デザインツール「Canva」に搭載された生成AI機能「Canva AI」。
テキストで指示を入力するだけで、画像やデザイン、コーディング、文章などを自動生成できるほか、生成した内容をそのままCanva上で編集・反映できるのが特徴です。
本記事では、Canva AIの主な機能や料金プラン、商用利用時の注意点までをわかりやすく紹介します。
Canva AIとは?
Canva AIは、デザインから画像生成、ドキュメント作成、コーディングまで幅広く対応するAIツールです。
Canva AIがほかの生成AIと大きく異なるのは、生成したコンテンツをそのままCanvaの編集画面に流し込み、デザインに反映できる点です。
たとえば、SNS用の投稿を作りたいときに「ロンドンへの女子旅」と入力すると、AIが複数パターンのデザインひな型を生成。そこから修正したい部分を手動で差し替えたり、テキストや配色を調整しながら仕上げられるのが、Canva AIならではの強みです。
生成の対象は「デザイン」「画像」「ドキュメント」「コーディング」の4つに分類されています。以下の表はCanva AIで実行できる主な機能をまとめたものです。
| カテゴリー | 主な機能 |
|---|---|
| デザイン | SNS投稿・名刺・プレゼン資料などを生成 |
| 画像 | 画像やイラストなどを生成 |
| ドキュメント | 記事・SNS投稿文・説明文などを生成 |
| コーディング | 簡易的なWebサイトやオリジナルアプリの生成 |
CanvaのAI機能は大きく分けて2種類ある
CanvaのAI機能は、大きく2つのタイプに分けられます。
ひとつは、ホーム画面の「Canva AI」アイコンから新しいコンテンツを生成するもの。先ほどの表で紹介した「デザイン」「画像」「ドキュメント」「コーディング」といった領域を、ゼロから作りたいときに使うメイン機能です。
もうひとつは、デザイン編集画面から画像やテキストを生成・補正するもの。既存のデザインに対して、AIが要素を追加したりブラッシュアップしてくれる補助的な機能です。
本記事では、メイン機能である前者の「Canva AI」に焦点を当て、できることや使い方を中心に紹介します。
Canva AIの使い方

それでは実際に、Canva AIの使い方を解説していきます。
Canva AIを利用するにはまず、ホーム画面の検索バー上にある「Canva AI」アイコン、またはサイドバーの同アイコンをクリックします。

するとCanva AIの専用画面に切り替わり、検索バーの下に
- デザイン
- 画像
- ドキュメント
- コーディング
の4つのボタンが表示されます。ここから、作りたいコンテンツを選んで生成していきましょう。
デザイン
まずは、「デザイン」からです。
STEP.1 デザインのカテゴリーを選択する

「デザイン」を選択すると、「SNS」「プレゼンテーション」「マーケティング」「メッセージカードと招待状」「ロゴ」といったカテゴリーが表示されます。
今回は「SNS」を選んでみましょう。
STEP.2 SNS投稿の種類を選択する

次に、「Facebookカバー」「Facebookの投稿」など、作成できるSNS投稿の種類が出てきます。
ここでは「Instagramの投稿」を選択します。
STEP.3 プロンプトを入力する

入力バーにプロンプト(指示文)を入力します。
今回は「秋のキャンプをテーマにした投稿を作って」という内容を指定しました。
STEP.4 生成されたデザインを確認する

すると、プロンプトの内容をもとにしたデザインが4枚生成されました。左から2番目のデザインを詳しく見てみます。
STEP.5 エディターでデザインを編集する

秋らしさはやや控えめですが、キャンプの雰囲気を感じるレイアウトが自動生成されました。
実際の制作ではこのデザインをベースに、自分で撮影をした画像に差し替えたり、フォントのカラーを変更したりなど、自分の好みに合わせてブラッシュアップしていくことになるでしょう。
その際は、右上に表示される「Canvaエディターを使用する」ボタンをクリックすると、通常の編集画面に移動できます。

ここでフォントや色、写真などを自由に調整しましょう。
画像
続いては、「画像」を生成していきます。
STEP.1 スタイルと縦横比を選択する

まずはスタイルを選択します。「スマート」「イラスト」「シネマティック」など、生成したい画像のスタイルを選びましょう。

次に、生成される画像の縦横比を選択します。
STEP.2 プロンプトを入力する

今回は「スーツを着た日本のサラリーマン」というプロンプトを使用。スタイルは「スマート」と「イラスト」の2種類、縦横比は1:1(正方形)に設定します。
「生成」ボタンをクリックすると、4枚の画像が生成されます。
STEP.3 画像が生成される

