「X運用を始めようと思っているけれど、プロフィールに何を書けば良いかわからない」
「X運用が得意な方から書き方を学びたいけれど、有料の情報商材が多い……」と悩んでいる方もいるでしょう。
上記のような疑問を同じように抱えていた私が、本記事では余すことなくプロフィールの書き方をお伝えします。また、X運用ではフォロワーを増やしたいだけでなく、商品やサービスを販売したい方に向けても解説するために、シーン別でまとめました。
Xプロフィールの書き方を学び、目的にあったX運用をしたい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
初心者向け|Xプロフィールの書き方に入る前に必要な基本情報
Xに書くプロフィール文の書き方を解説する前に、以下の必要項目についての重要性についてお伝えします。
どれだけ魅力的なプロフィール文があっても上記の項目はすべて、X運用における土台になるため、順番に解説していきます。
人間らしいアイコンの設定
Xのプロフィールにおける書き方に入る前に、人間らしいアイコンを設定しておく必要があります。Xのアイコンとは、推奨サイズ400×400ピクセルの画像を挿入する項目で、一種の看板とも言える要素です。
SNSの中でもXは、前提としてコミュニケーション特化のSNSなため、親しみやすいアイコンに設定する必要があります。例えば、初期設定のアイコンであったり、誰なのかわからなかったりするアイコンでは、コミュニケーションを取ろうとは思われません。
親しみやすいと感じてもらうためにも、実写もしくは実写らしさのある人間らしいアイコンを設定しましょう。
覚えやすいアカウント名の設定
X運用を通じてフォロワーを増やすためには、アカウント名を覚えやすい名前に設定するのがおすすめです。特に初めてX運用をする方の中でも、ハンドルネームでXを活用したい方は「〇〇さん」と呼びやすい名前を意識しましょう。
例えば私の場合「柴﨑祐介」というハンドルネームで活動しているため、Xアカウントでは「しばすけ」と設定していました(現在は「柴﨑祐介」と記載)。
覚えやすく親しみやすい名前に設定しておくと、Xを通じて知り合った方からも愛称で呼んでもらえます。ハンドルネームを使って活動したい方は、すでにその名前で活動している方がいないかを確認するのがおすすめです。
名前が被ると「〜〜と言えば〇〇さん」と思われにくく、独自性を失う原因となってしまうのです。
印象的なヘッダーの用意
Xのヘッダーとは、推奨サイズ1,500×500ピクセルの横長画像です。Xで設定するヘッダーは、セールスページで言う「FV(ファーストビュー)」とも言える要素です。
Xのフォロワーを増やす際に重要な要素となり、多くのユーザーは何を発信するアカウントなのかを、プロフィールではなくヘッダーから見るでしょう。ヘッダーに挿入する画像は、フリー画像を入れるのではなく、デザイン性を重視するのがおすすめです。
なお、私の場合はヘッダーで発信軸となる投稿の方向性や、アカウント設計で決めたゴールをヘッダーに反映しています。
>私のヘッダーを制作してくださったクリエイターのサービスページはこちら
プロフィール文の用意
本記事のテーマであるXのプロフィールは、最大160文字で「自分は何者なのか」、客観的に伝える項目です。自分の発信を見たフォロワーではないユーザーから、フォローしてもらうための最終判断項目とも言えます。
Xのプロフィール文は、職務経歴書の略歴が良い例となり、以下の要素を書き込むのがおすすめです。
- 実績紹介を軸にした自己紹介
- フォローするメリットを示した発信の方向性
なお、Xプロフィールの書き方については、後述で詳しく解説しますが、前提として普段のポストと方向性を一致させる必要があります。ユーザーから信頼してもらえるように「自分だったら、この人をフォローするか」客観的な視点でプロフィール文を作成しましょう。
外部リンクへの誘導文
X運用を通じて集客したい方は、外部リンクであるサービスページへの誘導文を書くのがおすすめです。外部リンクへの誘導文は、160文字以内に収まるのであればプロフィール文に書きましょう。
