2023年1月、Xでは「Twitter Blue」と呼ばれていた有料のサブスクリプション(以下「サブスク」と記載)サービスが開始されました。現在は「Xプレミアム」という名称に変わっており、当時から「無料で使えていたXにお金を払うなんて……」と言われています。
そこで本記事では「Twitter Blue」と呼ばれていた当初、Xにサブスクしていた私の考えも踏まえて「Xプレミアムに加入する意味はあるのか」深掘りします。
どの立場でX運用する方が「Xプレミアム」に加入するのがおすすめか、集客面に特化して見た時に加入するメリットのある追加機能などを取り上げました。
目次
結論X集客に力を入れたい方は
「Xプレミアム」の課金がおすすめ!
X運用を通じて集客に力を入れたい方は、私の体感として「Xプレミアム」に加入するのがおすすめだと考えています。
サブスクとしてのサービスだけあり、Twitterと呼ばれていた頃では扱えなかったような、投稿後の編集や長文ポストが「Xプレミアム」加入後に利用できます。
確かに無料プランで利用するXでも、投稿後に一度削除して投稿し直したり「ツリー型ポスト」と呼ばれる複数ポストの同時投稿したりすれば十分でしょう。
しかし、Xは拡散力のあるSNSなため、ポストを削除すると自分が投稿してすぐに反応してくれた他のユーザーから得たエンゲージメントを失ってしまうのです。
また、詳しくは順番にお伝えしますが「プレミアム」以上のサブスク加入により、インプレッションの増加やアフィリエイト運用も可能です。
有料サブスク「Xプレミアム」の加入でメリットのある追加機能
Xの有料サブスク「プレミアム」に加入することで、X集客面において以下のような運用上メリットのある機能が追加されます。
順番に「何が追加されるのか」だけでなく、具体的に「X集客においてどう活かせる追加機能なのか」に重点を置いて解説します。
投稿後1時間であればポストの編集ができる
Xにサブスク加入すると、ポストを投稿してから1時間以内であれば、1ポストあたり5回まで編集(修正)できます。
ポストの編集機能が追加されることにより、投稿直後に反応してもらったエンゲージメントを保ったまま反映されるのが魅力です。特にポスト内で記載したいハッシュタグが書かれていなかった時や画像の順番を変えたい(差し替えたい)時に活用できます。
また「Xプレミアム」に加入せず投稿を編集するために一度削除すると、リプライが来た時の運用方針で迷いがちです。
ユーザーからすると「自分のリプライを見て消したのか?」「何か不利益を感じたのか?」と感じさせてしまい、信頼関係が悪化する可能性があります。
つまり、投稿したポストで何らかのミスがあった時のリスク回避の観点から「Xプレミアム」に加入するのがおすすめなのです。
- ベーシック
- プレミアム
- プレミアムプラス
140文字を超えるテキストのポストを投稿できる
「Xプレミアム」に加入すると、140文字を超えるポストが構築できます(最大25,000文字)。また、Xにサブスクせず画像を投稿する際、文中に画像を差し込めないため、文章の流れで画像を示したい時の不便さを解消できるのも「Xプレミアム」の魅力です。
さらに長文のテキストになるため「どの部分を強調させたいのか」示せるよう、太文字や斜め文字(斜体)の設定も可能です。
長文ポストもXのタイムライン上では全文表示されるわけではなく、折り畳まれた状態で表示されるのも、ユーザーにストレスを与えない配慮もあります。
伝えたいメッセージが140文字で抑えるのが難しかったり、誤解されたりする可能性があるポストを構築したい方は「Xプレミアム」にサブスクするのがおすすめです。
- ベーシック
- プレミアム
- プレミアムプラス
認証バッジが付与されて信頼性が増す
「Xプレミアム」に加入すると、青色の認証バッジが付与されるため、信頼性を示せるX運用が可能です。特にX集客に力を入れた運用をしたい方にとって、他のユーザーからアカウントに対する信頼を得られるかが重要です。

