「X集客に力を入れたいけれど、アンチが現れたらどうしよう……」
「アンチコメントが来たことがあるけれど、どう対処するのが適切なのかわからなかった……」などと悩んだ経験はありませんか。
本記事では、X運用を通じてアンチが現れてしまった時の対処法をお伝えします。本記事でお伝えする内容は、私の体験談や周りから聞いた再現性のある内容です。
また、アンチが生まれる理由やアンチが現れにくくする運用方針も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
Xでアンチが現れた時の対処法
X運用をしていてアンチが現れた場合、以下の方法で対処していくのがおすすめです。
私がX運用をしてきてアンチが来た時の対処法と、周りの方から聞いた方法を掛け合わせてお伝えします。
再現性のある方法をお伝えするので「アンチが来たらどうしよう……」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
基本的に反応しない
X運用をしていてアンチが現れた際、基本的には反応しないのが無難です。アンチコメントをする方の多くは、自分の誹謗中傷に反応しているポストを見ると達成感や優越感を味わうようです。
中には自分の活動が批判されるポストやリプライを見かけると、訂正したいと思うでしょう。しかし、アンチコメントに都度反応していると、自分の時間も奪われてしまいます。
また、精神的にも疲弊してしまうので、基本的には反応しないのがおすすめです。アンチコメントに反応する行為は、時に「相手に燃料を与える行為」につながると意識し、無視しても問題ありません。
「攻撃しても反応がないからつまらない」と思われると、アンチは達成感や優越感を味わえなくなるので、反論せず放置しましょう。
スクショを撮る
アンチコメントがあまりにも酷い場合、場合によっては法的措置が可能なのでスクショを撮っておくのもおすすめです。アンチコメントをする方は、アンチするための別アカウント、捨てアカウントを作ってまで誹謗中傷する方もいます。
また、一時的な感情表現でアンチコメントをするケースもあり、後日該当ポストを削除する方もいるのです。あまりにも酷い誹謗中傷は、ポストを削除されたとしても弁護士やNPO法人などへ相談する際に役立ちます。
アンチをする側も、監視するようにこちらの行動を見ている可能性が高いので「スクショを撮った」ことをポストせず、水面下で行動しましょう。
あまりにも酷い誹謗中傷をするアカウントに対し、開示請求するケースも多いので自分の中で抱え込まない心構えも重要です。
ミュートする
X運用をしていてアンチが現れた場合、見たくないリプライを見ずに済ませるには、ミュートで対処するのがおすすめです。Xにおけるミュートは、相手にミュートしていることを気づかれず、アンチコメントをシステム上無視できます。
【ミュートの設定方法】
3点リーダーをクリックして、
「ミュート」を選択
Xのミュートは、アンチだけでなく自分が見たくないと感じたポストに設定できるので、運用するうえでのストレスを減らせるでしょう。
しかしXのミュートは、自分のポストにアンチがリプライしてきた際、他のユーザーからは視認できる状態です。私自身、過去に他のユーザーとリプライでコミュニケーションを取っていたら、割り込む形でアンチコメントされた経験があります。
自分は見ずに済むミュート機能ですが、他のユーザーに影響を及ぼす可能性があるのです。ミュートで対処した場合、別アカウントでログインし、他のユーザーに迷惑をかけていないかチェックするのもおすすめです。
ブロックする
X運用を通じて現れたアンチコメントがきた際、手っ取り早く対処できるのがブロックです。Xでブロックすると、アンチからのリプライを含め、すべてのコミュニケーションが取れなくなります。
しかし、Xでブロックしてもポストは閲覧できてしまうため、リプライはせず「エアリプ」と呼ばれる方法でアンチコメントされる可能性があります。
エアリプとは、Xの機能であるリプライを使わず、あたかも対象者に向けてポストしているように感じられるポストをする方法です。私の場合、元僧侶のWebライターという一種の肩書きで活動しています。アンチが「元僧侶でWebライターをしている人〇〇だよね」と誹謗中傷した場合、エアリプになります。
つまり、ブロックをすると相手からすると「反応された」と感じさせてしまうため、アンチコメントの温度感が1つの指標になるでしょう。