しかし、外部リンクであるURLは文字数が多くなるため、プロフィール文を圧迫させてしまいます。対策として短縮URLにしても、一見すると怪しく見られてしまいます。
企業からのオファーが欲しい個人クリエイターの方は、プロフィール文に無理やり書き込むのではなく「位置情報」に誘導文を書くのが無難です。
「詳細はこちら」「〇〇をプレゼント↓」のように、外部リンクへの誘導を意識した一文でクリック率を高めていきましょう。
フォロワーを増やしたい方向け|Xプロフィールの書き方
ここからは、目的別でXプロフィールの書き方を解説します。まずお伝えするのがフォロワーを増やしたい方向けのXプロフィールです。
フォロワーを増やすためのXプロフィールは、以下のステップで書き方を整理するのがおすすめです。
1.自分が何者なのかを整理する
Xプロフィールの書き方として大切な要素に、自分が何者なのかを整理する作業は重要な項目と言えます。例えば面接でも「まずは簡単に自己紹介をお願いします」と言われたことがあるでしょう。
面接の冒頭で求職者に自己紹介をしてもらうのも、アイスブレイクの一環として場を和せるのが主な目的です。しかし、自己紹介をしたくても、自分のことすら整理できていないと、話す内容が定まらず、困惑してしまうでしょう。
Xプロフィールでも、自分が何者なのかを整理しておかないと、何をプロフィールに書くのか、軸となる要素が定まりません。まずは、自分の趣味や特技、実績などを洗い出しておきましょう。
2.誰に向けたアカウントなのかを決める
Xプロフィールを書くうえで、誰に向けたアカウントなのかを伝える内容を決めておく必要があります。アカウント設計におけるターゲット(ペルソナ)の設定が本項目に該当します。
Webライター用のアカウントで例えると、仕事を獲得したいのか、駆け出しWebライターに情報を発信したいのかによって、運用の目的が異なるものです。仕事を獲得したい場合、クライアントからの評価や制作物に対する実績がメインの投稿になるでしょう。
一方で駆け出しWebライターに情報を発信したい方の多くが、セミナーやサロンへの誘導をしています。発信の方向性がtoCになるため、ポストを読んだユーザーが「参考になった」と感じてもらえるかが重要です。
つまり、誰に向けたアカウントを運用していくのか決めておかないと、今後の運用方針がブレてしまうのです。
なお、以下の記事でアカウント設計の決め方を詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

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3.何を発信していくのかを決める
Xのプロフィールには、普段のポストと一貫性のある内容をプロフィール欄に記載するのがおすすめです。極端な例えになりますが、グルメ関連のアカウントが急に、マーケティング関連の発信をしていたら違和感を感じるでしょう。
また「大阪でおすすめの飲食店を紹介します」とプロフィールに書かれているのに、紹介される飲食店が東京の飲食店が多いと、どこか裏切られた気持ちになるものです。
つまり、プロフィールに書かれた内容と普段のポストに一貫性がないと、フォロワーからの信頼関係に影響するのです。
4.自分をフォローするメリットを考える
Xのプロフィールには、他のユーザーが「自分をフォローすると〇〇なメリットがある」と感じさせるための書き方を工夫する必要があります。X運用において、フォローするメリットがないと、フォロワーは増えません。
Xでは一度フォローすると、フォロー解除・ミュート・ブロックのいずれかをしないと、おすすめやフォロー中のタイムラインに表示されます。Xを開くと数えきれないほどのユーザーのポストが流れるため、情報の取捨選択が重要です。
中でもX集客に力を入れたい方は、1日に最低でも3件のポストを発信しています。自分のポストが埋もれないためにも、また「この人のポストをもう見たくない」と感じさせないためにも、メリットを感じさせるプロフィールを決めておく必要があるのです。
ポストではなく、プロフィール文でフォローするメリッを決めておくと、より一貫性のあるポストを構築しやすくなります。