Xでは電話番号やメールアドレスの認証を求められることがありますが、認証作業を実施したかは第三者からは確認できません。一方で認証バッジが付与されたアカウントは、認証作業が完了して初めて付与されるバッジなため、信頼性を示せる要素になるのです。
逆に認証バッジが付与されていない場合「このアカウントが販売する商品を買って問題ないだろうか……」と不安感を与えてしまうでしょう。
いくらサービスページに会社情報が記載されていたとしても、サイトにアクセスしてもらえなければ意味がありません。つまり、信頼獲得の入口の1つが認証バッジの付与になるのです。
- プレミアム
- プレミアムプラス
無料プランより有料プラン
「Xプレミアム」加入が優れているポイント
ここからはX集客の観点から「Xプレミアム」の加入で追加されるメリットを踏まえ、無料プランと有料プランを比較します。
無料のまま運用するか、有料の「Xプレミアム」に加入して運用するか、比較検討したい方は深掘りして見てみましょう。
リプライ欄で上位表示されやすい
「Xプレミアム」に加入すると、他のユーザーにリプライを送った際にサブスクしているユーザーが上位に表示されやすくなります。このアルゴリズムは、サブスクのプランを上げれば上げるほど上位表示が優先されやすい傾向です。
特にインフルエンサーのように、いいねやリポストでも通知欄が埋まってしまう方は、リプライを通知欄からではなく自分のポストから閲覧する方もいるようです。
私自身も、数十件のリプライを送ってもらった時は通知欄からではなく、自分のポストからリプライを確認しており、上から順番に返信していました。
ユーザーが「リプライの返事をしよう」と思ったクリアな思考の中で自分のリプライを見てもらうには「Xプレミアム」の上位プラン加入が有利になるのです。
Xアナリティクスが使用できて分析しやすくなる
Xのインプレッションやエンゲージメントなどの数値を手作業ではなく、分析に役立つデータが欲しい方は「プレミアム」プラン以上の加入で利用できます。
X運用における分析は、すべて手作業で実施すると膨大な時間を消費します。一方で「Xアナリティクス」は、まとまった期間のデータが確認できるのです。
「Xアナリティクス」では、ポスト内で確認できるエンゲージメントをより具体的に分析するために、期間ごとに集計できます。
他にもメインに抽出したい指標の設定や属性(年齢や性別)データがCSVで保存できるのがメリットです。
X運用を通じてPDCAを回していくうえでは「Xアナリティクス」が必須ツールの1つと言えます。
条件を達成すればXアフィリエイトで収益化できる
「プレミアム」プラン以上にサブスクすることで、X公式が提供している「Xアフィリエイト」で収益化につなげられます。「Xアフィリエイト」は、一定の条件を満たしたアカウントに対し、エンゲージメントや一種のファンクラブ加入数に応じた収益が発生します。
しかし「Xアフィリエイト」は、広告をかけずに過去3ヶ月で500万インプレッションを超えていることも条件なため、収益化のハードルが高いのが難点です。
以下の記事では「Xアフィリエイト」を含めて、X運用を通じた収益化についてのアドバイスを網羅的にまとめているので、あわせてご覧ください。
「Xを通じた収益化を達成したいけれど何をすれば良いかわからない」 「X公式が提供している収益化は何が条件なの?」という疑問に対し、本記事では収益化の条件を回答しています。 また、私は「X公式が提供している収益化は現実的ではない」と考える理由や他の選択肢、儲からない時の対策を網羅的にお伝えしま...
Xの有料サブスク加入にかかる料金一覧
「Xプレミアム」の料金は、3種類のプランが用意されていますが、Webとアプリでは料金が異なります。具体的な料金については、以下の図をご確認ください。

上記のとおり、1番安い「ベーシック」プランでも、Webとアプリで年払い時の料金を比較すると、約1,000円の差が発生します。「Xプレミアム」にサブスクする際は、よっぽどのことがない限り、Webからの加入がおすすめです。
なお「Xプレミアム」でも、よくあるサブスクのサービス同様に年払いがお得に利用できます。X運用を通じて集客効果を高めたい方は、最初から年払いで加入しても良いでしょう。
「Xプレミアム」に加入する方法
「Xプレミアム」にサブスク加入する方法はWebとアプリも同様で、メニュータブの「プレミアム」を選択し、プランを選んで支払いを済ませれば完了です。
支払い方法はWebからの場合、クレジットカード払いのみですがアプリ経由(iOS・Android)は、端末に応じた「Apple Pay」「Google Play」からも支払い可能です。
しかし、アプリ経由はWebより加入料金が高くなる点には注意してください。
逆に「Xプレミアム」のサブスク課金をおすすめできない方
X集客において「Xプレミアム」の加入がおすすめな反面、運用方針次第では「Xプレミアム」の課金せずに運用するのがおすすめな方もいます。
上記に該当する方が、なぜ「Xプレミアム」への課金をおすすめできないのかを解説します。
長文のポストが投稿できれば十分な方
X運用を通じて費用を抑えつつも、長文ポストが投稿できれば十分な方は「ベーシック」プランの加入で満足されるでしょう。「Xプレミアム」の長文ポストは、プラン次第でテキスト量が変動するわけではありません。
確かに「Xプレミアム」のプランが高ければ高いほど、リプライで上位表示しやすかったり「Xアナリティクス」「Xアフィリエイト」の利用が可能です。しかし、プランを上げたからと言って「確実に集客効果が高まる」とは言えません。
つまり、低コストで長文ポストができれば一旦は十分と考える方は、最初からプランを上げる必要はないと言えるのです。
X集客にかける時間がない・足りない方
X集客にかける時間がなかったり足りなかったりする方は「Xプレミアム」に加入するのは、私目線ではもったいないと考えています。「Xプレミアム」は1番安い「ベーシック」プランでも、Web経由で月額344円がかかります(月払いの場合)。
しかし「ベーシック」プランのメリットは、X集客においては長文ポストの構築しかありません。長文ポストを作成する余裕がない方にはメリットを感じにくい機能なため、わざわざXにサブスクする必要はないでしょう。
一方で、X運用にかける時間を短縮できる方法として、X内で活用できるコマンドやショートカットキーだけでなく、生成AIの力を借りることもできます。
以下の記事では、X運用における時短テクニックを紹介しているので、あわせてご覧ください。
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まとめ
本記事では、X集客において有料サブスクのサービスである「Xプレミアム」に加入する意味はあるのか、私の考えをまとめました。本記事の内容をまとめると以下のとおりです。
「Xプレミアム」は、ポストを投稿してから1時間以内で5回までであれば編集(修正)ができ、最大25,000文字のポストを投稿できるメリットがあります。
また、認証バッジの付与によりアカウントの信頼性を獲得しやすくなるため、X運用を通じて集客効果を高めたい方は「プレミアム」以上の加入がおすすめです。
なお、集客効果と信頼性を高めたXアカウントを構築し、誘導先のWebデザインを見直したい方は、SNSと相性が良い以下のWordPressテーマをおすすめしています。







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