「Xプロフィールに何を書けば良いかは理解できたが、ボーダーラインがわからない」
という方に向けて、本記事では目的別にそのまま使えるXプロフィールのテンプレ集をまとめました。
前半では、テンプレを最大限活かすための“3行構成”と注意点を解説。後半で個人・副業/クリエイター・フリーランス/推し活・趣味/企業・店舗アカウント向けのテンプレを順番に紹介します。
趣味用も含めて10年以上Xを利用し、仕事用アカウントではX経由で仕事を獲得してきた私の視点から、プロフィール文の改善ポイントもあわせてお伝えします。ぜひ本記事を通じて、X集客や仕事獲得に役立つプロフィール文を整えてみてください。
目次
なぜXにおいてプロフィール文が大切なのか
Xのプロフィール文は、SNS集客の観点からも重要なポイントで、フォロワーを増やすために意識したい項目になります。
ポストもX集客において重要な項目ではあるものの、フォロワーを増やすにはユーザーに以下の行動を取ってもらう必要があります。
- ユーザー名もしくはアイコンをクリック
- タイムラインに表示されたポストそのものをクリック
※ポストからのフォローであればプロフィール文は表示されません
上記、いずれかの行動を取ってもらい、初めて「フォロー」のボタンが表示されます。しかし、ユーザー名・アイコンをクリックするとプロフィール文が表示されるため、プロフィール文次第では「フォローしないでおこう」と思われる可能性もあるのです。
以下の記事では、Xプロフィール文の書き方だけでなく、抑えておきたい基本的な知識をお伝えしているので、ぜひご一読のうえテンプレートをご活用ください。
「X運用を始めようと思っているけれど、プロフィールに何を書けば良いかわからない」 「X運用が得意な方から書き方を学びたいけれど、有料の情報商材が多い……」と悩んでいる方もいるでしょう。 上記のような疑問を同じように抱えていた私が、本記事では余すことなくプロフィールの書き方をお伝えします。また...
コピペで使えるプロフィールを活用するための基礎知識
Xのプロフィールテンプレを活用するためにお伝えしておきたい情報として、以下の内容について解説します。
3行テンプレの活用方法
X集客に力を入れたい方は特に、プロフィール文では以下の流れで構築してもらうのがおすすめです。
- 自分の属性や共感ポイント
- 実績や立場、想いなど
- フォローするメリットやベネフィット+CTA関連の訴求文
本記事でお伝えするXプロフィールのテンプレ集は、基本的に上記の流れを意識した構造になっています。この構造を意識できれば「自分は何者なのか」「何ができる人なのか」「どうしてもらいたいのか」が3行で伝えられるのです。
そもそもXのプロフィール文は、160文字以内で構築しなければならないため、端的かつわかりやすいプロフィール文が求められます。
コピペベースのプロフィール文
参考程度に、コピペしつつ活用できるよう「3行テンプレ」に基づいたプロフィール文をお伝えします。基本的な構造として「属性」→「実績(信頼)」→「ベネフィット(価値)」の流れを意識しています。
- 属性:副業でWebライターをしている会社員
- 実績:これまでSEO記事を〇〇本以上執筆
- 価値:ライティングやSNS運用について発信中|フォロー大歓迎です
- 属性:自由な働き方を目指したデザイナー
- 想い:時間に縛られない生活を目指して行動中
- 価値:同じ目標の人とつながりたい
上記のようなイメージでプロフィール文が構築できるよう、ここからは目的別で使えるテンプレ集を順番列挙しているので、ぜひご活用ください。
【個人・副業向け】Xプロフィールテンプレ
副業でXを活用する場合、プロフィール文は「名刺」ではなく「営業ページの入口」になります。特に個人や副業アカウントは、企業と違って「安心感」や「親近感」を文章で作る必要があります。
そこで本セッションでは、実績や経験がまだ少ない方でも使えるテンプレと、すでに結果が出ている方向けのテンプレを分けて紹介しました。
副業初心者向け
