購入につながりやすいSEOキーワードの特徴・探し方

「いくら記事を書いても売上が増えない・・・」
「アクセスは増えたけど、成果につながらない・・・」
「そもそも、購入につながるキーワードがわからない・・・」

こんな悩みはありませんか?

購入(コンバージョン)に近いSEOキーワードには、特徴があります。
その特徴を理解していれば、数あるキーワードの中から、問い合わせや売上獲得などの成果に直結するキーワードを選ぶことができます。

購入につながりやすいSEOキーワードの特徴・探し方をマスターして、成果につながるSEOを実行していきましょう。

アクション(行動)系のキーワードは購入につながりやすい

「〜する」 「〜したい」 といったアクション(行動)系のキーワードは、購入につながりやすいです。以下の表の、BuyクエリとDoクエリが該当します。

検索キーワードの4種類の図

BuyクエリとDoクエリは、検索ユーザーのニーズやウォンツが具体化しているキーワードです。

  • ニーズ:必要性や欲求のこと(〜したい、〜しなければいけない)
  • ウォンツ:ニーズを満たすための具体的な製品・サービス(解決策)

必要性や欲求に迫られて検索キーワードを打ち込んでいるわけですから、Webサイトで行動を起こすことが前提になります。
したがって、BuyクエリとDoクエリで検索するユーザーの購入率は、必然的に高くなるわけです。

アクション(行動)系キーワードの例

アクション系キーワードの例としては、以下のようなものがあります。

  • ○○○ 購入
  • ○○○ 通販
  • ○○○ 比較
  • ○○○ 依頼
  • ○○○ 相談
  • ○○○ 有料
  • ○○○ 見積もり
  • ○○○ 資料請求
  • ○○○ 転職
  • ○○○ 買取
  • ○○○ 治療
  • ○○○ 予約
  • ○○○ 発注
  • ○○○ 代行

いずれも、「〜する」 「〜したい」 といった行動欲求が存在するキーワードです。
興味本位や暇つぶしではなく、必要性や欲求に駆られて検索しているわけなので、コンテンツ・ページを見たあとに何かしらの行動を起こす可能性が高いといえます。

指名検索 + アクション言葉が最も売れる

指名検索キーワード(サイト名やブランド名、商品名)とアクション言葉の組み合わせは、Webで最も売れやすいキーワードです。

たとえば、以下のようなキーワード。

  • tcd gensen
  • tcdテーマ nano 購入
  • tcdテーマ 評判

特定のブランド名(あるいは会社名) + 商品名のキーワードは、そのブランド・会社の商品を買うことがほぼ前提ですよね。

「○○○ 評判」のようなキーワードも、特定のブランド・商品・会社のことを頭に思い浮かべて検索しているわけですから、評判に納得できれば購入してもらえる率は高いでしょう。

Webで特に売れやすいキーワードの例

その他、購入につながりやすいキーワード例のパターンをいくつかご紹介します。

悩みの深いキーワード

悩みの浅いキーワードよりも、悩みの深いキーワードのほうが売れやすいです。
人間の意識レベルを4段階に分けたときに、最も深い部分である「痛み(Hurting)」に該当するキーワードです。いわゆる、超顕在層に当たります。

人間の意識レベル(OATH)の図

強い痛みを感じており、今すぐに問題を解決しなければいけないターゲットが検索するキーワードですね。

<キーワード例>

  • 薄毛 隠し スプレー
  • ニキビ 1週間で治す
  • 吃音 面接 対策
  • 夏までに痩せたい
  • 慰謝料 請求された

いずれも問題のレベルが深刻で、なおかつ、問題を今すぐ解決しなければいけない緊急性があります。

ネガティブキーワード

「○○○したくない」「○○○ やめたい」などのネガティブ系キーワードも、売れやすいキーワードの代表格です(こちらも悩みレベルが深いため)。

<キーワード例>

  • 会社 やめたい
  • 退職 会いたくない
  • 結婚式 お金がない

また、ネガティブキーワードは、競合度が低いケースもあります。印象がネガティブという理由だけで、対策を敬遠する人が多いからです。

業界の専門用語

特定の業界の関係者しか検索しないキーワードも、成約率が高い傾向にあります。

<キーワード例>

  • seo 内部改善
  • アルムナイ サービス
  • 半導体ウエハ容器

普通の人が、上記のようなキーワードで検索することはまずあり得ません。
検索するのは、そのサービスを必要としている業界の人だけですから、必然的に売りにつながりやすくなるのです。