こちらが、同じプロンプトで生成した画像です。左が「スマート」スタイル、右が「イラスト」スタイルで生成されたもの。
最新の画像生成AI「ナノバナナ」などと比べると、正直少し”AIっぽさ”は残る印象です。
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STEP.4 生成された画像を編集する

生成された画像を選択すると、上記のような画面が表示されます。画像下の入力バーにプロンプトを入力することで、生成した画像に編集を加えることも可能です。
たとえば今回は、「ネクタイを赤色にして」というプロンプトを入力してみます。

すると、ネクタイだけが赤色になった画像が生成されました。
コツとしては、一度の編集では1つの要素だけを指定すること。複数の箇所を同時に変更しようとすると、うまく反映されないことがあります。
ドキュメント
続いては、「ドキュメント」の使い方を見ていきましょう。
STEP.1 ドキュメントのタイプを選択する

まずは、生成したいドキュメントのタイプを選びます。今回は「戦略」を選択して進めてみます。
STEP.2 プロンプトを入力する

それでは今回は、次のようなプロンプトを入力してみます。
STEP.3 ドキュメントが生成される

デザインがきれいに整えられたドキュメントが生成されました。
ただ、中身を確認するとやや表面的で、実践で使える戦略というよりは、きれいにまとまったフレームワークにとどまっている印象です。
STEP.4 エディターでドキュメントを編集する

そのため、実務で使うにはここから人が内容をブラッシュアップしていくことになるでしょう。編集する場合は、画面右上の「Canvaエディターを使用する」を選択してください。

ここでテキストや画像の追加・調整が可能です。なお、完成したドキュメントはWordやPDF形式に変換して共有できます。
コーディング
最後に、「コーディング」の使い方を見ていきます。
Canvaのコーディング機能は、プログラミングの知識がなくても、AIと会話しながら簡易的なWebサイトやオリジナルアプリを作成できる機能です。
STEP.1 プロンプトを入力する

まずは、どのようなサイト・アプリを作りたいのかをプロンプトで指定します。今回は「犬をテーマにした神経衰弱ゲームを作って」と入力してみました。
STEP.2 アプリが生成される

すると、指示どおり“犬”を題材にしたかわいらしい神経衰弱ゲームが生成されました。
正直、この機能をどこまで実務で活かせるかは未知数ですが、「プログラミングの知識がなくても、簡易的なアプリやWebサイトを作れる」という点で画期的です。
Canva AIの料金プラン
Canva AIは無料でも利用可能です。ただし、無料プランでは各生成機能に月あたりの回数制限があります。
| 機能 | 無料プランの上限 |
|---|---|
| 画像生成 | 月50回まで |
| デザイン生成 | 月50回まで(※画像と共通カウントかは不明) |
| ドキュメント作成 | 月50回まで |
| コーディング | 上限記載なし |
有料プランにアップグレードすると、正確な上限は非公開ですが、生成回数の上限が増えます。プランは「Pro」と「Teams」の2種類で、料金はそれぞれ¥1,180(税込)、¥1,800(税込)です。
まずは無料プランで試してみて、すぐに制限にかかるようであれば有料プランへの切り替えを検討すると良いでしょう。
Canva AIは商用利用できる?
Canva AIで生成したデザインは、商用利用も可能とされています。ただし、Canva公式では次のような注意書きがあります。
- Canva AIで作成したデザインは、AIサービスの利用規約および利用規約に従っている限り、個人利用はもちろん、商用プロジェクトを含むあらゆる目的で使用できます。
- ただし、AIが生成したデザインに対して独占的な権利を持てない場合があり、また生成物が第三者の著作物や商標を意図せず含む可能性があるため、利用前にご自身で確認する責任があります。
つまりまとめると、Canva AIで作った素材自体は商用利用も可能だが、利用する際は「著作権侵害や類似性のリスク」に注意が必要ということです。
とくに、ロゴや商品パッケージなど長期的に独占利用するデザインでは慎重な判断をおすすめします。
まとめ
Canva AIは、デザイン・画像・テキスト・コーディングまで幅広く対応する生成AIツールです。
現時点では、他の生成AIと比べて出力のクオリティが特別高いわけではないものの、生成物をそのままCanva上で編集・デザインに反映できる点は大きな魅力であるといえます。
気になる方はまずは無料プランで触れてみて、自分の制作フローにどこまで取り入れられるかを試してみてはいかがでしょうか。
WordPressで作成できる。











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