WordPressでは、カテゴリーページのURLに自動的に「category」という部分が含まれます。

https://example.com/category/sample1

「category」を削除したい場合、「No Category Base (WPML)」というプラグインが便利です。有効化するだけで、URL構造をシンプル化できます。

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No Category Baseの機能概要

投稿カテゴリーページのURLから、「category」を削除するプラグインです。URLを短くシンプルに変更できるので、サイトの構造がわかりやすくなります。

デフォルト:https://example.com/category/sample1
有効化後: https://example.com/sample1

基本的な仕様は次のとおり。

  • 投稿カテゴリーページのみ変更可能
  • カスタム投稿タイプは変更不可
  • 有効化するだけで反映されるシンプル設計
  • 有効化前のURLにアクセスしても自動でリダイレクトされる

シンプルな機能ながら、10万件以上のインストール実績があるので、一定の需要があるのでしょう。

どんなときに使うの?

「category」が無いシンプルなURLは、見た目だけでなく運用・マーケティング面でも扱いやすくなります。

たとえば次のようなケースです。

  • SNSやメールでシンプルなURLを共有したいとき
  • カテゴリーページをランディングページのように見せたいとき
  • ページ階層を浅くし、構造を整理したいとき

URLの変更そのものがSEO評価を高めるわけではありませんが、シンプルな構造は検索エンジンにもユーザーにも理解されやすく、結果的にサイト全体の利便性向上につながります。

サイト構築初期段階で、URL構造をシンプル化したいときに便利です。

プラグインのインストール

No Category Base (WPML)のインストール

「No Category Base」を検索してインストールするか、下のボタンからもダウンロード可能です。プラグインファイルを wp-content/pluginsディレクトリにアップした後、管理画面から有効化してください。

No Category Base

プラグインのインストールにつきましてはこちらで詳しく解説しています。

使い方

設定は一切不要で、プラグインを有効化するだけですぐカテゴリーページのURLが変更されます。有効化前のURLは自動的にリダイレクトされるため、基本的にリンク切れ等は発生しません。

利用上の注意

いくつか注意しておく点があるので、こちらにまとめておきます。

運営中サイトでの導入は慎重に

運営中のサイトに導入すると、既存ページの内部リンクや検索エンジンでの評価に影響が出る可能性があります。まだインデックスされていない or ページ数の少ないサイト構築初期段階での導入が推奨です。

URLが競合する可能性がある

カテゴリーページと固定ページのスラッグが同じ場合、プラグイン導入後にURLが競合してしまいます。

この場合、アクセスしてもカテゴリーページしか表示されなくなり、結果として固定ページが閲覧できなくなります。固定ページとスラッグが重複していないか確認が必要です。

プラグイン無効化・削除後に起きる問題

一度有効化した「No Category Base」を無効化・削除すると元の「category」付きURLに戻るため、リンク切れが発生する可能性があります。

筆者の検証時も、カテゴリーページや固定ページが404エラーになりました。

もしページが404になる場合も、「パーマリンク設定」で「変更を保存」するだけで解消されます。設定変更は不要です。

パーマリンクを更新する箇所

この操作を行ってもページが404のままになる場合は、ページがキャッシュされている場合がほとんどです。キャッシュをクリアして確認すれば解消されます。

まとめ

カテゴリーページのURLをシンプル化するWordPressプラグイン「No Category Base (WPML)」をご紹介しました。

設定不要で有効化するだけなので、すぐに導入できます。スラッグの競合や無効化時の404エラーに注意して、サイト構築初期段階で検討してみてください。

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