購入につながりやすいSEOキーワードの特徴・探し方
「いくら記事を書いても売上が増えない・・・」
「アクセスは増えたけど、成果につながらない・・・」
「そもそも、購入につながるキーワードがわからない・・・」
こんな悩みはありませんか?
購入(コンバージョン)に近いSEOキーワードには、特徴があります。
その特徴を理解していれば、数あるキーワードの中から、問い合わせや売上獲得などの成果に直結するキーワードを選ぶことができます。
購入につながりやすいSEOキーワードの特徴・探し方をマスターして、成果につながるSEOを実行していきましょう。
アクション(行動)系のキーワードは購入につながりやすい
「〜する」 「〜したい」 といったアクション(行動)系のキーワードは、購入につながりやすいです。以下の表の、BuyクエリとDoクエリが該当します。
BuyクエリとDoクエリは、検索ユーザーのニーズやウォンツが具体化しているキーワードです。
- ニーズ:必要性や欲求のこと(〜したい、〜しなければいけない)
- ウォンツ:ニーズを満たすための具体的な製品・サービス(解決策)
必要性や欲求に迫られて検索キーワードを打ち込んでいるわけですから、Webサイトで行動を起こすことが前提になります。
したがって、BuyクエリとDoクエリで検索するユーザーの購入率は、必然的に高くなるわけです。
アクション(行動)系キーワードの例
アクション系キーワードの例としては、以下のようなものがあります。
- ○○○ 購入
- ○○○ 通販
- ○○○ 比較
- ○○○ 依頼
- ○○○ 相談
- ○○○ 有料
- ○○○ 見積もり
- ○○○ 資料請求
- ○○○ 転職
- ○○○ 買取
- ○○○ 治療
- ○○○ 予約
- ○○○ 発注
- ○○○ 代行
いずれも、「〜する」 「〜したい」 といった行動欲求が存在するキーワードです。
興味本位や暇つぶしではなく、必要性や欲求に駆られて検索しているわけなので、コンテンツ・ページを見たあとに何かしらの行動を起こす可能性が高いといえます。
指名検索 + アクション言葉が最も売れる
指名検索キーワード(サイト名やブランド名、商品名)とアクション言葉の組み合わせは、Webで最も売れやすいキーワードです。
たとえば、以下のようなキーワード。
- tcd gensen
- tcdテーマ nano 購入
- tcdテーマ 評判
特定のブランド名(あるいは会社名) + 商品名のキーワードは、そのブランド・会社の商品を買うことがほぼ前提ですよね。
「○○○ 評判」のようなキーワードも、特定のブランド・商品・会社のことを頭に思い浮かべて検索しているわけですから、評判に納得できれば購入してもらえる率は高いでしょう。
Webで特に売れやすいキーワードの例
その他、購入につながりやすいキーワード例のパターンをいくつかご紹介します。
悩みの深いキーワード
悩みの浅いキーワードよりも、悩みの深いキーワードのほうが売れやすいです。 人間の意識レベルを4段階に分けたときに、最も深い部分である「痛み(Hurting)」に該当するキーワードです。いわゆる、超顕在層に当たります。
強い痛みを感じており、今すぐに問題を解決しなければいけないターゲットが検索するキーワードですね。
<キーワード例>
- 薄毛 隠し スプレー
- ニキビ 1週間で治す
- 吃音 面接 対策
- 夏までに痩せたい
- 慰謝料 請求された
いずれも問題のレベルが深刻で、なおかつ、問題を今すぐ解決しなければいけない緊急性があります。
ネガティブキーワード
「○○○したくない」「○○○ やめたい」などのネガティブ系キーワードも、売れやすいキーワードの代表格です(こちらも悩みレベルが深いため)。
<キーワード例>
- 会社 やめたい
- 退職 会いたくない
- 結婚式 お金がない
また、ネガティブキーワードは、競合度が低いケースもあります。印象がネガティブという理由だけで、対策を敬遠する人が多いからです。
業界の専門用語
特定の業界の関係者しか検索しないキーワードも、成約率が高い傾向にあります。
<キーワード例>
- seo 内部改善
- アルムナイ サービス
- 半導体ウエハ容器
普通の人が、上記のようなキーワードで検索することはまずあり得ません。
検索するのは、そのサービスを必要としている業界の人だけですから、必然的に売りにつながりやすくなるのです。
教育系キーワード
何かを習得したいという教育系キーワードも、Webと相性がいいです。
<キーワード例>
- ペン字 講座
- コピーライター 講座
- ビジネススピーキング 講座
他にも、「○○○ マニュアル」「○○○ 資格取得」などのキーワードもオススメです。
複合キーワードはコンバージョンにより近い
ここまで、購入につながりやすいSEOキーワードの特徴を見てきました。
ここからは、よりコンバージョンに近づけるには、ビッグキーワードやミドルキーワードよりも、複合キーワード(ロングテールキーワード)を対策すべき、という話をしていきたいと思います。
なぜ複合キーワードを狙うべきなのか?
