア
今回WordPressテーマ「TOKI」は東京五輪を控えて高まるインバウンド熱に応える形で企画、リリースされました。冒頭にも述べましたが訪日向けメディアはここ数年で一気に乱立しているものの、まだ埋まっていないジャンル、テーマは無数に存在します。日本に産まれ住んでいる私たちにとっては何気ないコンテンツであっても、初めての日本というシチュエーションに置き換えると光るというものはたくさん存在するのです。