ちなみに私の場合、同じアカウントから2回以上アンチコメントが来たらブロックで対処しています。
通報(報告)する
アンチの行動があまりにも酷かったり、しつこかったりする場合、通報で対処するのがおすすめです。Xでは攻撃的な発言に対して、規約違反と判断されると該当アカウントを凍結してくれます。
Xアカウントが凍結すると、フォローやポストはもちろん、リプライもできなくなるため、システム上、アンチコメントができなくなるのです。通報するとブロックやミュートを推奨するページに遷移するので、通報と一緒に対処しておくのも1つの手段です。
運用しているXアカウントに、一定数ファンの方がいると、自分のアカウントに現れたアンチを通報してもらえる可能性があります。ブロックしても解決しない場合、アカウント凍結につながる通報をしておくと、アンチを実質的に抹消できるのです。
しかし、アカウントを別で作ってまでもアンチコメントするケースもあるので、落ち込まず1つのルーティンと捉えておきましょう。
Xで誹謗中傷された時の通報はどれを選ぶのか
Xの通報は「ポストを報告する」から通報できますが、最初の選択肢だけでも11通りあります。アンチを含めた誹謗中傷の場合、どれを選ぶのかは明確になっていないものの、以下を選択するのがおすすめです。
- ヘイト→中傷や差別的揶揄
- 攻撃的な行為や嫌がらせ→特定のユーザーへの嫌がらせ
- 攻撃的な行為や嫌がらせ→侮辱的発言
- 攻撃的な行為や嫌がらせ→嫌がらせの扇動
- 暴力的な発言→強烈な身体的脅迫
- 暴力的な発言→暴力の賛美
- 暴力的な発言→暴力の煽動
- 暴力的な発言→危害の願望
- プライバシー→3種類のいずれか
Xで誹謗中傷された場合、どれを選ぶか悩んだ際は上記項目の中から選んでみてください。ちなみに私がアンチコメントされた時は時間に余裕があれば、上記すべてを選択しています。
Xでポストを報告してもバレることはないので、自分を守るためにも通報システムを活用しましょう。
※Xの通報はポスト・アカウント・DMのいずれかで報告が可能
逆に通報された側はどうなるのか
Xで通報された側が規約違反に該当した場合、アカウントが凍結します。Xアカウントが凍結すると、フォローやポストだけでなくリプライもできなくなるので、Xの機能が制限される状態になります。
誹謗中傷のようなアンチコメントは、規約違反に該当しやすいため、運用しているアカウントが復旧しない可能性もあるのです。凍結したXアカウントは、異議申し立てをすれば凍結が解除されるケースはあるものの、基本的には復旧できません。
X運用をしていて「通報されたらどうしよう……」と悩む運用をしているなら、行動を改めるのがおすすめです。通報された内容次第では警察や裁判沙汰になる可能性もあるので、アンチではなかったとしても、通報される運用は避けましょう。
そもそもアンチが生まれるのはなぜか
X運用のみならず、SNSでアンチが生まれるのは匿名性の高さが主な原因と言えます。私の体験談として言えるのは、多くのアンチはアイコンで顔出ししていません。
匿名性の高さからアンチに発展する可能性の高いSNSで、なぜアンチが生まれるのか、さらに深掘りしていきます。
ストレスの発散
アンチコメントをするのは、ストレス発散の一環としてただ攻撃的な発言をしたいのが1つの理由です。ストレス社会と言われるだけあり、日々のストレスをどう発散するかが1つのアンガーマネジメントとも言えます。
しかし、自分のストレスを上手く発散できない方は、SNSでアンチコメントをしてしまうのでしょう。アンチをする方のストレス発散に付き合うほど時間や精神の余裕がある方以外は相手をしないのがおすすめです。
Xを含めたSNSでは、1つの盛り上がりポイントとして、あえてアンチコメントを拾っている方もいますが、基本的には無視しましょう。
実績に対する嫉妬
SNSでは、誰かを攻撃するアンチがいる一方で、実績に対する嫉妬から特定のユーザーにアンチコメントをする方がいます。Xアカウントを開設したタイミングが同じなのに、自分よりフォロワー数が多いのを見ると嫉妬するでしょう。
また、Webライターで例えると活動歴が同じなのに、自分より高単価案件を獲得したポストを見ると嫉妬される可能性があります。実績に対する嫉妬心から優れている方に対して「落ち度がないか探してやろう」と思い、アンチが生まれるのです。