それは、検索ユーザーの行動ニーズが具体化しているからです。たとえば、「会社 やめたい」 というキーワード。これはミドルキーワードですが、より細かく掘り下げると、
- 会社 やめたい 今すぐ
- 会社 やめたい 40代 女性 既婚
- 会社 やめたい 代行
といった複合キーワードが見つかります。
これらの複合キーワードは、検索ユーザーの行動ニーズが具体的かつ明確で、なおかつ競合度も下がるので、ビッグキーワードやミドルキーワードよりもコンバージョンにつながりやすいのは明らかです。
したがって、購入につながりやすいキーワードを見つけたら、それをそのまま使うのではなく、行動ニーズが明確な複合キーワードに加工する・落とし込むという作業をおこないましょう。
複合キーワードの探し方
複合キーワードを探すには、以下のようなキーワードツールを使います。
これらのツールの詳細は、以下の記事をご覧ください。
キーワード選定作業が捗る、おすすめのSEOキーワードツールを5つご紹介します。 Ahrefs(エイチレフス) Googleキーワードプランナー Keyword Tool ラッコキーワード Googleトレンド これら5つのツールは、SEOのプロも現場で使っている...
ここでは例として、『Keyword Tool』を使って複合キーワードを探す方法を紹介します。
まず、軸となるキーワードを入力します。
そうすると、軸キーワードの複合キーワードが抽出されるので、その中から、行動ニーズが明確かつ深刻度や緊急度が高いと思われるキーワードを選定します。
ツールを使わない場合は、Google検索のオートコンプリート機能を利用するのもいいでしょう。
簡易的に調べるだけなら、これでも十分です。
抽出したキーワードは、ExcelやGoogleスプレッドシートなどにまとめて整理しておきましょう。以下の、キーワード選定・整理に関する記事を参考にしてください。
サイトやブログのSEO(検索エンジン最適化)は、キーワード選定がすべての出発点です。キーワードを決めずに、思いつきでコンテンツを書き続けても、SEOによる集客はうまくいきません。 そこでこの記事では、サイトやブログのキーワード選定の方法をご紹介します。本文で解説している関連キーワードの抽出方法...
まとめ
購入につながりやすいSEOキーワードの特徴をまとめると、以下のようになります。
種類 | 概要 | キーワード例 |
アクション系のキーワード | 「〜する」 「〜したい」 といった行動系のキーワード(Buyクエリ,Doクエリ) | ○○○ 購入 ○○○ 通販 ○○○ 比較 ○○○ 依頼 ○○○ 相談 ○○○ 有料 ○○○ 見積もり ○○○ 資料請求 ○○○ 転職 ○○○ 買取 ○○○ 治療 ○○○ 予約 ○○○ 発注 ○○○ 代行 |
悩みの深いキーワード | 問題のレベルが深刻で、なおかつ、問題を今すぐ解決しなければいけない緊急性が高いキーワード。 | 薄毛 隠し スプレー ニキビ 1週間で治す 吃音 面接 対策 夏までに痩せたい 慰謝料 請求された |
ネガティブキーワード | 「○○○したくない」 「○○○ やめたい」 といったキーワード。 | 会社 やめたい 退職 会いたくない 結婚式 お金がない |
業界の専門用語 | 特定の業界の関係者しか検索しないキーワード。 | seo 内部改善 アルムナイ サービス 半導体ウエハ容器 |
教育系キーワード | 何かを習得したいという欲求がある教育系キーワード。 | ペン字 講座 コピーライター 講座 ビジネススピーキング 講座 |
これらの特徴を持つキーワードを探して、さらにそのキーワードを、行動ニーズが極めて具体的な複合キーワードに加工すると、問い合わせや売上に直結しやすくなります。
ぜひ、試してみてください。
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