「副業を始めたばかり」「まだ実績がない」という方は「これから何をする人なのか」や「どのような情報を発信するのか」を中心に書くのがポイントです。無理に盛らず「挑戦している過程」を見せることで、共感や応援フォローが集まりやすくなります。
- 副業で◯◯に挑戦中|本業は◯◯
- 0→1を目指して毎日コツコツ実践中
- リアルな気づき・失敗・学びを発信していきます
※「◯◯」にブログ、Webライター、せどり、動画編集などを入れるだけで問題ありません
- 会社員×副業初心者
- 「今のままで終わりたくない」と思い挑戦中
- 同じように頑張っている方はぜひフォローしてください
※フォロワーと“仲間”の関係性を作りやすいテンプレートです
実績のある副業向け
すでにある程度の成果が出ている場合は「数字」「具体性」「再現性」を入れることで信頼度が一気に上がります。数字を出すことに抵抗がある場合は「期間」や「回数」でも十分効果があります。
- 副業で月◯万円を達成|◯ヶ月で◯円
- 再現性のある方法や考え方を発信
- 副業で収入を増やしたい方のヒントになれば嬉しいです
※金額は正確でなくても事実ベースの範囲で「◯桁」「◯万円台」でも問題ありません
- ◯◯専門のWebライター|副業歴◯年
- これまで◯件以上の実績あり
- 実体験ベースでノウハウを発信します
※ライティング・デザイン・動画編集・物販など、ジャンルがある場合に強い型です
【クリエイター・フリーランス向け】Xプロフィールテンプレ
フリーランスやクリエイターにとっても、Xのプロフィール文は「名刺」ではなく「即席の営業ページ」の役割を持ちます。どのようなスキルを持っていて、誰の役に立てるのかが一瞬で伝わらなければ、仕事の依頼にはつながりません。
本セッションでは、実務に直結しやすい「仕事獲得型テンプレ」を中心に紹介します。
デザイナー・ライター・編集者向け
- フリーランスの◯◯(職種)として活動中
- ◯◯を中心に制作・執筆しています
- ご相談はDMまたは固定ポストからご連絡ください
※シンプルで、誰に向けて仕事をしているかが伝わる型です
- ◯◯専門フリーランス
- これまで◯件以上の案件を制作/執筆
- 実績は固定ポストまたはリンク先にまとめています
※数値を入れることで、信頼性が大きく上がります
- ◯◯業界向けに◯◯を提供しています
- 「◯◯で困っている方」に向けた制作実績◯件以上
- ご相談はDMまたは固定ポストからご連絡ください
※ターゲットを入れることで「自分向けだ」と認識されやすくなります
コンサル・マーケター向け
- ◯◯の悩みを解決する専門家
- これまで◯◯件以上のサポート実績あり
- 実践的なノウハウを発信しています
※「誰の・何の悩みを解決するのか」が明確な型です
- ◯◯支援を行うコンサル/マーケター
- 成果が出た事例は固定ポストに掲載中
- お仕事のご相談はリンク先からお願いします
※SNSから自然な形でWebサイトへ誘導できる型でもあります
【推し活・趣味向け】Xプロフィールテンプレ
仕事獲得をメインとしたクリエイターではなく、プライベート用の趣味アカウントや推し活アカウントは「自己表現」と「共感」を優先するのがおすすめです。同じ趣味・同じ界隈の方と自然につながれるプロフィールを意識しましょう。
推し活・ジャンル特化
- 〇〇推し|〇〇中心で発信しています
- 同担◎ 他担◎
- 気軽にフォロー&話しかけてください
※私も趣味用のアカウントを開くとよく見かけるテイストです
- ◯◯に人生救われたオタク
- 日常+推し語り多め
- いいね・RPうるさめです
※キャラクター性が見えやすく、共感されやすい表現の型です
雑多・見る専向け
- 日常/趣味/推しなどいろいろつぶやきます
- かなり雑多ですがのんびり使っています
- 気軽にフォロー・絡んでもらえると嬉しいです
※ジャンル幅を固定せず、初対面でもフォロワーを増やしやすい型です
- ほぼ見る専で使っています
- たまにいいねやRPします
- 無言フォロー失礼します
※当たり障りない雰囲気から共通の趣味を持つ方とつながりやすい型です
【企業・店舗アカウント】Xプロフィールテンプレ
