パーマリンクとは、簡単にいえばページのURLのことです。

この記事では、パーマリンクの概要やSEOへの影響、WordPress(ワードプレス)における設定方法・手順を解説します。一度設定したパーマリンクを安易に変更するとサイト運営に悪影響が出るので、記事やページを作成する前に、パーマリンクについて正しく理解しておきましょう。

解説動画もあるので、以下もぜひ参考にしてください。

パーマリンクとは?

パーマリンクとは、ページごとに固有のURLのことです。

パーマリンクのイメージ

赤枠の部分がパーマリンク。「ページのURL = パーマリンク」という理解で問題ない

パーマリンクを途中で変更することは望ましくなく、基本的には恒久的(permanent)なものです。一度設定したパーマリンクを変更すると、検索エンジンからは別のページとして認識されるので、以下のような悪影響が出てしまいます。

  • 被リンクが失われる
  • SNSのシェア数などがリセットされる
  • 検索エンジンからの評価の蓄積がなくなる

また、リダイレクトなどの処理をしていなければ、変更前のURLにユーザーがアクセスしても404エラーになり、ページを閲覧できない状態になります。ブックマークや他サイトのリンクから辿ってきたユーザーの利便性を下げてしまうので、一度設定したパーマリンクは永続させることが理想的です。

パーマリンクはSEOに影響するのか?

GoogleのJohn Mueller氏によると、パーマリンクはSEOに影響しないとされています。

https://twitter.com/JohnMu/status/1070634500022001666
https://twitter.com/JohnMu/status/1224983811139735554

キーワードの有無やURLの長さは、ランキング要因ではないということです。

Googleの​​検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドでは、ページ内容に関連する単語を含んだ簡潔な形を推奨されていますが、それはあくまでユーザーの利便性向上という観点であり、検索順位が上がるからという理由ではありません。

SEOキーワードを含んだURLのほうが上位表示されやすいという主張もあるかもしれませんが、ほとんど影響しないと考えて問題ないでしょう。仮に影響するとしてもごくごく小さいものであり、検索順位への影響も微々たるものです。「https://○○○○○○/9999」のようなパーマリンクでも、SEO的に何ら問題はありません。

パーマリンクの基本的な命名方法

どんな形のパーマリンクでもSEO的には問題ありませんが、人が見たときにわかりやすい・認識しやすい形になっていると理想的です。以下の基本的な命名方法のルールを意識することをオススメします。

ページの内容と関連するキーワードを含める

可能であれば、パーマリンクにはページ内容と関連するキーワードを含めます。
TCDでは、プラグインの紹介記事はプラグイン名をそのまま採用することが多いです。

例)polylangプラグイン紹介 → polylang.html

複数のプラグインやサイトを紹介する場合は、それらが果たす目的みたいなものを英語で記します。

例)フリー写真素材サイト紹介 → free-stock-photos.html

できるだけ短くする

キーワードを入れ込みつつ、極力短くなるよう心掛けています。

How-to-use-polylang.html
ではなく
polylang.html
とする感じですね。

文字制限があるSNSなどでシェアされるときは短いほうがいいですし、短いほうが好みというのもあります。パーマリンクが長くなってもSEO的なマイナスはありませんが、簡潔にしたほうがユーザーも理解しやすいです。

単語の組み合わせはハイフンで繋ぐ

好みもあるかもしれませんが、単語の組み合わせはハイフンで繋ぎましょう。
たとえば以下のパーマリンクは、どちらが見やすいでしょうか?

freestockvideos.html
free-stock-videos.html

連なった1語に見えるURLだと、内容を理解するのに時間が掛かるように思います。

一方で、3語からなると認識できると、どんな記事であるか認識するまでの時間が短縮されます。SNSなどでリンクがクリックされてから、ページが表示されるまでの数秒の間において、今から表示されるページがどのようなものであるか、それを一瞬でもイメージしてもらうことには意味があると思います。

人により「_」アンダースコア(アンダーバー)を単語の区切りとして使うことがありますが、単語と単語を分けるセパレーターとしての意味がある「-」ハイフンを使うほうがよいかと思います。

「_」アンダースコアは1単語として認識されてしまう特性があります。また、SEOとしては意味がないといわれていますが、Googleのガイドラインでも「-」ハイフンが推奨されているので、従ったほうが無難ともいえますね。

URL では区切り記号を使うと効果的です。区切り記号により、ユーザーや検索エンジンが URL に含まれるコンセプトを簡単に識別できるようになります。〔中略〕URL にはアンダースコア _ ではなくハイフン – を使用することをおすすめします。

出典:シンプルな URL 構造を維持する | 検索セントラル | Google Developers

基本的には小文字で記載する

大文字と小文字、どちらでも検索エンジンのランキングには影響しません。

ただ、パーマリンクは小文字で記載することが慣習になっていますし、ユーザーも小文字に慣れています。大文字で記載することのメリットもほとんどないので、特別な理由がなければパーマリンクは小文字で統一すべきです。

オススメしないパーマリンクの命名方法

以下は、あまり推奨できないパーマリンクの命名方法です。

不必要なパラメータやセッションIDを含めてしまう

パラメータやセッションIDを含めるとURLが長くなってしまいます。
たとえば検索機能付きのWebサイトでは、以下のようにパラメータが付与された動的URLが生成されます。

パラメータが付与されたパーマリンク

パラメータが付与されたパーマリンクの例

このくらいの長さであれば、短く簡潔にするというパーマリンクの原則からは大きく外れませんが、パラメータを複数追加する際は長くなりすぎないよう注意してください。

一般的なページ名を設定してしまう

「page1.html」のような一般的な単語でパーマリンクを構成すると、ページ内容をイメージしづらいです。SEO的には問題ありませんが、ユーザーの利便性を考慮すれば、ページ内容と関連性のある単語(キーワード)を使うことをオススメします。