実績に対する嫉妬は、裏を返せば自分の実績が羨ましがられる要素であり、関心を持たれていることにつながります。しかし、実績に関するポストが多すぎると「自慢話ばっかりだな……」と思われるリスクがあります。
嫉妬されないためにも、実績だけでなく「その実績はどう掴んだのか」、参考になる情報を入れ込みましょう。
傷つくことになったポストに対する批判
X運用をしていて、気づかぬうちに誰かを傷つけてしまうと、アンチに発展する可能性があります。発信する側からすると、誰かを傷つけようと思っていなくても、最終的には受け手(読み手)がどう感じるかが重要です。
そもそもXは拡散力の高いSNSなので、不特定多数の方がポストを見る可能性があります。つまり、フォロワーに向けた情報も、フォロワーではない別の方が見た時に傷つく内容になっていないか、客観視する必要があるのです。
誤解されてしまうと、フォロー解除されるだけでなくアンチが生まれ、ビジネスに影響を及ぼす可能性があります。X集客に力を入れたビジネスアカウントを運用する方は、自分のポストを読んだ方がどう感じるか、客観的な視点を大切にしましょう。
Xでアンチが現れにくくする運用方法
X運用で自分のアカウントにアンチが現れにくくするには、以下の運用方法を取り入れるのがおすすめです。
自慢話で終わらせない
Xでアンチが現れなくするには、自慢話で終わらせるポストを構築しないのがおすすめです。Webライター用のアカウントで例えると「初月6桁達成」「独立後7桁収入」など、いわゆる「数字マウント」を取るアカウントをよく見かけます。
数字マウントと思うかどうかは人それぞれですが、少しでも参考になるポストをしていると「この人の背中を見て活動しよう」と思えるでしょう。しかし、自慢話で終わっていると、嫉妬心が生まれてしまい、アンチが生まれやすくなるのです。
また、数字マウントを取っているアカウントは、高額な情報商材を売っているケースもよく見かけます。情報商材を売っているすべての方が悪とは言いませんが、自慢話で終わっていないか客観的な視点が大切です。
誰かが傷つくポストをしない
X運用のみならず、SNSで誰かが傷つく投稿をしていると、アンチが生まれやすくなってしまいます。すべてのポストを有益情報にする必要はありませんが、誰かが傷つくポストは規約違反に該当する可能性があります。
誰かが傷つくポストは、受け手によっては誹謗中傷と捉える場合があるため、Xアカウントが凍結するリスクもあるのです。ちなみに私自身、Webライター用のXアカウントを活用していますが、傷つくポストを見かけた経験があります。
私はミュートで済ませましたが、該当アカウントはアンチが生まれ、双方が感情的になる事態になっていたのです。事態は収まったものの「感情的になる人」という1つのレッテルが貼られるリスクがあるので、冷静さを保っていきましょう。
オンラインコミュニティに参加する
オンラインコミュニティに参加しておくと、コミュニティ内で交流が増えるため、アンチをする方が入り込みにくくする空気感を演出できます。例えば、何かを否定したいと感じたことがあった場合、1人でいる方と周りに多くの仲間がいる方とでは、どちらが否定しやすいでしょうか。多くの方が「1人でいる方が否定しやすい」と考えるでしょう。
オンラインコミュニティに参加している者同士は、同じ目標を掲げている方も多いため、ポジティブなリプライをもらえる可能性が高まります。実際私もオンラインコミュニティに参加しており、リプライ数が増えたのを実感しています。
つまり、オンラインコミュニティに参加していると、孤独感を味わいにくいだけでなく、孤立していると思われにくくなるのです。アンチが現れにくいX運用にしたい方は、X運用に特化したコミュニティに参加してみましょう。
まとめ
本記事では「Xを運用していてアンチが現れたらどうしよう」と考える方に向け、具体的な対処法やアンチが生まれる理由などを解説しました。本記事の要点をまとめると以下の通りです。
X運用をしていると、フォロワー数の増加から多くの方から認知されるため、アンチが生まれる事態は避けられないでしょう。しかし、アンチが現れても「私のために時間を使ってくれてありがとう」と思える日が来ます。
アンチが現れにくくするためにも、本記事で紹介した運用方針を試してみてください。
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