「このアカウントからフォローされたけれど、フォローを返しても良いのかな?」
「無作為にフォローすると、FF比に影響しそう……」などと悩んだ経験はありませんか。
フォローされた時にフォローで返す行為である「フォローバック」は、相互フォローのになるため関係構築もできます。
しかし、一定の基準を設けていないと、フォローとフォロワー数の対比であるFF比が理想的な数字である0.6以下を目指すことが難しくなります。
そこで本記事では、私が活用しているXで決めているフォローの基準を1記事にまとめました。逆に「こういう人はフォローしない」と決めている基準もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
Xでフォロー・フォローバックする基準の一例
Xでフォロー・フォローバックする基準は、個々人によって異なりますが、私が決めている一例を紹介すると以下の通りになります。
- アカウント設計が明確になっている
- タイムラインに表示されても良いと感じた
- 「知り合いのフォロワー」欄に親しい方がいる
- 「知り合いのフォロワー」欄に載っても問題ないと感じた
- 今後の交流を増やしたいと感じた
アカウント設計が明確になっている
アカウント設計が明確になっている方をフォローするのが、手っ取り早い基準になります。アカウント設計が不透明な方は、何用のアカウントなのかがわかりにくく、フォローするメリットが感じにくいものです。
例えば自分がWebライター初心者の場合、すでにWebライターで活躍されている方を参考にするためにフォローしたいと思うでしょう。
しかし、Webライターとして活躍していると思った方が、Webライターとは関係ない発信ばかりだと、活躍そのものを疑いたくなる方もいるはずです。
フォローするかはプロフィールにアクセスして判断しましょう。
私の場合、誰か知らない方に対してフォロー・フォローバックする際、プロフィール文や普段のポストを見て判断しています。
タイムラインに表示されても良いと感じた
基本的に「おすすめ欄」と「フォロー中」のタイムラインに表示されるので、今後もポストを見たいと感じたらフォローしても良いでしょう。
タイムラインに表示されても良いと思う基準は人それぞれですが、あくまで私がフォローしようと思う基準を紹介すると以下の通りです。
- 役立つ情報を発信している
- その人を応援したい
- その人と交流したい
フォローしている数が多いほど、タイムラインに表示されるポストのアカウント数が増えるので、Xの機能をフル活用するのがおすすめです。
「知り合いのフォロワー」欄に親しい方がいる
Xで自分はフォローしておらず、親しい方がフォローしているなら、フォローしても良い基準になるでしょう。Xでは、フォローしていない方に対し、自分がフォローしている別のアカウントがフォローしていると、以下のように表示されます。
一方で、自分がフォローしているアカウントとは別の方が誰もフォローしていないと、以下のように表示されます。
自分がフォローしている親しい方にフォローされていないアカウントの全てが怪しいとは断言できません。しかし、即フォローするのは避けるのが無難です。
私の場合、普段のポストやリプライを見て、自分の中で怪しくないと判断できてからフォローバックしています。
「知り合いのフォロワー」欄に載っても問題ないと感じた
「知り合いのフォロワー」「〇〇さんにフォローされています」に表示されるので、第三者に見られても良いと感じられればフォローしても問題ないでしょう。
知り合いのフォロワーに表示されても基本的には問題ありません。しかし、過激な投稿をしていたり、スパムの疑いがあったりする方をフォローするのは、客観的なイメージを悪くする可能性があります。
別の視点で例えると、学生世代の投稿を見ると、お付き合いしている異性がアイドル活動をしている方をフォローしているのを見て、気分を害した方がいました。
