ディスカッションは、WordPressのインストール直後に確認しておきたい、コメント・ピンバック・トラックバックに関する設定です。
これらを使用しない方も一度どんな設定が可能なのか、当記事を参考に全体像を把握しておくとよいでしょう。コメントを使用しない方は、下記の記事を参考にコメントを無効化してください。
2021/3/26 情報を更新いたしました。 WordPressには、ユーザーが記事にコメントを送信できる機能が備わっていますが、制作するサイトによっては使用しない方が多いです。 当記事では、コメントを無効化する方法をご紹介します。 WordPressのコメントを無効化する方法 コメント...
目次
ディスカッション設定とは
コメント、ピンバック、トラックバックを許可するかどうかを設定できます。これらを許可する場合は、コメント欄の詳細な設定をこちらで行います。
設定 > ディスカッションより、設定画面を開きましょう。
下記の画面が表示されます。こちらがディスカッション設定ですので、上から順番にみていきましょう。
デフォルトの投稿設定
コメント、ピンバック、トラックバックの全体的な許可設定を行います。
投稿中からリンクしたすべてのブログへの通知を試みる
✓で記事内にリンクを貼った時、リンク先のサイトへ通知を送信します。
新しい投稿に対し他のブログからの通知 (ピンバック・トラックバック) を受け付ける
✓で他サイトからの通知(ピンバックやトラックバック)を受け付けます。
新しい投稿へのコメントを許可
✓で投稿へのコメントを許可します。コメントを使用しない場合は、✓を外してください。
最上部の項目以外は記事ごとに設定でき、記事の設定が優先されます。
他のコメント設定
コメントに関する詳細な設定を行います。
コメントの投稿者の名前とメールアドレスの入力を必須にする
✓でコメントする際に「名前」と「メールアドレス」の入力が必須になります。スパム対策にもなります。
ユーザー登録してログインしたユーザーのみコメントをつけられるようにする
✓で管理画面にログインしたユーザーのみコメントできます。会員登録制サイトなどで使用します。
◯日以上前の投稿のコメントフォームを自動的に閉じる
✓で◯日以上前に公開された記事のコメントを無効化します。
コメント投稿者が Cookie を保存できるようにする、Cookie オプトイン用チェックボックスを表示します
✓で「次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。」の文言とチェックボックスがコメント欄に表示されます。
コメントを◯階層までのスレッド (入れ子) 形式にする
✓でコメントの返信を2〜10階層までの入れ子構造にできます。入れ子にすると、コメントの返信が右にずれて表示されます。
1ページあたり◯件のコメントを含む複数ページに分割し、 最後( or 最初)のページをデフォルトで表示する
✓で複数のコメントを◯件ごとに、ページを分割して表示します。この時、最初または最後のページをデフォルトで表示するか選択できます。
古い( or 新しい)コメントを各ページのトップに表示する
コメントを新しい順で表示するか、古い順で表示するかを選択します。
自分宛のメール通知
記事にコメントされた際に、その投稿者にメールで通知を送るかどうかを設定できます。
コメントが投稿された時
✓でコメントが投稿された時にメールが届きます。
コメントがモデレーションのために保留されたとき
✓でコメントが承認待ちになった時にメールが届きます。
コメント表示条件
コメントの承認の設定を行います。
コメントの手動承認を必須にする
✓で投稿されたコメントが自動で承認待ちになります。
すでに承認されたコメントの投稿者のコメントを許可し、それ以外のコメントを承認待ちにする
✓で過去に承認されたコメントを許可します。それ以外のコメントは承認待ちになります。
コメントモデレーション
コメントのスパム対策を行います。こちらで設定した特徴に当てはまるコメントを自動で承認待ちにします。
◯個以上のリンクを含んでいる場合は承認待ちにする
◯個以上リンクを含んだコメントを承認待ちにします。
テキストボックス
入力した単語が、コメントの内容、投稿者名、URL、メールアドレス、IPアドレス、ブラウザのユーザーエージェントのいずれかに含まれている場合、コメントを自動で承認待ちにします。承認されるまでコメントはサイト上に表示されません。(単語は改行で区切ります)
コメント内で許可されないキーワード
入力した単語が、コメントの内容、投稿者名、URL、メールアドレス、IPアドレス、ブラウザのユーザーエージェントのいずれかに含まれている場合、コメントを自動でゴミ箱に入れます。(単語は改行で区切ります。)
アバター
コメントに表示されるアバター画像の設定です。
アバターの表示
✓でコメント欄にユーザーのアバター画像を表示します。
評価による制限
登録されたアバター画像は「gravatar」によって格付けが行われています。その格付を元にどのレベルの画像を容認するかを選択できます。Rを選択した場合は、X以外の画像が表示されます。
デフォルトアバター
アイコンが設定されていないユーザーのアバター画像を設定します。通常の画像かメールアドレスを元に自動生成される画像かを選択できます。
設定を行った後は、「変更を保存」を押して設定を保存します。
コメントを有効化するならスパム対策は必須
デフォルトの機能でもスパム対策は可能ですが、コメントの数が多いと管理するのが非常に大変です。
下記に紹介するプラグインは、WordPress.comの登録が必要ですが、スパムコメントを自動で判定してくれます。コメントを活用される場合は、ぜひ導入をご検討ください。
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