「WordPress開発を外注したい」
「フリーランスエンジニアを探したい」

ただ、実際に探し始めると、「どこで探せばいいのか分からない」「技術力があるかわからない」といった壁にぶつかることもあるでしょう。

ひとえにフリーランスエンジニアといっても専門分野の幅が広く、どのエンジニアを選ぶかで成果の質が大きく変わります。

当記事では、弊社が実際に行った外注先の探し方をもとに、その手順や判断のポイントを紹介します。
同じような悩みを持っている方の参考になれば幸いです。

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フリーランスエンジニアを探せる媒体

まずは、フリーランスエンジニアを探せる媒体をいくつかご紹介します。気になるものをクリックして詳細を確認できます。

エンジニアの公式サイト 実績やサービス内容、受注状況などを確認しやすい。
GitHub 公開コードや開発実績から技術力を判断しやすい。
ZennやQiita 技術力や設計思想、情報発信の姿勢を確認できる。
X 最新の活動状況や受注情報、人柄などを把握しやすい。
クラウドソーシング 複数のエンジニアを探しやすく、レビューや評価も参考になる。
知人の紹介 信頼性が高く、実際の評価を聞いたうえで相談しやすい。

エンジニアの公式サイト

エンジニア自前のサイトやポートフォリオを見つけたら、まず確認したい媒体です。

開発実績や対応できる業務がまとまっていて、GitHubやZenn・Xなど各種サービスへの導線が掲載されているケースも多いからです。

プロフィール、技術ブログなどがあれば、得意分野や開発に対する考え方も把握しやすくなります。問い合わせフォームが設置されていれば、そのまま相談できるのもメリットですね。

確認できる情報 実績、対応業務、プロフィール、ブログなど
メリット 情報がまとまっており総合判断しやすい
デメリット 情報発信に依存し、検索で見つけにくい場合がある
活用方法 GitHubやXと併用して総合的に判断する
効率的な探し方

Google検索で「WordPress 開発 エンジニア」「WordPress 制作 フリーランス」などと検索しても、制作会社や求人サイトが上位に出やすいため、個人の公式サイトは見つけにくい傾向があります。

次のような技術的なキーワードを含めて検索すると、解説記事などから個人エンジニアのサイトを辿れるケースがあります。

WordPress Stripe 決済 実装
WordPress REST API カスタマイズ
WordPress フック add_action add_filter

更新頻度や最終更新日も確認し、現在も継続して活動しているかを判断材料にしてみてください。

GitHub

GitHubとは、エンジニアがソースコードや開発履歴を公開・管理するためのサービスです。

WordPress関連のリポジトリやPHP・JavaScriptの実装内容がアップされていれば、エンジニアの開発レベルの参考になります。また、コミット頻度やコントリビューション履歴を見れば、開発頻度や継続性もチェック可能です。

ただ、エンジニア向けのサービスのため、初めて見る場合はやや分かりにくいです。

確認できる情報 コード、リポジトリ、コミット履歴、使用技術
メリット 実際の実装レベルや継続的な開発状況を把握できる。
デメリット 非エンジニアにはやや見づらい構造。受託開発をしていない方も多い。
活用方法 公式サイトやZennと併用し、技術力の裏付けとして確認する。
効率的な探し方

GitHubでは「WordPress」「PHP」「JavaScript」などのキーワードで検索すると、個人エンジニアのリポジトリやポートフォリオを見つけられます。

リポジトリの内容だけでなく、READMEやプロフィール欄も確認してみてください。公式サイトやZennなどへリンクされている場合は、実務での活動状況を把握する手がかりになります。

ZennやQiita

Zenn

ZennQiitaは、エンジニアが技術記事や知見を発信するためのプラットフォームです。

エンジニアの考え方や設計思想を確認できる場所といえます。

WordPressのカスタマイズ方法や開発ノウハウに関する記事などから、エンジニアがどういう視点で設計・開発を行っているかがわかるので、技術の深さや得意領域の判断材料になるわけです。

確認できる情報 技術記事、設計思想、得意分野、発信スタンス
メリット コードだけでは分からない思考プロセスや設計意図を把握できる
デメリット 実務経験と発信内容が一致しない場合がある。情報が断片的になりやすい。
活用方法 GitHubと併用し、技術力と設計思想の両面から判断する
効率的な探し方

「Laravel」や「設計」「アーキテクチャ」など、開発方針に関わるワードで検索すると効率的です。設計意図や技術選定の話が含まれている場合は、実務レベルを判断しやすいです。

Google検索で、特定のプラットフォームに絞って探す場合は、次のようなsite検索も便利です。

site:https://zenn.dev laravel 設計
site:https://qiita.com アーキテクチャ PHP

プロフィールからGitHubや公式サイトへのリンクを辿り、実績や他の活動も確認してみてください。

X(旧Twitter)