これは、アイドル活動をされている方が悪いのではなく、交際関係のある2人の間で起きたトラブルなため、どう悪いイメージを持つのかは人それぞれです。
つまり、アカウント設計に基づいてフォローするかを決めるのが無難になるのです。
今後の交流を増やしたいと感じた
特定の方に対し、今後の交流を増やしたいと感じたら、フォロー・フォローバックしても問題ないと私は感じます。例えば交流会に参加した際、お互いのXアカウントを見せ合うことになり、相互フォローをするケースが挙げられます。
また、何らかのコミュニティに参加した場合も同様で、横のつながりを広げる一環も兼ねてフォローするケースもあるでしょう。「おすすめ」のタイムラインで表示されたポストからも同様で、価値観に共感できたらフォローする基準を設けるのも1つの選択肢です。
実際に私も共通の趣味でつながり、プライベートでも遊ぶようになった方がいます。Xは集客もできるプラットフォームですが、前提として関わったことがない相手とコミュニケーションができるプラットフォームなのは忘れずに利用しましょう。
Xでフォローする際の振る舞い方
Xで他者をフォローする際、明確なマナーはないものの、強固な関係を構築するのにおすすめの振る舞い方があります。
ここからは「フォローしたいけれど、フォローしても良いのかな」と悩んでいる方に向け、私の体験談をベースにお伝えしていきます。
フォローするタイミングの見極めは必要ない
Xでフォロー・フォローバックするタイミングは、気にする必要はありません。Xでフォローされて嫌な思いをする方はいないでしょう。
例外として、悪質なポストやスパム行為などが多い方からのフォローは嫌に感じるものです。しかし、体感としてお伝えできるのは「悪質な方はいずれ、アカウント凍結される可能性が高い」です。
本記事をご覧の皆さまは、悪質な行為をするとは考えにくいと思っています。つまり、あなたからフォローされたら、大半の方がタイミングを問わず、フォロー通知に喜ぶのです。
フォローしたいと思った今の感情こそが、フォローするタイミングになります。
無言フォローでも基本的に問題なし
無言でフォローする行為も基本的に問題ありません。X運用をしている方の多くが、フォロー通知そのものに喜ぶものです。
「何か挨拶するのが礼儀(マナー)」と思われがちですが、気負いせずフォローして、何かの機会にリプライを送ってみましょう。
しかし、例外として「無言フォローNG」のような一文がプロフィールに書かれている方への無言フォローは避けるのが無難です。
私が普段、X運用をしているクリエイターアカウントでは、無言フォローをNGにしている方は見たことがないのですが、念のため気にしてみてください。
【おすすめ】フォローしたきっかけをリプライする
なぜフォローしたのかをリプライで送ると、コミュニケーションの質が高まります。フォローしたきっかけとして、以下が挙げられるでしょう。
- 自分が見たポストが「参考になった」と感じた
- 今後の活動を応援したいと感じたなど
上記のように、フォローしたきっかけがリプライで届くと「フォローしてくれたこの人にリプライしても良い」と無意識に感じるものです。また、自分は何者なのか「自己紹介」をする良い機会にもなるので、ぜひフォローしたきっかけをリプライしてみてください。
少なくとも私は「ご丁寧にありがとうございます」と思います。
フォロー挨拶の例文
パターン1:有益に感じたポストへのリプライ
はじめまして!
初リプ失礼いたします。
〇〇さんのポスト、とても参考になりました!
今後も参考にしたいのでフォローいたしました!
※どのポストが参考になったのか、当人の分析にも役立つのでおすすめ
パターン2:コミュニティ参加時
はじめまして!
最近「〇〇(コミュニティ名)」に参加した〜〜(アカウント名)と申します。
よろしくお願いします!
※どのコミュニティの人なのか、当人が把握できるのでおすすめ
パターン3:共通の趣味や仕事
はじめまして!
私も〇〇(共通の話題)をしているので、フォローいたしました!