企業や店舗がXを使う場合は「何の会社(お店)なのか」「どのような情報を発信するのか」「どうやって行動すれば良いのか」をプロフィールで示すのが重要です。
企業公式アカウント
- ◯◯株式会社の公式アカウントです
- ◯◯に関する情報や実績を発信
- 詳細・お問い合わせはリンクから
※どのような会社かが一目でわかる基本型です
- ◯◯に特化したサービスを提供しています
- 業界の最新情報・事例を発信中
- 公式サイトはこちら
※サービス内容を強く出したい場合におすすめです
店舗・ローカルビジネス
- ◯◯(地域)で◯◯を営んでいます
- 営業時間:◯◯〜◯◯
- ご予約はリンクまたはDMから
※来店や予約に直結しやすい構成です
- ◯◯駅徒歩◯分の◯◯です
- 新メニューやお得情報を発信
- 皆さまのご来店お待ちしています
※地域名・駅名はSEOにおいても強力なキーワードです
採用・広報アカウント
- ◯◯株式会社 採用公式アカウント
- 社内の雰囲気・働き方を発信中
- 採用情報は固定ポストからご確認ください
※求職者に安心感を与える構成です
Xプロフィールのテンプレート活用でよくある失敗例と改善策
ここからは、テンプレを活用して「やりがちな失敗例」を紹介しつつ、改善策もお伝えします。特に以下の内容が書かれたプロフィールは、読むのがしんどかったりフォローを断念したりする可能性もあるため要注意です。
自分語りが多すぎる
「自己紹介をしっかり書こう」と思うあまり、自分の話だけになってしまうケースもよくあります。
しかし、自分語りが多すぎるプロフィール文だと、読み手である他のユーザーからフォローされる機会を減らす可能性があるため注意が必要です。
◯◯が好きで、◯◯も好きで、休日は◯◯していて……
- ◯◯が好きで活動中
- ◯◯に関する情報・体験を発信します
- 同じ趣味の方とつながりたいです
※他のユーザーが「フォローするメリット」を感じられる要素を追加
情報を詰め込みすぎている
プロフィール文にたくさんの情報を盛り込みたくなる気持ちは自然ですが、要素を詰め込みすぎると何を伝えたいアカウントなのかがわからなくなります。
20代会社員|副業勉強中|ブログ|Webライター|動画編集|デザイン|アニメ|ゲーム|カフェ巡り|旅行|筋トレ|美容|ネイル|コスメ|日常つぶやき|よろしくお願いします!
- 20代会社員
- 副業でWebライターに挑戦中
- 学んだことや日常をゆるく発信しています
※ジャンルを絞りつつ、人となりがわかるように変換
アカウント設計とズレている
プロフィールと実際の投稿内容にズレがあると、ユーザーは違和感を覚え、フォローボタンを押す理由を見失ってしまいます。
<プロフィール文>
- X運用・マーケティングについて発信します
- SNSで結果を出したい人の力になります
<実際の投稿>
- 外食した写真
- ペットの写真
- 日常のぼやき
<プロフィール文>
- X運用・マーケティングを中心に発信
- 実体験ベースで学びをシェアしています
<実際の投稿>
- 学んだノウハウ
- フォロワーが増えた施策
- たまに人間味の感じる日常
※プロフィール文との乖離なく、人となりがわかるため仲間も集まりやすいよう変換
なお、以下の記事ではアカウント設計の決め方と、何を投稿していくべきなのかをまとめているので、あわせてご覧ください。
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まとめ
本記事では、X運用において重要なプロフィール文を手っ取り早く反映できるよう、目的別で活用できるテンプレ集をお伝えしました。本記事で紹介したテンプレ一覧は以下のとおりです。
なお、Xのプロフィール文は最大160文字なため、実績が多い方や複数のURLを貼り付けたい方は、固定ポストにまとめるのがおすすめです。以下の記事で固定ポストの設定方法や「何を書くべきなのか」を解説しているので、あわせてご覧ください。







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