X(旧Twitter)は、エンジニアの最新の活動状況や発信内容を確認するのに便利です。

開発技術に関する発信、日々のアウトプットから現在の関心領域がわかります。DMが解放されていれば、直接相談できる可能性もあります。

ただ、インフルエンサー的な活動をしているアカウントも一定数存在するため、技術力の精査は必要です。

確認できる情報 最新の活動状況、人柄、受注状況
メリット 現在の稼働状況や人となりを把握しやすい。
デメリット 本職エンジニア以外もたくさんいるので、精査が必要。
活用方法 開発以外も含めたタイムリーな活動状況・関心分野の確認。
効率的な探し方

X(旧Twitter)は検索で探すというより、すでに見つけたエンジニアの実態や稼働状況を確認する目的で使うといいでしょう。直近の投稿内容から、現在も開発・受託を継続しているか、どの技術領域に関わっているかを把握できます。

クラウドソーシング

ランサーズ

ランサーズクラウドワークスなどのクラウドソーシングなら、短期間で複数のエンジニアを探しやすいので、候補を広く集める段階では有効です。

プロフィールや評価、過去の実績をもとに候補を比較できる点も便利です。

一方で、評価や実績は案件ごとの成果や短期的な対応力に基づくため、設計力や中長期的な開発スタンスまでは把握しづらいかもしれません。

評価が高い場合でも、事前のヒアリングや技術確認は慎重に行った方がベターです。

確認できる情報 プロフィール、実績、評価、提案内容、対応実績の傾向
メリット 短期間で多くの候補を比較でき、条件に合うエンジニアを探しやすい。
デメリット 設計力や中長期的な開発スタンスは把握しづらい。
活用方法 事前ヒアリングや技術確認を行い、他媒体と併用して総合的に判断する。
効率的な探し方

クラウドソーシングでは「PHP」「WordPress」などのキーワードで検索すると、対応可能なフリーランスを広く見つけられますが、フロントエンド中心の制作者も多くヒットしてしまいます。

経歴やレビュー、実績数に加えて、機能実装やシステム開発まで対応できるエンジニアかどうかを見極めることが肝心です。

知人からの紹介

知人やエンジニアから紹介してもらえるなら、そこに頼るのもありです。

過去の実績や仕事ぶりをダイレクトに確認できるのは大きなメリットですし、技術面だけでなくコミュニケーション面の判断もしやすいです。

確認できる情報 実績、評判、対応力、コミュニケーション品質
メリット 事前に実績や人柄が分かるため、ミスマッチが起きにくい。
デメリット 候補数が限られやすく、選択肢が広がりにくい。
活用方法 有力候補として検討しつつ、他媒体と併用して比較する。

WordPressの外注選定時に重視した点

ここからは、実際の選定時に重視したポイントを紹介します。依頼内容を確実に実装できるかという観点で整理しています。

制作者か開発者か

最初に確認したのは、その候補が「制作者寄りなのか」「開発者寄りなのか」という点です。

ここでいう制作者とは、デザインや静的なサイト制作を中心に対応するタイプで、開発者はPHPやJavaScriptを用いた機能実装や設計レベルの開発まで対応できるタイプを指します。

WordPressの案件では見た目の制作スキルだけでは不十分なケースも多く、カスタム機能や既存テーマの改修などが発生するため、どの領域まで対応できるかを最初に切り分けることにしました。

この段階で方向性が合わない場合は、以降の確認に進まずに候補から除外します。

現在も受注しているか

次に確認したのは、現在も継続的に受注・開発を行っているかです。

実績が豊富であっても、現在は開発業務から離れているケースもあり、技術力や対応スピードが要件と合わない可能性があります。

特にWordPress開発は、周辺技術やプラグインの仕様変更も多く、直近の開発経験の有無は重要な判断材料になります。

現在の受託状況が不明、コンタクトが取りにくい場合も、発注しやすさという観点で除外しました。

WordPress開発の実績があるか

エンジニアといっても、Webアプリ開発やフロントエンド特化など領域は幅広いです。WordPress特有の構造に慣れていない場合もあります。具体的には、独自テーマの構築・既存テーマのカスタマイズ・プラグイン開発などの経験があるかです。

なお、WordPressの実績が十分でない場合でも、Laravelなどを用いたアプリ開発やシステム開発の経験がある場合は、技術力が高い可能性もあります。

WordPress専業に限らず、バックエンド開発や設計経験の有無を含めて考慮するのもありです。

設計思想や開発方針が合いそうか

設計思想や開発方針が自社と合いそうかどうか。ここは一番難しいところであり、重要な確認ポイントでもあります。仮に技術力が高くても、開発の進め方や設計の考え方が大きく違うと、後から認識のズレが発生しやすいからです。