※どこに共通点があるか示せるのでおすすめ
フォロー挨拶をする際の注意点
例文でお伝えした挨拶をリプライする際、どのポストにリプライするのか気をつけて送るのが無難です。極端な例えですが「ライター募集」のような、仕事に関係するポストに挨拶のリプライをされると、相手に違和感を感じさせてしまいます。
仕事に関する話題やネガティブな投稿に対し、挨拶のリプライをするのではなく、ポジティブに感じるポストに挨拶するのがおすすめです。
実際私は、祖母の葬儀に向かっているポストをした際、絡みのあった方から全く関係ないリプライが届いた経験があります。「この人、ポスト読んでないんだな……」「円滑なコミュニケーションは難しいだろうな」と思い、ブロックした事実もあります。
無作為に挨拶リプライをしていると、機械的に感じさせてしまうので、感情を込めてリプライしましょう。
逆にXでフォロー・フォローバックしない(躊躇する)基準の一例
逆にXでフォロー・フォローバックしないと思う基準も、個々人によって異なりますが、私が決めている一例を紹介すると以下の通りになります。
上記に該当する全てのアカウントをフォロー・フォローバックしないのではなく、躊躇する基準でもあるので、ぜひ参考にしてください。
フォローバック(相互)目的に雰囲気がある
Xではフォロワー数の多さが1つの指標になるため、相互フォロー(フォローバック)を目的にしているケースがあります。フォローバック目的の方は、こちらがフォローした数日後に「フォロー解除」をしてくる可能性が高い点に注意が必要です。
Xのアルゴリズム的に、フォロー解除されることによるペナルティは私の知っている限りでないものの「良い気分にはならない」が本音です。分析ツールの「SocialDog」に課金していればフォロー解除されたか、瞬時に確認できますが、ツールなしだと全てが手作業になってしまいます。
気持ちよくXを続けるためにも、気分を害す可能性がある要因は少しでもなくしていくのがおすすめです。
フォローバック(相互)目的かどうかの見極め方
私が実施しているフォローバック(相互)目的かを見極めている際、以下の項目に該当するかで判断しています。
- プロフィール欄に「フォローバック」「相互」のワードがある
- 3,000フォロワーを超えているのにFF比が1に近い(フォロワー数はあくまで目安)
- フォローされたと同じタイミングで何かしらのDMが送られてくる
- 他の方に送っているリプライと同じ内容を連続で送っている
- その人の感情がわかるポストやリプライがない
- 普段のポストがほぼ同じで機械的な動きが多い
基準は人によって異なるので、1つの参考にご活用ください。
スパム行為をしてくる
Xでは悪質とも言える営業行為を「スパム」と称して、不特定多数の方に対しDMで営業してくるアカウントが存在します。このDM営業は機械的に送られてくるため、同じ内容が複数回送られてきた経験がある方もいるでしょう。
スパム行為でよくあるのが、商品やサービスを売る行為です。スパム行為をするアカウントは基本的にポストやリプライをしていないため、プロフィールページを見ると瞬時にわかるケースが大半です。
DMでも「弊社」と言っておきながら社名が書かれていなかったり、LINEに誘導してきたりするので、違和感を感じるでしょう。
「このリンクなんだろう……」と思い、URLをクリックするとアカウントを乗っ取られる可能性もあるので、まずはプロフィールを確認しましょう。自分のアカウントを守るためにも、スパム行為と感じたら、フォローせず通報するのがおすすめです。
宣伝目的が強い
宣伝目的が強いアカウントは、スパム行為の次に気をつけたい項目です。宣伝目的が強いアカウントの特徴について、私が基準にしている項目は以下の通りです。
- LINEに誘導している
- 月収〇〇万円とプロフィール欄に書かれている
- 他者が「羨ましい」と感じる実績がプロフィール欄に多く書かれている
- リポストや義務的なリプライが多い
- プロフ誘導のポストが多い
交流を通じて「この人の商品(サービス)なら買いたい」と思えるほどの関係が構築できるまでは、宣伝目的のアカウントをフォローしないのが1つの基準になります。
鍵アカウントで誰かわからない
Xでは、自分のフォロワーにしかポストが表示させなくする「鍵アカウント」に設定できますが、誰かわからない鍵アカウントをフォローするのはおすすめできません。
フォローする立場では直接的なリスクは考えにくいものの、誰かわからない鍵アカウントをフォローするのは、第三者からすると怪しさを感じさせてしまいます。
鍵アカウントからのフォローは、Xの通知欄で確認できるわけではなく、自分のフォロワー欄から確認するしかありません。鍵アカウントからリプライされても、通知が届かないだけでなく、フォローしない限り閲覧できないシステムになっています。
誰かわからないままでは、こちらからの確認方法がないため「誰だろう……」と悩む時間がもったいなくなるのです。誰なのかわかる鍵アカウント以外は、フォローしない基準を設けてみてはいかがでしょうか。
Xのフォロー・フォローバックでよくある質問
フォロー・フォローバックしないで済ませる方法はある?