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5.160文字以内になるプロフィール文を作成する
ここまで決めた要素を、Xのプロフィールに160文字以内で書き込む段階です。Xのプロフィール文は160文字までと制限されているため、文字数調整が難しいのも実情です。
Xのプロフィールを書くうえで、ここまで解説した要素をなるべく多く詰め込む必要があります。特に語れる実績が多い方は、160文字に収めることに難しさを感じるでしょう。
自分で160文字以内のプロフィール文が作成できないと感じた場合、ChatGPTのような生成AIと壁打ちして決めてみてください。設定したターゲットや運用の目的などの情報をプロンプトとして用意すれば、目的にあったプロフィール文を作成してくれます。
X集客したい方向け|Xプロフィールの書き方
ここからはX集客に力を入れたい方に向け、Xプロフィールの書き方を解説します。X集客に力を入れたい方は、ここまで解説した要素に加え、以下の要素を意識してみてください。
関心を寄せやすいジャンルを選定する
X集客に力を入れたい場合、プロフィール文を商品やサービスに寄せるのも大切ですが、ユーザーが関心を寄せるジャンルを重視するのがおすすめです。
ユーザーは、悩みを解決するジャンルに関心を寄せやすい傾向にあります。この傾向について、意識したいのがメンタリストのDaiGo氏が提唱した「HARM(ハーム)の法則」です。
HARMの法則とは、以下4つのカテゴリーを指し、それぞれの頭文字を取った要素です。
- 健康(Health)
- 夢(Ambition)
- 人間関係(Relation)
- お金(Money)
上記の要素はマーケティング領域でも、顧客の悩みに対して自社の商品やサービスでどう解決するのかを決めるフレームワークとして活用されています。HARMの法則に当てはめつつ、プロフィール文を作成すると、フォローするメリットを感じてもらいやすくなります。
販売したい商品やサービスのベネフィットを整理する
X運用を通じた集客では、販売したい商品やサービスを売りたい思いから、セールス感を強くするのではなく、ベネフィットを意識するのが大切です。よくメリットと混合されがちですが、メリットとベネフィットの違いを今一度言語化すると、以下の通りです。
- メリット:商品やサービスの特徴
- ベネフィット:商品やサービスを購入して得られる満足感
オンライン英会話で例えると、メリットは「24時間いつでもレッスンが受けられる」で、ベネフィットは「忙しい方でも、海外出張前に自信を持って英語で話せるようになる」となります。
X運用に置き換えると、フォローするメリットも大切です。しかし、商品やサービスを購入しなくても、ポストを読んだだけで感じられるベネフィットをプロフィールに書くと、信頼性が向上するのです。
外部リンクへ誘導する行動喚起の一文を考える
X集客では、ポストにサービスページのURLを記載するより、プロフィール欄に記載するのがおすすめです。XではURL付きのポストだと、おすすめのタイムラインに載りにくいと言われています。
一方で、参考になるポストを定期的に発信すると、フォローしようと思ったユーザーは必然的にプロフィールを閲覧します。
フォローするメリットやベネフィットを感じたユーザーに向け、外部リンクへの誘導を促す一文があると、サービスページへ遷移してもらえる可能性を高めるのです。
ただ外部リンクを設置しておくだけでなく「詳細はこちら」「〇〇をプレゼント↓」など、クリックしたくなる一文をプロフィールに書き込みましょう。
まとめ
本記事では、シーン別でXプロフィールの書き方を解説しました。本記事の内容をまとめると以下の通りです。
Xのプロフィールは、フォローしていないユーザーにフォローしてもらえるかどうかを決める重要な項目です。たしかに「自己紹介=プロフィール」ではありますが、Xプロフィールは、フォロワーを増やしたり集客したりする要素にもなります。
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