拡張性を重視するエンジニアもいれば、まず動くものを早く作ることを優先するエンジニアもいますし、コードの書き方や責務の分け方などにも個人差があります。

さらに重要なのが、ユーザー視点をどこまで持っているかです。

技術面の都合だけでなく、実際に使う人にとって分かりやすいか、運用しやすいかといった観点が含まれているか。

そういった部分も含めて設計・開発しているかを確認し、プロジェクトの進め方や価値観が自社とマッチするかは、重視した方がいい部分です。

依頼時のポイント

ここからは実際に依頼する際のポイントを整理してみます。依頼の背景や意図を正しく伝えて、余計なコミュニケーションコストがかからないように注意したいところです。

相談前に要件を整理する

まずは、依頼内容をわかりやすく整理します。はじめて見る方でも、何をつくりたいのかイメージできる状態が理想です。

要件が曖昧なまま相談すると、認識がズレたまま進んでしまったり、見積もりに時間がかかったりする原因になります。最低限、以下の内容を整理しておくとスムーズです。

  • 開発したい機能の概要
  • 実現したいこと・目的
  • 参考になるサイトやサービス
  • 対応してほしい範囲
  • 希望する納期
  • 予算の目安

すべてを完璧に決めておく必要はありませんが、質問されそうな内容を整理しておくとスムーズです。エンジニアが見積もりを出しやすくなり、依頼者自身も仕様を具体化しやすくなります。

打診・依頼メールの雛形

最初の連絡では、依頼を確定するのではなく「相談したい」というスタンスがおすすめです。

いきなり納期や予算を提示すると、一方的な条件提示のように受け取られる場合があります。まずは対応可能かどうかを確認し、その後に詳細を詰める流れの方がお互いに進めやすいでしょう。

弊社では、以下のような内容でご連絡しました。

  • 自己紹介・会社紹介
  • 連絡した理由
  • 依頼したい内容の概要
  • 相談したい旨
  • 返信いただきたい内容

実際に送った依頼メールの雛形を掲載します。

初めまして。
【会社名】の【氏名】と申します。

突然のご連絡失礼いたします。

現在、【開発しているサービス・サイト】の開発を進めており、ご相談できるエンジニアの方を探しております。

Webサイトで制作実績や開発内容を拝見し、ご連絡させていただきました。

今回ご相談したい内容は、【依頼内容】です。

対象サイト・サービス:
【URL】

参考サイト・参考機能:
【URL】

現時点では、以下のような実装を想定しています。

・【実装内容1】
・【実装内容2】
・【実装内容3】

まずは実現可能かどうか、ご相談させていただければと思っております。

もしご対応可能でしたら、詳細な仕様をお送りいたします。

ご都合のよいタイミングで、ご返信いただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

──────────

【会社名】

【住所】

【氏名】

Web 【WebサイトURL】
Email 【メールアドレス】

──────────

このように、まずは対応可能かどうかを確認します。受託可能との返信をいただけたら、具体的な仕様書や要件を共有し、詳細な打ち合わせへ進む流れです。

打ち合わせでは、ゴール(納品時の完成イメージ)や納期の目安をすり合わせます。テスト環境などの準備が整ったら、実装を進めてもらいましょう。

返信で相性を見極める

打診メールの返信には、そのエンジニアの仕事の進め方や考え方がある程度表れます。

単に「対応可能です」という返答だけでなく、どの程度具体的に質問してくるかを見ることで相性や理解度を判断できます。

たとえば、次のような点です。

  • 依頼内容や背景を正しく理解しているか
  • 追加で確認すべき点を自分から質問してくるか
  • 技術的な前提を整理したうえで返信しているか
  • コミュニケーションがスムーズかどうか

この段階のやり取りの質は、その後の開発フェーズにも影響します。やり取りの違和感が大きい場合は、早い段階で見送る判断も必要です。

仕様の理解速度や質問の質によって、実務でのストレスは大きく変わります。長期的に関わる前提なら、この視点は特に重要になります。

露出の多さだけでエンジニアの実力は判断できない

フリーランスエンジニアを探す際は、複数の媒体を横断して、技術力の裏付けやコミュニケーションスキルも含めて厳選しましょう。

クラウドソーシングでの評価が高いことや、SNSでの発信内容が魅力的といった理由だけでは、必ずしも腕のあるエンジニアとは限りません。

とはいえ、発注前にすべてを見極めることは難しいです。

初めて依頼する場合は、まず小さめの案件をお願いして、相性を確認するのがいいでしょう。お互いがスムーズに仕事を進めるためにも、最初の見極めは重要です。

発注側の視点を持っておくと、フリーランスとして仕事を受けるときの提案方法も変わります。

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