Xでは、フォローしなくてもおすすめ欄に表示される時、されない時があるため、フォローせず今後のポストを追いたい方は「リスト」作成がおすすめです。
自分の講座を展開している方で例えると、講座を受講してくれた方のみフォローしたいと考えるケースもあるでしょう。Xのリスト機能では、今後講座を受講してくれそうな「見込み客」をリストにしたり、フォローはしないが参考にしたい方をリストにしたりができます。
リスト機能の設定方法は以下の通りです。
①「もっと見る」→「リスト」をクリック
②画面右上の「新しいリスト」をクリック
③任意の「名前」と「詳細」を入力し「非公開にする」にチェックを入れ「次へ」をクリック
④リストに入れたいアカウントを検索し「追加」を押していく(追加し終わったら「完了」をクリック)
⑤リスト作成後に追加したい場合は①で表示される「自分のリスト」から該当のリストを選び「リストを編集」→「メンバーを管理」から追加可能
ちなみにタイムラインに固定したい場合は、以下画像の赤枠内をクリックするとタイムラインに固定できます
※固定するとピン留めマークが青く塗りつぶされます(塗りつぶしなしは固定されていない状態)
フォロー・フォローバック後に交流を控えたい時の対処法は?
Xでフォローした後、何らかの理由によりおすすめ欄に表示させたくなかったり、交流を控えたりしたい方は「ミュート」に設定するのがおすすめです。
Xのミュートは、おすすめ欄はフォロー中に表示されないだけでなく、リプライが送られても通知が来なくなります。
ミュートにしたい方がいる場合「横向きの3点リーダー(…)」を押し「ミュート」をクリックすれば設定完了します。
※ポストからも実施可能なので、お好きなやり方で実施してみてください
フォロー・フォローバックした相手がリポストが多くて困っている時どうすれば良い?
Xでフォローしたアカウントのリポストがおすすめ欄やフォロー中のタイムラインに表示されるのが嫌な場合「リポストをオフにする」で対処できます。
ミュートで設定する流れと同様「横向きの3点リーダー(…)」を押し「リポストをオフにする」をクリックすれば設定完了です。
まとめ
本記事では、Xでフォロー・フォローバックする基準を決めきれていない方に向け、私が実施している基準をお伝えしました。本記事の内容をまとめると以下の通りです。
Xでは、本記事でお伝えしたように運用の基準を設定しておくと、方向性に迷いにくくなります。X集客に力を入れたい方は特に、作業効率化できる要素の1つにもなるのです。
ここで基準を定めた視点は、X運用だけでなくブログ運用でも役立ちます。記事を投稿する頻度やトレンドを記事にするかを決める基準などの視点に変換できます。
ぜひX運用を通じて培ったスキルをブログ運用でも役立ててみてください。当メディアで提供している以下のテーマは、SNSマーケティングと相性が良いので、まずはデモサイトからご覧ください。
第1回 :X集客が効果的な理由
第2回 :Xのアカウント設計
第3回 :Xの理想的なフォロワー比率(当記事)
第4回 :フォロー・フォローバックの基準(当記事)
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