本稿では「ギャラリーサイト」のメリットや作り方について解説しています。

ギャラリーサイトは、広告収入を増やすにも向いていますし、自社商品やサービスを強化・補完する意味でも使えます。何よりかんたんに作成でき、長期的にアクセスを集め続けるため、おすすめです。

ギャラリーサイトとは?

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ギャラリーサイトとは、「Webサイト」「デザイン」などを1つサイトにギャラリー化したWebサイトのことです。まとめ記事のサイト版と言ってもいいでしょう。例えば、TCDユーザーが作成したサイトを集めた「TCD MUSEUM」もギャラリーサイトです。

非常に便利で用途も幅広いものの、実際にはギャラリーサイトの存在をサイト運営者(アフィリエイターやWebマーケターも含む)にあまり知られていないため、数が少ないのが現状です。ゆえに、市場としては狙い目であると言えます。

事例

ランディングページ集めました

ランディングページ集めました
ひたすらランディングページばかりを集め続けているギャラリーサイト「ランディングページ集めました」。LPを制作するクリエイターや業者が参照するのに便利ですね。

「ランディングページ」というキーワードでGoogleの検索結果2位です。

ランディングページ集めました

81-web.com

81web
秀逸なWebデザインだけを集めたギャラリーサイト「81-web.com」。Webデザインに関連するお仕事をしている人が、デザインのインスパイアを得るために参照するのに便利です。

「Webデザイン」というキーワードでGoogleの検索結果1位です。

81-web.com

レトロバナー

レトロバナー
広告バナーを集めたギャラリーサイト「レトロバナー」。これまたバナー制作時に参照したりするのに役立ちます。

「バナー」というキーワードでGoogleの検索結果4位です。

レトロバナー

ギャラリーサイトの用途

実際にギャラリーサイトは何に使えるのか?その用途について解説します。

自分の閲覧用のため

まとめ記事、キュレーション記事も元々の始まりは「後から自分用に参照する時に便利だから」作られました。ギャラリーサイトも同じで、サイト運営者が自分のためにインターネット上に公開したのが始まりです。

自分にとって役に立つものは、他の人の役にも立つことが多いものです。自分のために公開したものが、結果的に人を呼び寄せることに繋がるわけです。

広告・アフィリエイト収入を得る

人が集まる場を作れれば、広告を貼ることで自然と収入も得られるようになります。ギャラリーサイトで広告・アフィリエイト収入を得る方法は一般的ではないため、ほとんど知られていません。

しかし、(詳しく後述しますが)ギャラリーサイトはアクセス数が長期的に安定する傾向があり、広告収入を得るにも向いているため、知っているとアフィリエイトの幅は広がります。

商品のショーケースとして

自社商品をショーケースのように紹介していくサイトとしてもギャラリーサイトは役立ちます。お客さんが商品を購入する場合に比較するのに役立ちます。

実例としては弊社の「TCD GALLERY」が参考になるかもしれません。このサイトは弊社の商品(TCD)のデモサイトだけをギャラリー化しています。デモサイトだけをサッと見ていきたいユーザーに役立っています。

ユーザーの事例紹介

ユーザーの事例・実績集を集めたサイトとしても利用可能です。

例えば、弊社では「TCD MUSEUM」というサイトを運営しています。これはTCDユーザーが作成したサイトのみを紹介しています。ユーザーの宣伝の場として、購入を検討するユーザーの参照の場として、弊社メインサイトへの誘導の場として、三者winwinで機能しています。

メインサイトへの集客と誘導

ギャラリーサイトには、自社のメインサイトへの集客・誘導としての機能もあります。

例えば、あなたが広告コピーを制作するクリエイターなら、秀逸な広告を集めたギャラリーサイト「A」を立ち上げる。「A」の認知度、集客力が上がってくれば、あなたに仕事を依頼できるポートフォリオサイトに飛べるようにしておく。これで他のコピーライターとはまったく別次元の集客力を持ったクリエイターになることができます。

ギャラリーサイトのメリット

上記の用途解説ですでに書いたことですが、ここでギャラリーサイトのメリットをまとめておきたいと思います。

コンテンツ作成&更新が楽

ギャラリーサイトは詳細ページを作り込む必要がありません。画像、URL、簡単な説明文だけでコンテンツが成り立つことが多いため、更新の手間と時間がかからないのです。

アーカイブが増えればSEOに強い

ギャラリーサイトは、ギャラリーの数(アーカイブ)が増えてくれば、専門サイトとしての評価が上がりやすいためSEOは強化されていきます。ビックキーワードで上位表示させることも可能です。

例えば、「ランディングページ集めました」というサイトは「ランディングページ」というビックキーワードで2位に表示されています。

長期的な集客と収入に繋がる

ギャラリーサイトを制作する際に大事なことは、狙ったキーワードに特化したサイトを作ることです。例えば、「ランディングページ集めました」であれば、ランディングページのみに特化する。サイトタイトルにもキーワードを含める。

その他のスモールキーワードは捨てて、ビックorミドルキーワードのみを狙う。これはある種、バントやヒットを捨てて、ホームランのみを狙う手法に似ています。

ただ、特化することで逆に強みが出て、うまくいけば10年15年スパンで長期安定したアクセス数を集め続けることも可能です。

まとめ:ギャラリーサイトをつくろう

ギャラリーサイトを作るには、TCDのワードプレステーマが一番早くて効率的です。「ギャラリーサイト」はとてもニッチな分野のため、それに特化したテンプレートはない(数が少ないのではなく皆無)のですが、TCDでは当初よりギャラリーサイトの有用性に気づいておりましたので、特化型のワードプレステーマをいくつかリリースしています。

以下の2つが用途をギャラリーサイトに絞ったワードプレステーマです。

この2つのいずれかを使えば、ギャラリーサイトは簡単に開始できます。あとは、訪問者が役立ったと思えるようにコンテンツを増やしていくだけです。