過度にキーワード​​を使用してしまう

過度にキーワードを使用するのは避けましょう。
ページ内容を認識しづらくなりますし、パーマリンクにキーワードをたくさん使ったからといって、SEOのパフォーマンスは上がりません。

日本語URLについて

パーマリンクは英数字だけでなく、日本語も使うことができます。

日本語URLのメリットは、日本人にとってページ内容を想起しやすいことです。検索結果で注意を引き、クリック率の向上につながる可能性はあるかもしれません。SEOのランキングに悪影響はないので、日本語URLを採用するのは悪くありません。

ただ懸念点として、日本語URLをコピーして貼り付けると自動的にエンコード(変換)されてしまう問題があります。

たとえば、ブラウザ上では「ワードプレス」と表示されるものも、エンコードされてしまうと「%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9」となります。意味不明な長いURLになってしまうわけです。

SEO的には何ら問題はない日本語URLですが、SNSでシェアされたり多国籍の方が閲覧したりする可能性を考えると、英数字のパーマリンクを設定したほうが無難かもしれません。

WordPressにおけるパーマリンクの設定方法

パーマリンクは、WordPressのデフォルトの設定では下記のような表示になります(投稿ID = 記事番号が100の場合の例)。

http://example.com/?p=100

サイトURLと投稿IDが表示されていることが分かりますね。

しかし、記事の投稿IDだけでは記事の内容が想像できません。より分かりやすいURLに変えたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような方に向けて、WordPressのパーマリンクの設定方法をご紹介します。

パーマリンクの設定手順

WordPressにおけるパーマリンクの設定は、ダッシュボード内の【設定>パーマリンク設定】でおこないます。

WordPressのパーマリンク設定

WordPressログイン後のダッシュボード画面で、「設定」→「パーマリンク設定」の順にクリック

以下が、パーマリンク設定の画面です。

WordPressのパーマリンク設定

デフォルト設定のほか、「日付と投稿名」「月と投稿名」「数字ベース」「投稿名」「カスタム構造」が選択できます。「カスタム構造」では、下記のタグをご自身で組み合わせて設定できます。

%year% :投稿年
%monthnum% :投稿月
%day% :投稿日
%hour% :投稿時刻「時」
%minute% :投稿時刻「分」
%second% :投稿時刻「秒」
%postname% :投稿タイトル (投稿スラッグ)
%post_id% :投稿固有の ID 番号
%category% :カテゴリー名 (カテゴリースラッグ)
%tag% :タグ名 (タグスラッ
グ)
%author% :著者名

オススメは「投稿名」のみのパーマリンク

パーマリンク設定のオススメは、「投稿名」のみにすることです。
カスタム構造でカテゴリー名(%category%)を入れるケースも多いかもしれませんが、そうすると、カテゴリーを変更したときにパーマリンクも変わってしまいます。パーマリンクが変わるとSNSのシェア数や被リンク数、検索エンジンからの評価もすべて失います。

サイト設計を入念におこなっていて「カテゴリーは絶対変更しないから大丈夫」と言える状態であれば問題ないかもしれませんが、カテゴリー変更の可能性が少しでもあるなら、パーマリンクにはカテゴリー名を含めず、投稿名だけにすることをオススメします。

投稿名だけであれば、仮にカテゴリーが変わってもパーマリンクは変わりません。2つ以上のカテゴリーを設定しても問題なくなります。

記事の投稿スラッグの設定方法

パーマリンクを「投稿名」、あるいはカスタム構造の「%postname%」に設定した場合、記事ごとに投稿スラッグを設定できます。

「スラッグ」とは、パーマリンクの一部になる部分です。

パーマリンクの設定

こちらは記事投稿ページの投稿スラッグの編集画面です。「permalink」というところが投稿スラッグです。これがパーマリンクの一部になるわけです。記事内容を表した簡潔な英数字を設定しましょう。

カテゴリースラッグ(タグスラッグ)の設定方法

次に、パーマリンクの中に「%category%」「%tag%」が入っている場合のスラッグの設定方法を解説します。カテゴリーやタグもそれぞれスラッグを設定できるので、以下の手順で進めていきましょう。

カテゴリースラッグは、ダッシュボード【投稿】→【カテゴリー】から設定します。

カテゴリーのパーマリンク設定

WordPressのダッシュボードで「投稿」→「カテゴリー」の順にクリック

カテゴリーのスラッグ設定

「クイック編集」で任意のスラッグを入力。カテゴリー名を的確に表した英数字がオススメ。

タグの場合も、上記のカテゴリーの設定方法と同様の手順でおこなえます。

パーマリンクの変更後、リンク切れが発生する場合

WordPressは各種設定(パーマリンク設定やスラッグなど)をキャッシュとして保存し、それを利用する仕様となっていますが、稀にこれらを変更した際にキャッシュが更新されず、結果としてリンク切れなどの現象が発生することがあります。

パーマリンクの変更後にリンク切れが発生する場合は、一度「設定>パーマリンク設定」にて「変更を保存」をクリックして表示をご確認ください。この際、設定を変更する必要はありません。

まとめ

ここまで、パーマリンクの概要やSEOへの影響、WordPressにおける設定方法・手順を解説してきました。パーマリンク(URL)は恒久的なものであり、基本的には一度設定したものを永続させることが望ましいです。以下のポイントを押さえて設定しましょう。

  • ページの内容と関連するキーワードを含める
  • できるだけ短くする
  • 単語の組み合わせはハイフンで繋ぐ
  • 基本的には小文字で記載する

もし不明点があれば、以下のWordPress公式ドキュメントも参考にしてください。

パーマリンクの使い方 | WordPress.org