教育系キーワード

何かを習得したいという教育系キーワードも、Webと相性がいいです。

<キーワード例>

  • ペン字 講座
  • コピーライター 講座
  • ビジネススピーキング 講座

他にも、「○○○ マニュアル」「○○○ 資格取得」などのキーワードもオススメです。

複合キーワードはコンバージョンにより近い

ここまで、購入につながりやすいSEOキーワードの特徴を見てきました。

ここからは、よりコンバージョンに近づけるには、ビッグキーワードやミドルキーワードよりも、複合キーワード(ロングテールキーワード)を対策すべき、という話をしていきたいと思います。

なぜ複合キーワードを狙うべきなのか?
それは、検索ユーザーの行動ニーズが具体化しているからです。たとえば、「会社 やめたい」 というキーワード。これはミドルキーワードですが、より細かく掘り下げると、

  • 会社 やめたい 今すぐ
  • 会社 やめたい 40代 女性 既婚
  • 会社 やめたい 代行

といった複合キーワードが見つかります。
これらの複合キーワードは、検索ユーザーの行動ニーズが具体的かつ明確で、なおかつ競合度も下がるので、ビッグキーワードやミドルキーワードよりもコンバージョンにつながりやすいのは明らかです。

複合キーワードとコンバージョンの関係の図

したがって、購入につながりやすいキーワードを見つけたら、それをそのまま使うのではなく、行動ニーズが明確な複合キーワードに加工する・落とし込むという作業をおこないましょう。

複合キーワードの探し方

複合キーワードを探すには、以下のようなキーワードツールを使います。

これらのツールの詳細は、以下の記事をご覧ください。

ここでは例として、『Keyword Tool』を使って複合キーワードを探す方法を紹介します。

まず、軸となるキーワードを入力します。

軸キーワードを入力

そうすると、軸キーワードの複合キーワードが抽出されるので、その中から、行動ニーズが明確かつ深刻度や緊急度が高いと思われるキーワードを選定します。

抽出された複合キーワード

ツールを使わない場合は、Google検索のオートコンプリート機能を利用するのもいいでしょう。

Googleオートコンプリート

簡易的に調べるだけなら、これでも十分です。

抽出したキーワードは、ExcelやGoogleスプレッドシートなどにまとめて整理しておきましょう。以下の、キーワード選定・整理に関する記事を参考にしてください。

まとめ

購入につながりやすいSEOキーワードの特徴をまとめると、以下のようになります。

種類 概要 キーワード例
アクション系のキーワード 「〜する」 「〜したい」 といった行動系のキーワード(Buyクエリ,Doクエリ) ○○○ 購入
○○○ 通販
○○○ 比較
○○○ 依頼
○○○ 相談
○○○ 有料
○○○ 見積もり
○○○ 資料請求
○○○ 転職
○○○ 買取
○○○ 治療
○○○ 予約
○○○ 発注
○○○ 代行
悩みの深いキーワード 問題のレベルが深刻で、なおかつ、問題を今すぐ解決しなければいけない緊急性が高いキーワード。 薄毛 隠し スプレー
ニキビ 1週間で治す
吃音 面接 対策
夏までに痩せたい
慰謝料 請求された
ネガティブキーワード 「○○○したくない」 「○○○ やめたい」 といったキーワード。 会社 やめたい
退職 会いたくない
結婚式 お金がない
業界の専門用語 特定の業界の関係者しか検索しないキーワード。 seo 内部改善
アルムナイ サービス
半導体ウエハ容器
教育系キーワード 何かを習得したいという欲求がある教育系キーワード。 ペン字 講座
コピーライター 講座
ビジネススピーキング 講座

これらの特徴を持つキーワードを探して、さらにそのキーワードを、行動ニーズが極めて具体的な複合キーワードに加工すると、問い合わせや売上に直結しやすくなります。
ぜひ、試してみてください。