ブログタイトル(サイト名)は、最初に決めるものであり、ホームページの看板でもあります。

サイトのブランド力、ひいてはSEOやリピート率にも影響する重要なブログタイトルをどう決めればいいか。ブログのタイトル設定には、押さえておくべきポイントがあります。

そのポイントを理解した上でブログタイトルを決めておくと、後々の後悔ともならず、愛着の湧くブログになるのではないかと思います。

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サイト名はなぜ重要なのか

サイトタイトルは、ユーザーと検索エンジンの両方に対して非常に重要です。

ユーザーへの影響

サイトタイトルは、人々の記憶に残ります。記憶に残るというのは、ブランドでもあり、無形の資産でもあります。そのため、サイトタイトルは記憶に残りやすい名称をつけることが重要です。

検索エンジンへの影響

ブログのファンやリピーターが増えてくると、サイトタイトルを指名検索で探すユーザーが増えてきます。指名検索数を増やすには、サイトタイトルが検索で1位にヒットし、なおかつ覚えやすい名称をつける必要があります。

指名検索とは:
指名検索(Branded Search)とは、特定の商品・サービス名、社名、サイトタイトルを含む検索のことを指します。ユーザーがブランド名を直接検索エンジンに入力して検索することを意味し、ユーザーがそのブランドに対して興味関心がある状態で行われます。

サイト名の決め方ルール

サイトタイトルの決め方には、いくつかのルールがあります。

  1. オリジナルの名前
  2. 検索キーワード中心
  3. オリジナルの名前+検索キーワードの混合

上記のいずれかに該当するようサイトタイトルを決めると良いでしょう。

オリジナルの名前

自身で考案したオリジナルの名前をサイト名につけることで、独自性が出ます。

メリットは、覚えてもらえれば人の記憶に残るということです。サイトのブランドを醸成したい場合はオリジナルの言葉をサイト名にしましょう。

大規模なウェブサイトに育てていきたい場合は、シンプルに固有名詞のみで構成すると良いでしょう。

事例:

メリット:

  • 指名検索が増える
  • ブランドが醸成できる
  • コンテンツ内容が限定されない

デメリット:

  • キーワードのSEOにならない

検索キーワード中心

検索キーワードを中心にサイトタイトルを決めます。特定のキーワードでのSEOを狙ったサイト名の付け方です。

以下はその成功事例。

しかし、現在ではどの分野のキーワードでも競争が激しく、サイト名にキーワードを盛り込むことによる効果は限定的であることには注意が必要です。

また、キーワードを盛り込むことで発信できる内容も限定されます。たとえば、サイト名に「PHOTOSHOP」と入っていると、PHOTOSHOPというキーワードに対する専門性が評価される一方、それ以外のキーワードに対して親和性が下がる可能性があります。

メリット:

  • キーワードのSEOに繋がる

デメリット:

  • コンテンツ内容が限定される
  • 指名検索が少ない
  • ブランドを醸成しにくい

オリジナルの名前+検索キーワードの混合

サイト名にオリジナルの固有名詞に加え、検索キーワードも盛り込む。これがもっともベター、かつ弱者の戦略ではないかと筆者は考えます。

理由はメリットが多い割に、デメリットが少ないからです。

メリット:

  • キーワードのSEOに繋がる
  • 指名検索が増える
  • ブランドが醸成できる

デメリット:

  • コンテンツが限定される

ウェブサイトが育ってきた段階で、検索キーワードをタイトルから外すことも可能です。その固有名詞自体がブランドになっていれば、SEOの影響も軽微です。

サイト名でやってはいけないこと・注意点

サイト名をつける時に、後々後悔しないよう注意点を記載します。

普通名詞をサイト名にしない

「りんご」「川」「不動産」といった普通名詞のみでサイト名を構成することは基本的にはおすすめしません。なぜなら、普通名詞が競合となるからです。

サイト名を「りんご」にしたとします。すると、普通名詞の「りんご」が検索上位を占めることになり、あなたのサイトは表示されないでしょう。

では、「Apple」はどうでしょうか?あのMacやiPhoneを作っている企業を思い浮かべますね。「Amazon」もそうです。普通名詞に匹敵する認知度を勝ち取れるなら問題はないものの、そこはよく考えてつけた方が良いでしょう。

また、普通名詞をサイト名の一部として使うこと自体は問題ありません。「〇〇不動産」「〇〇自動車」といったネーミングは普通に存在します。

覚えてもらいやすいかを意識する

指名検索を意識するなら、ユーザーに覚えてもらいやすいタイトルを意識する必要があります。

特に文章が長過ぎると覚えてもらえる確率は下がります。キャッチーで、シンプルなタイトルを考えましょう。

すでに他サイトで使われていないか確認

他ブログのタイトルとの重複を避ける必要があります。

作成したサイトタイトルでGoogle検索したとき、同じタイトルのブログがヒットする場合は、他のタイトルに変更しましょう。

ドメインを取得可能か確認

タイトル案をいくつか考えたら、それに対応するドメイン名も一緒に考えましょう。
そして、ドメイン取得サイト(オススメはお名前.com)で検索して、ドメインが取得可能かどうか確認します。

.comや.jpなど、人気のあるトップレベルドメインとの組み合わせは、すでに他の人に取得されていることが多いです。他のトップレベルドメインを選択するか、ドメイン名の文字列を変更するか、どちらかの方法で対処しましょう。

ドメイン名の文字列は、「-(ハイフン)」を追加することで対応できることも多いですが、それでも取得できない場合は、サイトタイトルから考え直す必要が出てくるかもしれません。

雑記ブログのサイト名の付け方

扱うテーマが多岐に渡り、対象となるターゲットも特に明確でない雑記ブログの場合は、タイトルは正直何でもいいと思います。

もちろん、指名検索のために簡潔さは意識すべきですが、それ以外は自由に設定して大丈夫です。「スズキBLOG」のように、自分の名前+BLOG でもいいですし、個性や感性を押し出した独特なタイトルでもいいでしょう。

まとめ

ブログタイトル(サイト名)の決め方を解説してきました。

サイト名の構成:

  1. 固有名詞のみ
  2. 検索キーワード中心
  3. 固有名詞+検索キーワードの混合

サイト名は「固有名詞+検索キーワードの混合」でまずは考え、ウェブサイトの認知度や売上が上がってきた段階で「固有名詞のみ」に変更することを想定しておくのが筆者のおすすめです。

サイト名の注意点:

サイト名は覚えやすい簡潔な形にし、指名検索されるようにサイトを育てていきましょう。

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サイトタイトルの設定方法

最後にWordPressのサイト名の設定方法を紹介しておきます。
WordPress管理画面の左メニューから「設定」→「一般」と進みます。

「設定」 →「一般」 をクリックする

すると一般設定の画面に移行するので、サイトのタイトルを設定しましょう。キャッチフレーズはキャッチフレーズには、サイトタイトルを補足する情報を記載します。

一般設定の画面でサイトタイトルとキャッチフレーズを入力する

サイトタイトルとキャッチフレーズの入力が終わったら保存して完了です。